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リアルイベントのマーケティングを考えてみた

イラストレーターGiaのプロモーター、ルミ(@Gia_029_nft)です。
6/3(土)にNFT ART TOKYOというNFT関係のイベントにお客側として参加したので、今回はこの立場から思った事をまとめてみました。

前半はマーケティングを仕事にしている身から、こうすれば良いのでは?という改善案を記載しました。
後半は参加者が人と交流するために工夫した方が良い事を書きました。
いずれイベントで物販をしたい方や、参加者として交流を楽しみたい人まで参考になれば幸いです。


物販ブースを見ていて思った事・改善案

❶販売ブース隣の境目が分からず、どこまでがその人の商品なのか分かり辛かった

机に布を敷いたり、段差があるひな壇を使って陳列している所は境目が分かりやすかったです。
また、ひな壇のように目線の高さにものがあると、ただ机の上に並べられた時よりも距離感が近くなって手に取りやすいと思いました。

❷集団が商品を隠してしまい、目当ての作家さんが見つけ辛い

壁一面にイラストを貼っている人は目立って注目しやすかったです。
一方、自立型の垂れ幕は遠くから見た時よっぽど派手じゃないと目に留まりにくかったです。(なので背景アリのイラストやデザインの方が良いと思います。背景が白いものは建物の壁紙に同化して気づき辛いです

❸細々したものは陳列に工夫が必要

そのままPP袋に入れるよりもパッケージに拘っている人の方がワクワク感があって商品の魅力が全面的に伝わり、より手に取って見たくなりました。

出展数が多いので、目に入るのは一瞬。体感5秒ぐらいです。
ぱっと見で「おっ!」と思わなければ、購入に至らないなと感じました。

❹販売者は話しかけやすい雰囲気が大事

しかめっ面でスマホを弄ってる販売者はとても近寄り辛い雰囲気がありました。目の前にお客様がいなくても遠巻きに様子を伺っていたりもするので、気を付けた方が良いと個人的には思いました。
ニコニコしながら自分の商品のPOPを持っている人は「グッズを見て!」という自信やポジティブな印象を受けて近寄って見たくなりました。
これは私が脳死でウィンドウショッピングしてた時に感じたので、人はポジティブなオーラには反応しやすいんだなと思いました。

❺無料か販売品かは明確にして欲しい

その後の繋がりを求めるなら、名刺などの広告ツールはあって損はないと思いました。
ただ、商品なのか無料で貰えるものなのか明確に書いておいて貰わないと手に取りにくいなと感じました。

参加者として感じた事、交流がスムーズになる工夫

❶人が多すぎて誰が誰だか分からない

SNSのみの知り合いがほとんどだったので、リアルの姿が全く想像できず、人を探すのがとても大変でした。
私は当日、明るい緑色のカーディガンを羽織って行ったので、リアルタイムで連絡が来た人には特徴を伝えやすかったです。周囲に同じ色の服を着ている人もいなかったので、遠くからでも認識しやすく、すぐに見つけて貰う事が出来ました。
この事から周りと差別化できるような服や持ち物を持って行くと良いのではと思いました。

実は知り合いがすぐ近くにいたんだけど気づかない…という時の対策としては、自前でネームホルダーを用意しておくと良かったです。

Giaの1枚絵ホルダー様にはイベントで使えるオリジナル名刺を無料でデザインしています。名前の面を表にしてネームホルダーに入れておけば、名札替わりとして使えるのでお勧めです。

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❷全く知らない人に話しかける勇気が出なくて辛い

周りを見渡すとモジモジしてスマホ弄ってる人、パンフを見ている(ふり)をしている人が多いように思いました。
私は事前に待ち合わせをした友人と行動していたのですが、友人は(リアルイベントに頻繁に参加する)twitterのDMで知り合いにガンガン連絡を入れ、今会えるか、どこにいるかリアルアポどりをしていたのが印象的でした。
SNSとリアルを上手に使い分けするのは大事だなと感じました。

❸知り合いの知り合いを紹介されると名刺交換しやすかった

今回私は自分がプロモーションしているイラストレーターGiaの認知活動のためにイベントへ参加していた事もあり、自分でも名刺を持参していました。
知らない人へ話しかけるキッカケが全く掴めずに悩んでいたのですが、友人がリアルイベントに慣れていたので、その人経由で色んな方を紹介して頂きスムーズに名刺交換できて会話も弾みました。
このことから、一人丸腰で立ち向かうよりリアルで繋がっている人が多い知り合いと一緒に参加する方が良いなと思いました。
そして友達の知り合いに紹介されると、更に知り合いが知り合いを呼んでくれ派生で繋がれて良い循環がありました。

この反省点を活かして次回参加する7/1(土)NFT大阪では予め会いたい人同士が繋がれるよう限定のオプチャを作り、一人参加の人を救う仕組みを作っています。

もしこちらのイベントに参加する方でオプチャに入りたい人がいましたら、私、ルミ(@Gia_029_nft)までDM頂ければご案内します。

❹名刺よりもステッカーの方が貰う側の反応が良かった

販促する側としては、名刺を配るクリエイターは沢山いたので埋もれやすく、貰った後にその他大勢の束になりやすいなと感じました。
でもステッカーだと「自分の持ち物に貼る」「スマホをデコる時に使う」などの行動が発生するので嬉しいとの感想を貰ったので、配る価値はあるなと感じました。(名刺とほとんど変わらないコストですし)

私は2種類ステッカーを用意して言って「どちらか一つあげます」というようにしたのですが、選ぶ時に「こっちの方が〇〇で好き」というちょっとした感想を貰えたり、人気のある方はすぐになくなるのでどちらのデザインが需要あるのか簡易アンケートを取れて凄く良い仕組みだと思いました。

❺事前にSNSで繋がり少しでも交流していたインフルエンサーの人は覚えていてくれて、スムーズに話しかけやすかった

4万フォロワーいるイラストレーターさんとお話ししてみたかったので、SNSのリプで何回かやり取りしていて、今回出展する事を知ったのでブースヘ遊びに行きました。
名刺交換をしようと話しかけた際「メカっ娘イラストレーターのプロモーターさんですよね!」と、自分の事を詳しく覚えててくださったのでとても嬉しかったです。
私も作家さんの近況を知っていたので、そのことについて短時間ではあるけどお話しする事ができたので、会う前に「会いたい人のtwitter最新更新情報をさらっとでも見ておく」のは会話を広げる上で大事だなと思いました。
(物販にいる方はお忙しいので会話は手短には鉄則ですが)

❻リアルイベントは長時間いるのが辛くなり知り合った人とじっくり話したくなる

イベント会場は座る所がない事が多いですし、あってもみんな座りたがるから椅子取りゲームになります。
なので2~3時間立ちっぱなしでウロウロすると、その場にいる人達は疲れてくるし喉もカラカラで一休みしたくなってきます。
そして入れ替わりたち代わり人と挨拶していると「この人ともっとじっくり話してみたいな」という感情になってくるので、イベントを楽しむ時間とは別に気が合いそうな人とじっくり話をする時間を設けておくと一日の満足感が違ってくるなと思いました。

以上です!
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実際に自分も同人イベントに参加してみたので、出展者側のレポートも描いてみました。

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