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アンビエント音楽が鳴り響く心地よい夜

久しぶりのnote更新です!

これからは旅の話を始め、日々の生活でよかったと感じた経験や場所、ものなどを忘れないためにもアウトプットという形でnoteに残し、読んでくれた方にも何か参考や共感を持ってもらえるような場所にしていこうと思っています。

また後日、以前行ったエジプトや最近行ったタイやインドなどについての面白い話も投稿していこうと思ってます!

菊池で体験した心揺さぶられる音楽

7月13日に熊本県菊池市にある重要文化財である菊池松囃子能場にて倉原悠佑さんが企画されたアンビエント、実験音楽の奉納イベントが行われ、今回はそのイベントに参加させてもらいました。ゲストにはコントラバスエレクトリック演奏者の千葉広樹さんを迎え、今回の企画者であり農民音楽家としても活躍される倉原悠佑さんや宮崎貴雄さんのライブがありました。

予定があり、ちょうど宮崎さんの演奏が終わるころに菊池に到着しました。
今回の自分の目当ての悠佑さんのライブが始まるまで時間があったため、能場の隣にある旧松倉家住宅主屋で行われていたポップアップにお邪魔させてもらいました。

旧松倉家住宅主家
旧松倉家内見

中では古着屋さんのichieさんや新刊と古本を扱うsceneさん、野菜を販売する句読点農園さんの出店がありました。
自分は以前店舗の方にお邪魔させていただき本のセレクトが好きだったsceneさんのところで1冊の古本を購入させてもらいました。

今回購入した本
今回買った本の感想などもあげれたら名と思っています笑

句読点農園をされている中山さんとは先日soup.で会い、お話をさせていただき、とても面白いことをされている方だなと感じていたため、すぐにまたお会いできてよかったです。
中山さんは農園だけでなく、今、熊本の阿蘇の農場などで出ている食用の羊の毛を利用できないかと活動されており、今回は自分たちが着ている服の大切さや1着の服ができるまでに手間がかかっているということを知れるように羊の毛の塊を糸にする作業が体験できるワークショップも行っていました。
自分はワークショップを見学させていただきましたが、1本の糸ができるまでにとても労力がかかり、またこれを編んで服ができるという事実を改めて認識させられ、服を大切に着ようと感じました。

羊の毛の塊を糸にしている句読点農園の中山さん

このような体験をさせてもらっているうちに今回の目当てである悠佑さんのライブの時間がやってきました。
色々な人から事前に悠佑さんの演奏は心に響くものがあると聞いており、何度か悠佑さんのイベントの話はいただいていましたが、なかなか予定が合わず行けていなかったのでとても楽しみでどのようなものが聞けるのだろうと心を躍らせていました。

演奏はすぐに終わってしまいました。というよりも悠佑さんの世界に取り込まれて気づいたら演奏が終わっていたという感じでした。悠佑さんは日常の中に散見されるグルーブと農民音楽を収集、探求し、音楽を作り上げている方でその演奏は何か聞き覚えがあるようなとても体に入ってきやすい音で、その音に悠佑さんの気持ちが乗っていたのでとてもエネルギッシュな演奏でした。また、この菊池松囃子能場という場所の正面にある将軍木という懐良親王が14世紀に手植えされたと言い伝えがある木に向かって奉納するという形で菊池松囃子能は行われているということもあり、今回のイベントも将軍木に音楽を奉納するという形で行われており、演奏の途中に一度将軍木の後ろに行き、音を楽しもうとしたところ、将軍木に贈られる音の迫力にとても驚かされました。このような歴史も重んじながら菊池という場所を盛り上げようとしている悠佑さんの行動はとても素晴らしいものだと改めて感じました。

菊池松囃子能場
将軍木

最後に千葉広樹さんのコントラバスとエレクトロニックを掛け合わせた音楽を聴きました。演奏はとても心地よく、目を閉じて聞くと風景がうかんでくるものでした。とても優しく、時に体に響き渡る千葉さんの演奏は夜の暗くなった松囃子能場にとても合い、1日のいい締めくくりになりました。

今回はこのようなとても面白いイベントに参加させていただけて、色々と考えさせられるものや感じるものがありました。今回のイベントを通して得られたことなどをじぶんの生活や考え方などに取り入れていけたらと思います!

また面白いイベントなどがあれば投稿させていただきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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