見出し画像

【刀剣】山鳥毛を追いかけて〜後編・備前長船〜

山鳥毛追っかけレポ後編、今年9月末に行きました備前長船のお話です。
前編は2月の岡山県立博物館での山鳥毛送り出し展示及び3月の関鍛冶伝承館での写しの展示についてになりますので、お時間ある時にでもご参照ください。。

関鍛冶伝承館に行って以降、コロナ禍により県外移動自粛の規制がかかり、私も一歩も県外に出ない日々が半年強続きました。
コロナ禍前までは月に一度以上は県外に遠征していたため、こうも移動出来ない日々が続くとは……。。
そんな中、6月頃でしょうか……岡山県瀬戸内市から来た封筒。

画像1

正式に山鳥毛を一口佩刀する事になりました〜〜〜〜!
なんかめっちゃ有難いクリアファイルに入ってるし、カードはハードタイプでしっかりしてる!
とりあえずの3年オーナーなんですが……これ追い寄付で延長できないですかね……駄目?
今なら普通にもっと長期のオーナーになりたいと思うのですが……やはり実物を見る前と後では考えが違って来るものです。。ぐぬぬ。。

で、この封書が来たあとしばらくして、もう一通来た瀬戸内市からの封書。
それが9月10日〜10月4日に開催される備前長船刀剣博物館での山鳥毛特別陳列のご案内でした。

しかしコロナ禍真っ只中……受け取った時点では「正直まだ移動は色んな意味で難しい。。」という感じ。。
8月に入って予約サイトでの来館予約が始まったのですが、なんとも言えない状況だったので8月いっぱいは利用者登録だけして予約はせず、9月に入ってから、仕事のシフトと照らし合わせて、なるべく展示後半の9月末に予約を入れたのでした。
これが割とギリギリのタイミングだったみたいで、その後すぐに来館予約は満了してしまったよう……。
とはいえ私も「本当に行けるか」はまだ微妙だったので、無理になったら即キャンセルして枠を空けるつもりではいました。

そうこうしているうちにコロナ禍も完全ではないものの落ち着きを見せ、移動自粛の解除も始まって来たため、Gotoキャンペーンを駆使して岡山への旅行プランをサクッと予約。
平日なので割とギリギリでもすんなり予約が取れました。

画像2

9月末、実に半年ぶりの県外。
私は長船の地に立っていた…………ここが……あの長船!
おそらく目的を同じくするであろうお嬢さん方と共に、長船駅に降り、やっぱりこの看板撮っとくしかないだろう、とJR長船駅の看板を撮る……。

無人の駅は自動改札がで〜んと鎮座しており、それを抜ければ即出口です。
そしてその出口に待ち構えせし、備前長船刀剣博物館までのシャトルバスへのご案内をするおじさま方……!

めちゃくちゃ解りやすかったです……これはもう迷う要素が無い。
おじさまの指し示す方角には、でで〜んとラッピングバスが……これは、強い。
さらに、バスの傍に立つ時刻表には「ラブ♡山鳥毛」の文字……火力が、強い!

画像3

実はこのシャトルバスの存在が、私の長船行きの気持ちを決定付けた要因だったりします。
というのも、最初レンタカーを使おうかなと思っていたくらい、駅から博物館までの移動が難しそうだったんですよね。。
車は毎日乗ってるので運転そのものに抵抗は無いのですが、完全に初めての地で、レンタカーとはいえ自分のものでは無い車を乗り回すのには若干の抵抗があったため、シャトルバスの存在はすごく有り難かったです。
そして、実際運行している道をぼや〜〜っと眺めてたんですが、備前長船刀剣博物館の周りの道が、ほっそい! 対向車とのすれ違いが怖い。。。。
いや〜……本当にネイチャー・ワールドさん有難うございます。。

画像4

そしてついに来た、備前長船刀剣博物館。
この日も素晴らしく快晴でした。
山鳥毛に会いに行く時はだいたい晴れてるなぁ(私は別に晴れ女ではない)
バスを降りるとすぐに、Twitterで大人気の長船ふれあい物産館さんがあり、物産館さんを正面にして左手に↑の写真のように、刀剣の里の門と博物館の本館が。

↑の写真の門入って右奥に行くと、刀剣乱舞などのコラボの物販会場や、職人さんたちの作業する棟があります。
本館内の展示以外であれば、予約が無くとも出入り可能とのこと。
この門構えも、博物館展示室内もそうなんですが、かまたきみこさんの漫画「KATANA」に出て来る備前長船刀剣博物館が本当そのままなので、かまたさんの漫画のあの場所にいる〜! って思うと非常に感慨深かったです。

