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養育費で揉めない環境を作る

こんにちは、JADO株式会社でCEOをしている本田 亮(ほんだ りょう)と申します。
自分は15歳上の兄がおり離婚後元パートナーと揉めた結果、実の娘と疎遠になってしまい私自身も姪っ子と会うことが難しくなってしまい、なぜ揉めてしまうのか疑問に思いました。そこから養育費を支払う側、受け取る側の方々にヒアリングを行い、複雑な課題が入り混じっていて解決が難しいのだなっと感じました。お子さんがいれば養育費は必ず考慮しなければならないなものになりますが、それが離婚した夫婦同士だと何もかもスムーズにいかなくなってしまいお子さんにまで金銭的ストレスや、精神的ストレスを与えてしまう状況になってしまいがちなのが現状です。そんな環境をお互いに感じてしまう理不尽を解消し、養育費で揉めることがなくなるプロダクトを開発しようと考えています。


養育費を受け取る方の課題はこんな感じです!

養育費が受け取れていない方は数多く存在し、社会課題としても取り上げられています。そういった方々に関してはもちろん、受け取ることができている方に関してもいくつかの課題があります。ここでは代表的な5つを紹介します。

  1. 養育費の取り決めをしなければならない

  2. 支払期日が遅れる、勝手に減額される。

  3. 相手に養育費の利用明細を見せろと言われる

  4. 調停が長期戦になる

  5. 差し押さえするのは大変


1. 養育費の取り決めをしなければならない

そもそも大前提として離婚している元パートナーと関わりを持つことが嫌という方は大変多く存在します。それでも、お子さんのために養育費をどうするかというのを決めなければなりません。相手と関わりたくなさすぎて取り決めすらも苦痛に感じてしまいます。養育費の決め方については多種多様で算定表から決める方もいますが、食費や学費などの全ての出費を折半する方だったり、自転車や塾など必要に応じて請求する方だったりと出費する内容も受け取る方法もバラバラです。
また、相手に支払ってもらえるかわからない、支払い続けてもらえるかわからないと思い、養育費受け取らないといった判断をしてしまいます。

2. 支払期日が遅れる、減額される。

養育費の支払い方として多いのが口座振込で、毎月決まった額を振り込まれるべきなのですが実際に元パートナー同士のやり取りなので厳密に取り締まることは難しいのが現状です。そんな中、相手の都合によって勝手に減額されたり支払い期日が遅れたりした場合信用を失っていき、自分で「払ってください。」といった催促をしたり、相手と関わりを持ちたくなければ弁護士に相談して法的措置をとり時間と労力をかけて支払ってもらったりしなければなりません。しかし、これらの対処すらも大変に感じてしまう方々は諦めてしまいます。

3. 相手に養育費の利用明細を見せろと言われる

もらって当たり前の養育費を本当に子どもに使っているのかとか、必要なもの以外に使っていないかなどという理由で明細を見せろと言われてしまいますが、養育費とは子どもが経済的・社会的に自立するまでに要する費用でありその出費項目は衣食住に必要な経費、教育費、医療費などと複雑で多く、一つ一つの明細を保管し共有するのはとても面倒です。
そもそも、子どもを一人で養育しているので体力的にも精神的にも疲れが溜まりやすい環境で養育費を払っているだけの相手にこちら側が工数をかけて誠実さを証明をしなければならないことにモチベーションが上がりません。

3. 調停が長期戦になる

養育費調停には主に①養育費請求調停、②養育費増額調停、③養育費減額調停が存在します。そして調停を行うにも書類の提出が必要です。インターネットでリサーチしたり家庭裁判所に足を運んだり、弁護士さんに相談したりして必要書類を揃え、家庭裁判所に提出しなければなりません。
そして、調停が行われることになり相手と日程調整をして調停員を挟んで話し合いを行います。調停員の方は双方の意見を相手に伝えることで中立役として解決に持っていくのが基本的な流れなので双方の意見がお互いに全く聞き入れられない場合は次の調停、次の調停と長引いてしまうと養育費を受け取ることができるのが遅くなってしまい、関わりを持ち続けることになるので精神的にも苦しくなっていきます。耐えきれなくなったらもう妥協する。もしくは審判に移行し裁判で決めてもらうという長い工程を踏んでようやく養育費をもらうスタートラインに立てるといった流れです。

4. 差し押さえするのは大変

実際に養育費をもらっていない方は多く存在します。
差し押さえをする方は、ネットで調べたり、家庭裁判所に足を運んだり、弁護士さんに相談したりして必要書類を揃え、裁判所に提出しなければなりません。そもそも差し押さえにも➀給与差し押さえ、②口座差し押さえ、③不動産差し押さえが存在し、①は相手が職場を変えていた場合、②は相手の口座にお金が入っていなかった場合、③は不動産を持っていなかった場合は差し押さえができません。時間と労力をかけるメリットよりもリスクの方が大きく感じてしまいます。
そもそも差し押さえ自体あまり気のすすむものではありません、相手の財産を無理やり奪うようなものです。たとえ必要なお金であっても精神的に苦痛を感じてしまいます。もらって当たり前の必要なお金を差し押さえるのに罪悪感と向き合わなければならないのが今の現状です。


養育費を支払う方の課題はこんな感じです!

