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総理大臣くん

 目前に迫って来ている不都合な事を、まるでオブラートに包むかの様にぼんやりとお知らせれている。

 現 首相の岸◎さん風に言うと、「一つや二つでは無く“様々な”不都合が融合しあい、より大きな不都合にが有ります。」

 南や北の日本列島の端の方からジワジワと音をたてずに起きてる事を、私も貴方も知っている。

 こんなニュースを地方でよく聞いたり、見たりしてるでしょう。
 
 「○小学校90年の歴史に幕を引き、△小学校と統合されます。」

 「大手✕工場が閉鎖をしました。」

「廃墟の家の解体費用が増加しており、困っております。」

「地価の下落傾向が止まりません。」

「県の人口でxyw万人を下廻りました。」

「夏の甲子園に向けて▲高と□高の合同チームの練習の様子です。」

「市の100歳長寿祝い金を廃止しました。」

 あるあるな光景はと言えば……。 

 無人の空き家、廃墟と化した家。

 更地のままの空地。

 新築の家と3人家族の新しい住民の引越し。

 高齢者1人暮しや老夫婦だけの家。

 閉まったシャッターが並ぶ商店街。

 スーパーの目玉商品に並ぶお婆さん。

 年々下がりまくる入試倍率。

 18歳、19歳に奨学金と言う名の大き過ぎる債務…。

 経済成長する要因のない企業…。

 高学歴でやりたい仕事のない地元企業と県外就職を選択する子供達。

 税収減の地方自治体と進まない公共事業。

 先進7国とか、海外資金援助とか言ってる場合じゃないよね〜!

どうする?、どうしたい総理〜!?

 ……………………おしまい……………………

 
 


 

 

 


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