生活保護受給者が法テラスに行ってきた

珍しく出先から更新している。スマホだと長文が打ちにくい。

法テラスに行ってきた。生活保護は借金の返済が禁止なのだが、私は役所に何も言われないことから返済を続けてしまっていた。
年度が変わり、役所の担当者から「カードローンの返済がありましたよね?」言われた。法テラスに相談に行ってくださいと言われたので予約して行ってきた。

スモークガラス越しに受付を済ませて、弁護士の先生のいる個室に入る。
生活保護を受けていること、数年前に自己破産したばかりなことを伝えた。
一度免責を受けると、七年間は自己破産や債務整理ができない。
打つ手なしとのことで、払えない旨を伝えて訴訟されるのを待つしかないとのこと。
訴訟されたら訴状内容に間違いがないか確認して、あとは放置したら内容通りの判決が下るらしい。
訴訟は十年間有効で、期限が切れたら再度訴訟されることが多いらしい。もし社会復帰したら給料の差し押さえがあるかもしれないそうだ。
弁護士の先生は私の話を聞いて責めはしなかったが、「福祉、税金で暮らしているのだからそれで金融会社に利をもたらすのは良くない。税金を払っている人は私も含めてムカつくと思う」と言われた。柔らかい物腰だったが、それを聞いて確かに……と目が覚める心地だった。
やっと覚悟が決まったので、今月から借金の返済はやめようと思う。
訴訟がなんなのかはよくわかっていない。前科みたいなものだろうか?犯罪者になるのだろうか?
こんなことならこうなる前に、生活保護の始めから親に告白しておけばよかったのだろうか。すでに三十万ほど借りているからこれ以上金を借りるわけにはいかない。
そもそもカードローンに手を出さずに傷病手当金をすぐに申請しておけばよかったし、一人暮らしをしなければ良かったなとも思う。
しかし実家暮らしは限界だった! それは本当だ。父親の方から出ていけと言われたのだから居座るわけにもいかなかった。
どこから遡ってやり直せばうまく行ったのかわからない。新卒で就職したところ?結婚したところ?離婚のタイミング?
自分としてはいつも筋を通そうと躍起になって、その時のベストな選択肢を選んできたつもりなのに、どうしてこうも全てが裏目に出ているのだろう。この日記だって、世の中の大半の人は「なんて愚かな人間なんだろう!知恵が足りない!」と思うだろう。私も振り返るとそう思う。どうして私ってこうなんですかね……?
人生やり直したい。もう死にたい。猫の存在がそんな感情の足を引っ張る。
いやだ。死にたくない。猫と生きていたい。頑張りたい。

こうなってくると、社会復帰のメリットが何もない気がしてきた。社会復帰をしたら、滞納している税金を払って、借金の督促が来て、税金や保険料を払って、人生の大半の時間を使って働かなくちゃいけない。
もう私は落伍者でいいや。何者にもなれず、誰からも必要とされず、世の中になんの貢献もせずに時間を浪費して生きていく。それ以外の道は残されてないような気がする。
労働も社会生活も、全てが遠い、遠い夢だ。
どうしてこうなっちゃったんだろう。私は真面目なことだけが取り柄だったはずなのに。真面目なだけじゃ生きていけないんだなぁ。
Twitterを見ていたら「文才がなく自殺する胆力もない太宰治のような人間」というような文字を見た。私を言い表すのにこんなに適した言葉はないだろう。

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