オリジナル小説「僕の想い重い」#3
冷たい空気に、白い息をフカシやっとまさひkooの家にたどり着いた。皆自分の選んだプレゼントを隠しモツ姿は何とも滑稽で、芝生から顔を覗かせるバッタのようにもみえた。
クラッカーの爆発する音と共に誕生日会は始まる。「今日はみんなあたいのためにありがとう!これからも町内会の長として責任のある行動を取りたいと思う」今日主役。まさひkooの祖母のマキコの抱負である。この抱負を聞く時間は、上司の武勇伝を聞くぐらい耳にはきつい。けど、それを聞いてる自分がカッコよくて好きだ。「おばあちゃんもういいよ~みんな苦笑いしてんじゃん💦」と向かいの家に住んでいるシゲルにーにーは言う。
「じゃあ役者も揃ったことだし!プレゼント交換始めるか!」とまさひkooの一言で音楽と共にプレゼントを右隣にパスしてゆく。
-続く-