自己紹介
正社員→専業主婦→パート→正社員→フリランスとしてキャリアを重ねてきたこれまでをご紹介します。ご興味ある方はどうぞ〜〜〜。
第1章〜ファーストキャリアの選択〜
父親は代々続く田舎の長男。
おじいちゃん、おばあちゃん、父、母、兄、妹、の家族のもとに誕生しました。両親が共働きだったからか働くということをポジティブに捉えていて私もずっと働き続けるキャリアウーマンになりたいな〜とぼんやり考えていたように思います。
大学卒業後、就職活動を始めたときぼんやりとキャリアウーマンになりたいと思っていた私。自分が何をやりたいかなど考えもせず、名前を知っている関西圏の有名な企業ばかりを受けてみました。割と自称器用なタイプなので氷河期世代ではあるものの特に苦労することなく通過(笑)せっかくの自分に向き合う機会を損失していることにも気づく訳もなくいい気になってました。
そんな時、母親から涙ながらに「実家に帰ってきて欲しい」と電話がかかってきて、ずっといい子ちゃんだった私は(こんなものか〜やむを得ない)と地元に帰る決意をして、実家から通える企業を受け始めました。
繰り返しますが、私の生まれは田舎です。その上、県庁まで車で1時間もかかる立地です。さらに親は実家から通えるところでなければならないと言う。
職業選択の自由はほぼなく、ここでも自らが自分の人生を決断するという機会を逃します。こうして実家から通えてそれなりに待遇がまともだった銀行員としてのファストキャリアのスタートです。
第2章〜結婚、出産、専業主婦へ〜
銀行員として5年間、上司や同僚に恵まれたので辞めたいと思ったことも特になく飄々と過ごしていました。やってみたいとすぐ思うタチなので一般職から総合職へ転換して割と花形部署を歩ませてもらいました。周囲にもずっと仕事は続けると言い続けており、辞めるつもりもなく結婚。が、出産が判明した途端にずっと専業主婦の母に育てられた夫には共働きがまるで想像できない未来だったらしく、子どもをほったらかしにしてまで働きたいことの意味が分からない。そんな大切な仕事が世の中にある訳ないだろう、と不安から毎日キレられる日々。絶対に言い出したことは曲げないタイプの人と結婚したのでこれも仕方ない、こんなもんか。と結局出産を機に退職することになりました。そこからの専業主婦時代が5年ほど続く訳ですが、これが私の人生最大の闇の時代です(笑)。
夫はその頃、働きながら大学の博士課程に進学したのでまあ、それはそれは家には帰ってきませんでした。朝の5時頃家を出て、深夜1時頃に帰宅です。休日である日曜だけは朝7時に家をでて夕方17時に帰ってくるサイクル。1週間のうち3日くらいは当直でそもそも家に帰ってきません。1年のうち360日くらい仕事と大学に行ってたと思います。お誕生日ケーキは一緒にお祝いができずに冷蔵庫でパサパサになることを身をもって学んだので2年目からはアイスケーキを注文することにしました。ワンオペがそうさせたのか小さな頃から思い描いていた私のキャリアライフとあまりにギャップがあったからか、とにかく私の精神状態は落ち込む一方でした。
自分は社会で誰の役にも立っていないのではないか。この子はこんな精神状態の母親に育てられてまともに育つのだろうか。とにかく不安しかなかったです。ママ友にも恵まれて、一見、楽しく過ごしているように見えたと思うけれどずっとモヤモヤしていて自分自身がわからなくなっていました。
仕事を辞めたからだと求人を検索するも、もともと銀行員なので特にスキルもなくわざわざ小さな子持ち主婦を雇うメリットがないよな〜夫の説得も無理だろうしな〜と思って応募する訳でもなく、求人を閉じては眺め〜を繰り返すだけの日々でした。あまりの凹みようを見かねた夫が、専業主婦3年目くらいに「絶対に専業主婦の方が幸せだと思っていたけれどそうじゃない人間がいることを初めて知った。強引に退職させたことは本当に反省している。次に何かやりたいことが見つかった時は全力で応援することを誓う。」と声をかけてくれました。私からモヤモヤが溢れて、傍目にも病んでるんだなと自覚しました。
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