で、シャトルバスを降りた後、予約時間までに少し時間があったので、まずは長船ふれあい物産館さんへ……。
もう入口付近からして「本当に平日か?」というくらいの活気、めっちゃ賑わってました。
どなたかが仰っていましたが、本当、小さなお祭りみたい……!
物産館さんの建物軒先にはベンチ椅子が並べられ、そちらでパフェや軽食をつまむ方々も多数。
きんつばの販売(その場で焼いてくれている)も軒先にありました。

12時からの鑑賞予約でしたので、噂の小鳥ちゃんが住んでいる刀剣弁当購入できるかな~と思い店舗の中に入ったのですが、なかなかの混雑ぶりだったのに加え、お弁当は視認する事すら叶わず売り切れてしまっていたようでした。。
う~ん残念、だけど、秋らしい栗入りのおにぎりは購入できました^^
横に細長く、思っていたよりコンパクトな印象の物産館内は、中央にレジが配置され、レジ向かって右側に食品やグッズなど、向かって左側に刀剣のお手入れ用品・刃物類・工芸品類などが揃っている感じ。
賑わっていたのは圧倒的に右側ブースでしたが、左側ブースも砥石やお守り刀なども販売していて、見ていると非常に面白いです。

サラッとだけ買い物をしていたら、すぐに12時を回ってしまいました。
10分くらい遅れて、本館の方へ……。
1時間毎の予約に対して40人の制限のため、既に列はなく、おそらくこの回最後の入場だったよう……入口に立つ警備員のおじさまに促され、中に入るその手前に、

画像5

画像6

あっ、ああああ〜〜!!!! こんにちはーーーー!!!!!!

これまた噂のウェルカム山鳥毛パネル……!
刀剣乱舞コラボが故に設置されているわけですが、等身大(なのよね?)凄い、めっちゃ、会いたかったんですよ……!
須田彩加さんのデザインの山鳥毛……いや、解ってたけど改めて男前ですわ。
若干ゲームの方はサボりがちだったんですが、勢い良く引き戻してくれた御仁でもあります。

画像7

反射がキツくて全然上手く撮れなかったのですが(右端にめっちゃ己の影が。。)
コラボ描き下ろしも果てしなく美麗です。前面に出た刀本体の刃文まで綺麗に描かれていらっしゃる……^^
勿論後ほど物販でしっかりコラボグッズ買いました!

画像8

やっぱお頭パネル目の前にしたら、皆んなやるやつ。
目線の高さどこに来るかチェックは勿論やりました。やるしかない。
とはいえ私、地で身長170cm以上あり……多少ヒールのある靴も履いていたので、多分175cm強くらいの身長になってたかと思いますが、それで目線だいたいネクタイの結び目くらいです。
いや、でっかいなお頭……つま先立ちしても全く目線合わないもん。
190cmは余裕で超えているでしょう……。
他に誰も居ないのを良い事に、お頭パネルとひとしきり背くらべをしていたらば、背後の警備員のおじさまにお声かけていただいたりして(笑)
色々堪能してから、ようやく館内へ。

館内に入るには消毒してまず検温! ってことで入ってすぐ左のサーモグラフィーの機械の前に立つんですが、問題無い体温だとガシャーンとゲートが開く仕様。
え、これ、我が職場にも欲しいな……と地味に仕事を思い出してしまったり。。
その後受付にて予約の確認。
予約メール画面と一口佩刀のカードで入場できました。
後で知ったのですが、入場料支払いの場合、刀の柄のプリントのチケットが貰えたようで……あれ普通に欲しかったです。。別途お金払ったらもらえたかしら。。

館内は一階と二階に一室ずつ展示室があって、それぞれそこまで広いという印象はありませんでした。
なるほど、予約制で人数制限しないと、すぐにパンクしてしまいそう。。
最後尾だったせいか、一階はまだ観覧中の同じ回の方でごった返してたので、一階展示室の入り口に立っていた警備員のおじさまに促され、すぐ横の階段から二階へ上がってそっちから鑑賞する事に。
時間内なら何周かしても大丈夫ですか?」と質問したら「勿論どうぞ!」と返って来たので、1周目は目視&単眼鏡、2周目は今回も意気揚々持ち込んだNikon Dfで撮影^^

