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同一視しない事の大切さ

〜同一視しない事の大切さ〜

今日は「全体性」の続きです。

例えば怪我をした、体の特定の部位に痛みが生じているとします。

その時にもし苦しみが生じているのだとすれば、

『私=怪我や痛み』と捉えている事が

苦しみを生んでいる原因かも知れません。

自分と、怪我や痛みを同一視している訳です。

ここで「全体性」をイメージしてみます。
全体性とは「受け入れること」。

自分という存在は一つの全体として存在していて、
全体の一つを担っている

「変わらない存在」であり、

怪我や痛みはやがて消えていく

「変わる存在」。

怪我や痛みを自分だと思い
苦しいもの、辛いものとして否定するのではなく

それを受け入れるのです。

自分は自分、怪我は怪我と
受け入れる事で、

自分という存在は変わらずに
常に穏やかさを保つ存在であり、

怪我や痛みは変化していくものだという
気付きを与える事が出来ます。

これは怪我や痛みの他にも
目の前の悩みにも応用出来ます。

ヨーガ・スートラ第1章4節では
「心に浮かぶ考えの動きをケア(止める)する事が出来ないと、
考えを観る存在である自分自身と、
変化して動き回る思考との区別を見極める事が出来ずに、
自分と思考を混同してしまい、
苦しみを生み出す」
と説いています。

思考がどんなに変化しても

それを見つめる自分自身は変わらない存在なのです。

この感覚は目を閉じて内側の感覚を見つめている時に、
意識しやすいかと思います。

一日を穏やかに過ごす為にも、

この「自分」と「変わるもの」を
同一視せずに
識別する意識を持つ事が大切ですね。


今日は以上です。
最後までお読み頂きありがとうございます😊🙏

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