『広重ぶるう』原作もドラマも!
見出し画像:花王「バブ」の広告看板(2019年撮影)
阿部サダヲさんが好きです。
この20年くらい変わらない私の気持ちを白状します。
サダヲが好きーーーー
私は役者の阿部サダヲさんの大ファンです。今日は筆が進みます。
この先は「サダヲ」と呼び捨てさせていただきます。
ところでみなさんはサダヲのドラマや映画を見たことがありますか。ありますね?
ドラマで有名なのは「マルモのおきて(2011年)」。芦田愛菜ちゃんと鈴木福くんのやつです。この作品は、比嘉愛未さんが演じた脇役も素晴らしかったです。
2019年の大河ドラマ「いだてん」は、中村勘九郎さんとのダブル主演でした。
サダヲは昭和39年の東京オリンピック実現のために奔走する役。
せっかちで、常時タバコをふかしながら誰かを叱り飛ばしているキャラクター、とても似合っていました。
企業CMでは、花王の「バブ」や「クイックルワイパー」で起用。
メーカーの花王さんは、サダヲが主婦層の間でも好感度が高いことをご存じである。
映画「死刑にいたる病」では、怖いシリアルキラー役でも話題になりました。
2024年もサダヲは活躍しています。
ドラマ「不適切にもほどがある!」久しぶりの宮藤官九郎/脚本×TBSドラマ。
TBSドラマでクドカン脚本といえば
「池袋ウエストゲートパーク(原作は石田衣良)」「木更津キャッツアイ」など。
ここにもサダヲは出演しています。「池袋」では巡査役、「木更津」では地元の先輩役です。
BS NHKドラマ「広重ぶるう」
2024年3月、BSNHKでは時代物にサダヲが登場します!江戸時代の浮世絵師、歌川広重役です。やったー(歓喜)
原作の文庫(2024年1月29日)発売とドラマ記事↓
小説「広重ぶるう」梶ようこ/作、新潮社
絵師、歌川広重の生涯と彼の代表作「名所江戸百景」の誕生秘話です。
広重は、寛政9年(1797)に町火消し役である下級役人、安藤家に生まれました。
「火事と喧嘩は江戸の華」と言われた時代。町火消しの広重はチャキチャキの江戸っ子でした。
子どもの頃から絵を描くのが達者で、家業である火消し同心のかたわら、絵師の歌川豊広へ入門します。
ドラマ、楽しみだなあ。
阿部サダヲという役者は、時代物でもいいんですよね。小回りが利く動き。強い眼力。色白。滑舌の良さ。早口の江戸っ子役。きっと最高。ああ、楽しみ…
原作小説の冒頭は、広重が日課にしている朝風呂、銭湯のシーンから始まります。
ドラマでもサダヲは銭湯に入ってくれると思う。
かさねがさね楽しみ。
次回は小説「広重ぶるう」と歌川広重の作品について、詳しくお届けします。
私が好きな広重作品を先にご紹介
歌川広重「名所江戸百景」より
『亀戸梅屋舗』
画家のゴッホが絶賛して模写したという、あの作品です。
亀戸の梅、観に行きたいね。2024年2月初旬の亀戸天神は、梅が三部咲きだそうです。
『京橋竹がし』
左岸にそそり立った竹のシルエットが、まるで西洋の古城みたい。
広重のセンスはドラマティックで幻想的です。