刃文をテーマとした展示ということで、一階の展示室から刃文の見方が展示品と共に解説されており、進むにつれて徐々に刃文が複雑になって、最後に山鳥毛にたどり着くという……非常に解りやすい流れでした。
正直まだ日本刀の特殊な用語を全て覚えているわけではないので(難しいですよね。。)自分の目が追いついているとは全く言えないのですが。。
それでもその美しさ、激しさ、静謐さ、華やかさ……何も難しい事分からなくても、パッと見て凄い物だって事は解ります。
ともかく尋常じゃなく見応えがあったので、正直1時間ではとても足りない。。
ただ、1時間40人制限の中で、大抵の方は一周目で帰って行かれるので、残り30分くらいは凄くゆったりしてたのがめちゃくちゃ有り難かったです……!
めちゃくちゃ写真撮りやすかった……というわけで、勿論全てではありませんが、山鳥毛に行く前に派手めのやつを何振りか。
※基本的に掲載写真はクリックで拡大します

画像9

画像10

画像11

一階の展示室で一際好みのどストライクだったのがこの村正の皆焼(ひたつら)の刀。皆焼の刀自体凄く好きなんですが、この刀本当にハッキリしてて綺麗^^

画像12

吉道の菊水刃。めっちゃ刀の中にお花咲いてる。凄い菊咲いてる……。
日本刀、こんな刃文もできるのですね……。

画像13

画像14

祐包の短刀。
今度は富士山と来た……誰が言ったか日本のトンデモ技術、即ち日本刀。。

画像15

画像16

吉道の簾刃の刀。小さくだけど、会場でリアルに「なんだこれ」って声が出ました。いや本当に、なんか全く解んないけど、なんか凄い(IQ3の感想)

画像19

画像18

画像17

兼元の三本杉!! 大好きな刃文です^^
孫六と呼ばれた二代様より後代の作らしいとのことですが、ウヒ〜〜綺麗!!

画像20

画像21

画像22

国助の刀。丁子の頭が割れた、拳形丁子という独特な刃文を焼いているとのこと。
確かに、丸みを帯びた所が割れているのがいくつか見えます。モコモコしてて可愛いな〜^^……なんて言ったら怒られるでしょうか。。

画像23

画像24

画像25

福岡一文字派の則包の太刀^^ こちらも上杉家伝来の刀だそうです〜!
私はようやくこの刀で「足」がどれのことか分かった……(遅)
やはり刀剣専門の博物館、展示ケースの高さが高めで本当に鑑賞しやすいです。
そして備前長船刀剣博物館さんの場合、ケースの中が畳なのも凄く良い!

というわけで、いよいよ山鳥毛……なのですが、やはり大トリの刀ですので、二階の展示室のど真ん中、順路の一番最後、専用のケースの中に鎮座されております。
この専用ケースというのも、それはそれは高額なもの。
傍にはしっかり警備員さんも。
ポールで仕切られた山鳥毛への順路の手前で、超豪華な観音開きのパンフレットが一人一部で無料配布されていました。有り難すぎる……。
しかしながら私は欲張り女なので、出来れば今回の図録を販売して欲しかったなと……! 記しておきます。
まぁでもその分撮影OKでしたからね……うん。

山鳥毛のケースの前には、基本1組みずつ案内される形です。
つまり、ほぼ約束されたタイマンというわけです。
運良く後ろに人が居ない場合は、結構な時間タイマンになれるという。
まぁ、瞬き忘れて凝視しましたよね。
警備員のおじさまに「穴開くかと思った」と言われるなど……。。
視線でもう一個目釘穴開けるくらいの気概でと返しておきましたが()

どうでもいい話ですが、常々お刀の目釘孔はパンチで穴開けたみたいに綺麗で可愛いな~と思っています……たまに穴が二個繋がり気味のとかあって、何故かヒヤヒヤする(笑)

画像26

画像28

画像30

画像31

画像29

画像30

二度目ましての山鳥毛。やはり、訳わからんくらい複雑で美しい刀。
前回初めて岡山県立博物館で会った時は、白っぽい蛍光灯だったため、クールな印象を受けましたが、今回は暖色系の灯りの下でメラメラと燃えておりました。

今回は私より遥かに年上のオールドレンズでの撮影という、割と狂気じみたレンズ選択をしたんですが(オートフォーカスとか無い無い)
これがバッチリとハマって、すごく撮りやすかったです。
(と言っても自分でピント毎回合わせてるので甘い&全体も撮り忘れてますが。。)
そもそもライティングが神。さすがは刀剣博物館やで……。