養育費を支払わない方は数多く存在しますが養育費に関する不条理も存在します。支払っていない方も支払っている方にもさまざまな課題があります。

  1. 養育費の取り決めが進まない

  2. 養育費をどう使われているのかわからない

  3. 自分、もしくは相手が再婚した

  4. 調停が長期戦になる

1. 養育費の取り決め

まず、大前提として子どもの親権が欲しいのは当たり前で自分なら養育費をもらわなくても養育できると思っている方も少なくありません。そんな中、親権はもらえなくても子どもの生活や将来のためにお金を払うことを決意したものの、それを相手に支払わなければならないことに対してモチベーションが上がりません。人によっては誘拐に感じる方もいます。
養育費の金額に関しては算定表に従って決める方もいますが、こちら側はお金を支払うだけなのでそのお金の主導権は相手に全て委ねられます。こちらが支払うお金を無駄遣いや子どもではなく相手の娯楽に使われてしまうのではないかとどうしても不安に感じてしまいます。
また、一括で払って欲しいと言われてもまとまった金額がない、あったとしても子どもの主導権を握られているので受け取り次第もう子どもに合わせないこともできてしまう環境なのですごく抵抗があります。
子どもの主導権を握られているからこそ養育費に関しては慎重に判断しないとお金を全て吸いとられてしまうように感じてしまいます。

2. 養育費をどう使われているかわからない

自分の子に対する責任は感じつつも今の自分の生活も考慮すると金銭面でのやりくりが難しくなってしまいます。子どもと常に一緒にいられるわけではないのにその板挟み状態が何ヶ月も何年も続くとどうしても支払うことに抵抗感を覚えてしまいます。
そんな中、毎月払う養育費に関して相手はこちらの支払う養育費を子どもにとって必要なものに使っているのかわからないのが現状です。相手が自分の娯楽に利用してるのは論外、子どもではない相手の食費すらも出したくないと感じます。たとえ子どもに自分の支払う養育費を100%使っていたとしても学校などの授業料とか塾や習い事などの教育費に関しては必要だと感じるが、ブランド物の服やスマホの機種、外食などこちらの必要と思わない項目の出費に関してこちらの支払うお金を相手の思うがままに使われてしまい、残高も残りません。どうしても損をしているように感じてしまいます。

3. 自分、もしくは相手が再婚した

法律上こちら側もしくは相手側が再婚しても養育費を払わなくてもよくなることはありません。しかし、自分の子に対する責任は感じつつも今の自分の生活も考慮すると金銭面でのやりくりが難しくなってしまいます。そんな中、自分が再婚し相手も再婚したとなれば支払う側の負担額はどうしても増え続ける一方です。もちろん子どもに対する責任があるので支払うのをやめてしまうのは良くないのはわかっているのですが今の家庭のこと経済的に無理せざるを得ない状況になってしまいます。その上、子どもと常に一緒にいられるわけではないのにその板挟み状態が何ヶ月も何年も続くとどうしても支払うことに抵抗感を覚えてしまいます。

4. 調停が長期戦になる

養育費調停には主に①養育費請求調停、②養育費増額調停、③養育費減額調停が存在します。そして調停を行うにも書類の提出が必要です。インターネットでリサーチしたり家庭裁判所に足を運んだり、弁護士さんに相談したりして必要書類を揃え、家庭裁判所に提出しなければなりません。
そして、調停が行われることになり相手と日程調整をして調停員を挟んで話し合いを行います。調停員の方は双方の意見を相手に伝えることで中立役として解決に持っていくのが基本的な流れなので双方の意見がお互いに全く聞き入れられない場合は次の調停、次の調停と長引いてしまうと関わりを持ち続けることになるので精神的にも苦しくなっていきます。耐えきれなくなったらもう妥協する。もしくは審判に移行し裁判で決めてもらうという長い工程を踏まないといけないのがとても苦痛に感じてしまいます。


ヒアリングのご協力お願いしますー!

プロダクトはまだまだ構想段階であり、ここで取り上げた課題の内容を全て一気に解決するプロダクトを構築するのは難しいのが現状です。
ですので、支払う方、受け取る方それぞれが感じる強い課題から順に解決していくプロダクトにしていこうと考えています。
もし、養育費に関して強い課題感を感じている方、このままでは離婚家庭のお子さんの健やかな成長を妨げてしまうかもしれないと感じる方がいらっしゃれば、是非お話を聞かせてくださると大変嬉しいです。
これからの日本で養育費で悩む方がいなくなる世界を実現するためにもご協力よろしくお願いいたします。また、構想段階のプロダクトの概要HPも添付しておきますのでみてくれると大変嬉しいです。


ヒアリングさせていただける方は以下のアンケートにご回答ください。


プロダクト概要

よろしくお願いいたします!

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