見出し画像

日本一のGCPベンダーを目指して【エンジニアチームコアメンバー座談会-後編】


こんにちは!GI Cloud note編集部です。
中編に続き、GI Cloudのエンジニアチームを率いるコアメンバーによる座談会後編をお届けします。後編は、Google Meetで和気あいあいと(?)行われるバトルの話、GCPエンジニアとしての将来像、将来に向けて募集中の新たな仲間に向けたメッセージまで、硬軟織り交ぜて話を聞きました。ぜひ最後までご覧ください!


技術者集団のスタートアップ企業GI Cloudができるまで【エンジニアチームコアメンバー座談会-前編】

GCPに精通したスペシャリスト目線で見て、GCPってどうですか?【エンジニアチームコアメンバー座談会-中編】



テキストエディタに開発言語…
エンジニアのコミュニケーションは思い入れの応酬


——GCP関連の情報収集について、RSSフィードを活用してSlackに配信していると伺いましたが、GI Cloudの誰でも見られるんですか?


 Aさん
はい。


——そのSlackを中心にAさんチームのバトルが行われている?


Aさん
そういう話はGoogle Meetで直接会話したほうが盛り上がりますね。Slackだと証跡が残っちゃうから技術的な観点で言うと下手なことは言えない。


一同
(笑)。


——エンジニアがどんなものでバトっているか知りたいんですが(笑)。


Aさん
エンジニアはプログラムを書くツールに強い思い入れを持つ文化があって、普段使っているツール論争とかすごく好きなんですよ。 1番有名なところではテキストエディタ論争。VimとEmacsと統合された環境で誰でも使えるものの中で「ローレベルで使えるほうが偉い」というヒエラルキーみたいなものがあって、言葉の応酬が日々起こったり。


Bさん
Aさんのチームってエディタは何を使っている人が多いですか?

Aさん
うちはバラバラですね。 Vimは僕くらいかもしれないです。


Bさん

そうなんですね(笑)。 みんなはVSCodeとかその辺りを使っていたりしますか?

Aさん
Mくんとかは多分VSCodeだと思います。そういうのはBさんチームのほうが多い気がしますね。

Bさん
うちは結構Vim派が多い変な環境。


Aさん
珍しいですよね。


Aさん
Vim3人、Emacsが1人。世の中的にも珍しい集まりだと思います。


Aさん
かなりの割合ですね、それ。


Bさん
M君だけEmacsを使っていて、でもVimバインディングにしているというちょっと反逆者的な使い方をしてるみたいですけど。


Aさん
…というたぶんエンジニアしかわからない話で盛り上がっています。

Bさん
1時間語れるというやつですね(笑)。


一同

(笑)。


Oさん

ちなみにですが、意見を言ってくることはVim派の人が多い気がしますね(笑)。


Aさん(Vim派)
それは、、そうかもしれないですね…。


Oさん
Vimを使うだけあっていい意味でこだわりが強い人たちが多くて、その分意志も強いんですよ。


——(笑)。
ちなみに開発言語はそんなに論争にはならないですか?


Aさん
エディタに関しては「きのこたけのこ戦争」みたいなネタ化された感じがありますが、開発言語は割とガチなのでなるべく触れないようにしていますね。

Oさん・Bさん
そうですね。

Aさん
本当に自分のポリシーにかかわる部分が出てくる。


——ちなみにGI Cloudの業務で使っている言語は?

Aさん

Goと、データエンジニアリングではPythonが多いので、この2つはコーポレートサイトのリクルート募集要項にも出しています

Bさん

あと、フロントエンドエンジニアはTypeScriptとか、そのくらいかな?

Aさん
JavaやPHPやRubyと比べるとどうしてもGoのシェアはまだそこまで多くないので、特殊な立ち位置ですよね。ただ、Web系の言語を何かしらやった経験があれば、勉強すれば誰でもできるようになると思います。

——いざとなったら勉強あるのみ、ということですね…!


左からOさん、Bさん、Aさん

画像1


GCPエンジニア増加に寄与するために
会社として、1人の技術者として、思い描く将来像


——エンジニアとしての将来像をどう考えていますか?


