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【教育書】心を育てる #15

みなさんこんにちは、GIANT KILLINGです。

今回はこちらの本を紹介させていただきます。

心を育てる

鈴木惠子先生と宇野弘恵先生の本です。

恥ずかしながら鈴木惠子先生のことは、
本書がきっかけで初めて知りました。


有田和正先生が、
日本一の授業者と評されたと書かれていますので
どんな先生なのだろうと気になったので
本書を手に取りました。

本書を読んでみて、
心が浄化されるような不思議な気持ちになりました
また、子どもたちのために、
前向きに誠実に取り組んでいこうと思える本です。


本の概要

鈴木学級の原理原則は、自他尊敬自他尊重です。

自分という唯一無二の尊い存在を大切にします。
それと同時に、
自分と同じくらい尊い他者の存在も大切にします。

学校生活のあらゆる活動において、
鈴木惠子先生のブレない哲学を感じました。

自分らしさを追求し、一人一人が主体的に動くこと
他者尊重の精神で仲間を思うこと

シンプルな原理原則ですがとても大切なことです。


子どもと接する時には…

子どもが変わる時は、その子の心が動いた時です。

先生が変えるのではなく、
子ども自身が変わりたいと思うことで成長します。

基本的には、
「こうしなさい。」ではなく、
「どうする?」「どうしたい?」がベースです。

問題が起きた時には、
その場をただ収めることを目的とするのではなく、
問題の根底、本質に目を向けることが大切です。

どんな言葉なら子どもの心に響くのか、
子どもが変わろうとするのか、
これらをじっくりと考える事こそ教師の仕事です。


心を育てるということ

学級経営がちゃんとできているというのは、
授業を受ける態度や聞き方などの
見て分かる現象レベルの話ではありません。

形式美に捉われることなく、
子どもの内面・心を育てることが大切です。

「なぜ、相手の話をちゃんと聞くのか?」
「挨拶をすることにはどんな意味があるのか?」

このようなことを子どもたち自身が理解し、
行動に移すことができるかが重要です。

先生に言われたからやるのではなく、
自分でよく考え、自分の意志でできるようにする。

このレベルまで子どもたちを育てることで、
始めて学級経営がうまくいっていると言えます。

心が育っているか、育っていないかは、
子どもたちのふとした言動ですぐに分かります。

見せかけの学級経営ではなく、
心を育てる真の学級経営こそが大切なのです。


おわりに(こんな人におすすめ)

今回は、
鈴木惠子先生の『心を育てる』を紹介しました。

教師になりたての頃から、
現在まで目に見える結果を求めて、
小手先の教育技術に頼ってしまう事がありました。

どんなに綺麗事を並べても、
よい学級を取り繕おうとも、
本物の心が育っている学級には敵いません。

自他尊敬自他尊重の精神を大切にしつつ、
鈴木先生のように、
どんな時も自身の哲学を意識し子どもと接します。


・本物の先生の考えに触れたい先生。

・子どものことがいまいち好きになれない先生

このような先生に心を浄化してほしいです。
どんな思いで教壇に立ち、
子どもと接するべきかを感じて頂けたら幸いです。

一個一個の出来事もストーリー性があり、
読みやすい本になっていますので、
ぜひ興味がある方はぜひ読んでみてください
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