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【結果発表】第8週目(9/25):『1ヶ月の音楽における収支状況はどのくらいでしょうか?』

こんにちはKAZUNOです。2022年8月から毎週日曜日にTwitter上で音楽アマチュアアーティストの成長を支援するための市場調査アンケートを配信させて頂いております。

今回も、第8週目(9/25~10/1迄)のアンケート調査結果が集まりましたので結果をご報告いたします。

今回の回答者数は9名の方々にご協力頂いております。
8月~10月迄(計13回)の実施ということで、遂に最終月の10月に突入してしまいました。あと残り5回。ここまでコンスタンスにご協力下さってきた方々のおかげでコメントが書けていることを考えると本当に感謝の言葉しか出てきません。本当にいつもありがとうございます。
それではさっそく考察の方に入っていきたいと思います。

今回のKAZUNOコメント

今回はみなさんも気になる他の人がどれだけ音楽活動にお金をかけているのか?収益化できている人はどれだけいるのだろうか?のお話になります。

結果を見て見ると個人的にビックリしていることは、9人いたらそのうち2人は月平均で収益化できているということでした。
これって本当にスゴイことだと思いますし、こうした方々がこのアンケートに答えて頂けるほど身近にいるということで希望をもっていいんだと思いました。お教え頂いた方々に本当に出会えてよかったです。お答え頂きありがとうございました。

僕のケースでいうと、やっぱり暫くはずっと『1万円以上マイナス』となっていますので4番目に該当しています。
僕の場合の収支内訳としてはざっくり以下のような感じとなっています。
参考になるかわかりませんが正直にご紹介させて頂きたいと思います。

◆収益できている部分
・CD物販の販売
・音楽サイトの配信
・(最近やっと)企画ライブの集客におけるバック

◆支出となっている部分
・スタジオ練習、その交通費
・ライブ出演(オープンマイク、ブッキングライブなど)
・音楽グループ運営活動費(3ヶ月に1回の定期演奏会など)
・ホームページ運用費(年1回)
・音楽サイトの配信費(リリース数×年1回)
・広告費(ポストカード、CD、アーティスト写真制作費など)
・楽曲制作費(楽器メンテ/購入、アレンジ依頼費など)
・学習費(教材、講習の参加など)
・その他(ライブ会場への移動費、駐車場代など)

音楽グループの定期演奏会は3ヶ月に1回、それに向けた練習などでスタジオに入るのは月に1~2回程度、ライブ出演などは今年4月までは自由が丘で毎月1回のノルマ付きのライブを2年間続けてきました。
1回の出演ノルマは2,500円×6枚でしたので、やはり毎月お客様を呼べる訳もなく授業料だと思ってマイナスとなりながらも通い続けてきました。
正直、経済的には厳しいと感じたこともありましたが、その経験で成長したことは確かな手ごたえとしては感じており、結果として『真夏の扉』という楽曲をレコ発できたのでとても感謝しています。

自由が丘を卒業してからは他のライブハウスとの出会いや経験を増やしたいと思い、少しオフラインでの出演はペースを落としつつ都内や近郊の新しい場所を探しては出演させて頂いたり、新たにオンラインでのライブバトルなどのイベント出演に挑戦させて頂いている活動へと変化してきています。

また、僕の場合は音楽グループを所有しているということもあり、その運用や活動費費というのが音楽活動費の中に入っています。これは僕なりの自己投資でもあり、そのおかげでいつも音楽好きの仲間に囲まれながらモチベーションを維持しながら楽しく音楽活動ができているのかもしれません。

個人で収益化できている部分といったら本当に微々たるもので、それより音楽とは全然関係のない『ある企業様の記事を書くお仕事』のご相談を頂けたことで、そこで得た収益を『自主制作CDのプレス代』にあてることができ、なんとか初めての自主制作CDができて喜んでおりました。
そのCDはライブ出演時の物販として並べることができたり、自己の宣伝活動の一環として活用させて頂けるようにはなりましたが、それに費やした費用で考えるとまだまだ持ち出しの粋を超えていないのが現状となっています。

そういったことから他の優秀アーティストの方々と比較したら、まだまだ自分が小さく思えるばかりで、これからも音楽活動に対して自分に投資したいものは山ほどありますが、やはり使える時間や自由に使える費用には限りがありますので、その中で周囲で支えてくれている方々に対しても無理の生じない範囲で成長しながら活動を継続していける進め方というのをこれからもしていかなくてはいけないと思うのはみなさんも同じ気持ちなのではないでしょうか。

僕はそれだけアマチュアアーティストの方々が収益化することって難しいことだと思っています。

でもこうして色々な角度で活動を続けていると、少しずつ見えてくるものがあるように僕は思います。それが無駄に終わるものなのか?知恵となって自分の生きる上での力に変わるものなのか誰にもわかりませんし、導くことはできても答えがないので、誰もがどうしても暗中模索の中で自分を信じながら自分の責任の中で進めていくしかないものなのかもしれません。

『アーティストは個人事業主』という考え方の中には、それだけ実戦で学べることが沢山ある活動なんだと僕は思っています。
収支をプラスにできている人の中には、もちろん実力や魅力や努力が人一倍だったから今の状況を生んでいるのかもしれません。人より工夫をするのが上手だったり、見せ方や進め方のセンスをお持ちだからプラスにできているのかもしれません。そういったことを考えると、そうした成功している方々をよく見るということはとても勉強になることだと僕は思いますし、そこから学ばずしてどこで学ぶ?と僕は考えてしまうので嫉妬している場合ではありません。

あとやはり僕もはじめは環境を作り、経験を経て、人の目に留まるように、ノウハウやコンテンツを増やし、実績を積み上げ、徐々に対応可能範囲を広げ、柔軟性に対応できるようになっていくものではないかと思っています。
逆にいうとそれができるようになっていった先に、コツコツ増やしてきた知恵と合わせることで、収支を徐々にプラスに転じていけるようになるのではないでしょうか。

でもみんな収益化されなくても音楽が好きだからきっとやってますよね。
その好きなことに使っている時間や環境の中で収益を得られたら幸せだと思うから、それがみなさんの中で『夢』になっているんですよね。

最後にご存知ない方のためにエガちゃんの有名なスピーチをご紹介します。

◆参考)『代々木アニメーション学院 2022年度入学式』伝説のスピーチ

いうことで、これからも無理なく楽しく同じ夢を追いかけながら共に素敵なアーティストに成長していけましたら幸いです。

この度も『音楽アーティストの成長を支援するアンケート調査』にご協力頂きありがとうございました。

第9週目のアンケートも展開させて頂いておりますので、引き続きご協力のほどよろしくお願いいたします。

~ KAZUNO ~





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