Oさん
将来、GCPを使える人をもっと増やすためには、一定の体系的な教育をできるようにならなくてはいけないと思っています。GCPが全然わからない人を少しでも減らすために、GCPエバンジェリストみたいな役割を目指したいところです。

またGI Cloud自体が「日本一のGCPインテグレーター」を標榜しているので、そこを目指す上でももっと広く訴求できる知識やスキルが欲しいですね。「あの会社に入ればすごい人がいて、GCPの教育も受けられる」というところまで高められたらいいなと思います。


Aさん
GI Cloudが目指す「日本一のGCPベンダーになる」ことに向け、人を増やすためのブランディングですね。今はエンジニアが引く手数多なので、外に向けた定期的なセミナーやBさん主導の技術ブログでの情報発信をエンジニア全員で取り組んでいくこと継続していきたいです。

また、日本は諸外国と比べてエンジニアの地位がそれほど高くなく、欧米のエンジニアよりも収入が低水準だったりするので、GI Cloudでは実績とブランディングによってそういった面の改善にも少なからず寄与したいと思っています。


Bさん
会社として目指すところはお二人の意見がその通りだと思うので、僕は個人的に「これから面白くなりそう」とか「どんどん発展していきそう」みたいな視点で語らせて頂きます。

まず間違いなくレガシーシステムのマイグレーションは今後需要がより拡大していくので、対応できるエンジニアの育成や採用は急務だと思っています。

あと、流行ると予想しているのはエッジコンピューティング周り。社内でも僕が話題に出しています。5Gの発展、Wi-Fi6登場、HTTP/3標準化と、ネットワークレイテンシがどんどん小さくなっていることもあり、クラウドに通信するネットワークのパフォーマンスに関する話題がさらに出てくるのでは?エッジコンピューティングなどを駆使してより高速なシステムとアプリケーションを提供するというのは今後発展する分野なので注目しています。

また、Aさんも触れていたML分野も民主化によって機械学習やAIをアプリケーションに組み込むことが当然という流れになっていくので、会社としてもそこをちゃんと意識して取り組んでいけたらいいと思います。


Aさん
3年〜5年で実践できるかわからないですが、最終的にはそれらを使って自社のサービスを絶対やりたいと思っています。


Bさん
そうですね〜!


Aさん
費用の問題もあり大変ですけど、エンジニアの裏側の努力で進めていきたいと思っています。「GI Cloudといったらこういうサービス」というものが…


Bさん
欲しいですよね。


Oさん
具体化するには技術領域の「こういうところが面白そう」という案だけでなく、ビジネス観点やサービスに落とし込むところ、「将来こういうところを突破していこう」といった別の観点も必要になるのかな。


Aさん

人を増やす以上、どうしても安定した受託案件が優先になりますが、それだけだとエンジニアにとって夢がない話なので、将来像を見据えてちゃんと落とし込んでいかなければいけない。夢を実現するために我々はどう行動するか?ということはマネージャー陣を中心に常に考えていきたいと思います。


——Aさんがおっしゃったエンジニアの待遇改善の実現にはパラダイムシフトが不可欠になると思います。高度な技術を提供し、それに見合った報酬を得てさらに技術を研鑽するサイクルを生むにはどうしたらいいでしょう?


Aさん
日本はそういうところで本当に遅れていて、アジャイル的な考え方やDXが4〜5年遅れているという話にも影響していると思うんですよね。状況を変えていくには、エンジニアリング自体をDXしなくてはいけない。お客さんの立場に寄り添った視点での課題解決を行い、最終的には内製化まで視野に入れ取り組むには、コンサルティング的な観点を持ってエンジニアリングに至る構造的なところを改善していく必要性を感じます。


Bさん
付加価値が鍵ですね。GI Cloudのビジョン「スピードと品質にコミットし、すべてのお客様・パートナーから信頼される業界のリーディングカンパニー」これが本当に目指すところだと思います。ちゃんと会社としてコミットすることがまず大事ですね。


Oさん
大きい会社では顧問弁護士や顧問会計士がそれなりの対価を得て法務や税務を見ていますが、エンジニアも同じようなポジションで考えてもらえるような世の中にしていかないと待遇に反映されないと思っています。システムを発注する側の意識を変えることはもちろん大事ですが、そう思ってもらえるように我々自身もスキルを常に磨いて、両方で歩み寄っていくことが必要になってくると思いますね。


——顧問という考え方はすごくわかります。


画像2


日本一のGCPベンダーを目指して
GI Cloudは共に働き高め合う仲間を募集しています


——会社として描く将来像や「こうしていけたらいいな」ということを実現するにあたり来てほしい人物像を教えてください。


Bさん
責任感があり積極的に働くことができる人ですね。GI Cloudはスタートアップ企業ですのでやらなければならないことも多いですが、今後の会社の成長や将来のビジョンを共有した上で自分がやるべきことに責任感を持ってコミットする。そんな人がいっぱい来てくれるとうれしいなあと思っています。


Oさん
何でもいいので興味を持っていることや注力できることがある人、もしくは、特定のものはなくてもいろいろなことに興味を持てる人です。弊社にお声がけ頂くものにはいろいろな案件があってGCPを触る機会もたくさんあると思うので、「自分の領域はここ」と限定せずに「面白そう」と何にでも首を突っ込めるマインドを持った人が来てくれると嬉しいです。

GCPに深く知見を持つ人がもちろん理想ではあるものの、現時点でそこまで高度でなくてもいいとも思います。入社後にGCPの教育をすることも役割のうちだと考えているので。


Aさん
技術的なスキルだけではなく、ビジネスセンスがあるといいかなと思っています。技術をやる上で、それがどのように世の中にアウトプットされてどう利益を得るか想像して仕事ができると、GI Cloudのビジョンに合致すると思います。

あとは、昭和的ですけれどやっぱり情熱がある人。やりたいことや日々取り組んでいるものが1つでもあるとすごくいいですし、「GI Cloudでこれを叶えたい!」というものがあるとベストですね。そういう人と仕事できるとお互い高め合えるので、ぜひ来てほしいと思います。


——そういえば、みなさんが先日「技術力より読解力、国語力が大事」と話していたのが意外でした。エンジニアも状況把握能力や広い視野といった普遍的なことが重視されるんだなと。


Oさん
月並みですが、仕事って自分だけで完結するものはほとんどなくて、お客さんや一緒に働くエンジニアとやりとりしながら進むものです。技術的なことは調べたりすることで後からでも身につけることができますが、国語力や人との関わり方といったコミュニケーションスキルは調べてわかるものではなくすぐに身に付くものではないので。


Bさん
特にクラウドが流行する昨今、開発に関する知識よりは、お客さんの要望を汲み取って「お客さんがこういうことをやりたいならこのサービスを使えばいい」「この要件であれば設計はこう、サービスはこう落とし込めばいい」といった技術の紐付けができることが実はポイントで、「ちゃんと要件を理解できます。お客さんの要望がわかります。どうすればいいのかわかります」といった普遍的なところが大事だと思います。


——そんな理想的な人がいたとして一言ずつお声掛けをお願いします。


Bさん
「これから本当に面白い会社ですよ」。
これからどんどん成長していくビジョンがあって、「クラウドを活用して日本一を目指す」という意志を持っている会社です。これからの成長に期待してもらってもいいと思いますし、スタートアップなので「こういうことをこの会社でやりたい」と意見があれば汲み取ってもらえる環境です。ぜひそういったところに魅力を感じて、一緒に仕事ができたら嬉しいです。


Oさん
「一緒に日本一目指そうぜ」というのが端的なメッセージかな(笑)。 いろいろな規模・領域で日本一がありますが、GCPを使ったベンダーとして日本一を目指すことと、GCP自体のシェアの拡大にも貢献できたら面白いですよね。

また、例えば「(募集要項に)GoとPythonしか書いてないけれど、それ以外のほうがやりたい」とか「Rust(比較的新しめの言語)を業務で使ってみたい」といった明確な気持ちがあれば、「この会社でそれを浸透させよう」という気概を持って入ってくれたら嬉しいですね。新しい風を吹かせて下さいとでもいうような、。自分がやりたいようにできる環境がありますよ、というところも伝えたいですね。


Aさん
成長意欲がある人にとってはこれ以上の環境はないと思っているので、ぜひ。一緒に日本一を目指しましょう!



「我こそは」という方、下のリンクよりご応募お待ちしております!


#スタートアップ #エンジニア #採用 #Google