画像32

何と言っても今回の展示ケースのヤバイ所は、360度鑑賞可能という所でしょう!
鋒側からの、斬られる側目線も楽しむ(楽しむとは……)事ができます。
怖い、と感じる人もいるかもしれないけれど。
私も以前は、刀怖いって思ってたな。今も思ってる。恐ろしくて、美しい。

画像33

前回は一切見ることが出来なかった背面も見れました……!
が、流石に逆光状態で肉眼でもほとんど良く分からなかったです。。
照り返しでギリギリちょっとだけ刃文が見えるような……背面も凄そうなのは解りますね……。

時間いっぱい堪能した後、展示室を出て一階に降り、館の入口に向かって右側にあるブース(入場時は左側一方通行なので帰りにしか寄れない)で日本刀を作る工程などの常設ブースに寄りました。
ここも映像など充実していて、他のお客さんと一緒に一通り日本刀の作刀工程の映像を見、各地の刀剣展のチラシをゲットし、もう一度お頭パネルと戯れてから()本館からコラボ物販会場へ~。

物産館さんとは別に設置されているコラボ物販会場。
こちらも一度に入る人数は制限されているのですが、展示観終わってワッ!と入ってくる瞬間と、そうでない瞬間とが交互にある感じ。
私が行った時は人がスカスカのタイミングだったのでスム~ズにお買い物できました。
貼ってあった山鳥毛の拵のポスターが大きくて、ちょっと欲しかったなど……。
いつか山鳥毛の拵も本物を見てみたいですね~。
カッコイイよね、鍔の無い上杉拵。

物販会場の入り口付近で、プレートに職人さんが銘切りをしてくれるという素敵な催しもありましたので、私も物販会場でプレートを買って彫ってもらいました^^
刀と同じ材料のプレートなども、銘切りのブースで販売がありましたが、やはり良い物は良いお値段。さらに小さめの玉鋼なども販売していました。

画像34

というわけで、一文字推しを主張する仕様に。
当たり前ですけど、私が普通に紙に文字書くよりも何百倍も美しい字が彫ってある……なんて綺麗な字……。
裏面ももしかしたら彫って頂けたのかもしれないのですが、もし彫ってもらえるんだったら「一」の字だけ切ってもらいたかったなぁ……。

で、見ての通り単眼鏡に装着しました^^
ストラップも物産館さんで購入した真田紐に変えたりして。
単眼鏡は、両国の刀剣博物館で借りて鑑賞してから、自分でも欲しくなって比較的リーズナブルなものを購入していました。
BESPINの倍率4倍のアートモノキュラーだったかな……確か4000円くらい。
このご時世だと、なかなかこういうものの貸出も難しそうですし、自分で買っておいて正解だったなと。今回もかなり活躍しました^^

銘切りは何人か注文が連なっていたので、完成するまで工房の方の見学に。
カンカンと金属音が聞こえていたので、すすすっと寄っていくと丁度刀匠さんが作業されている所でした~^^
作業場の中の方には、感染症のこともあって入れなかったのですが、外から作業の様子を見学する事は可能でした。
お客さん側の方にちゃんと扇風機が向けてある優しさ……。
普段はなかなか見れない作業なので、しばらくニコニコ眺めていたら刀匠さんが色々話しかけてくださったので、私もついつい色々質問したり、話し込んでしまい……。
気が付いたら一時間強くらいお世話になってました(白目)
安藤刀匠ありがとうございます!! めっちゃ勉強になりました!!
いや、本当お優しい。。付き合って頂き感謝です。。

お話している間に、驚くことがあったのですが……。
んまぁ、多分ここまできっちり読んでくださってる方は少ないと思うので、ふんわり暴露しちゃいますと……。
一口佩刀証にもしっかりお名前書いてあったあのお方が、片手にパフェ持ってふらりと現れたのです。
マスクされてたので最初全然解らなくて、銘切りされてた職人さんにも声かけられてたので「関係者さんかな?」と思ってたのですが、関係者どころじゃありませんでした。。
刀匠さんに「今回の立役者ですよ~」と言われ、改めてお顔見てヒョエ!っとなった私……勢いで、頑張ってくださいとか色々お伝えしてしまったのですが、大丈夫だっただろうか~~(白目)
いや、私の中の、固定概念みたいなものが吹っ飛んだ一幕でした。
心から頑張って欲しいです。ふるさと納税しよ。

まだまだ聞きたいことは盛沢山でしたが、時間も迫っていたため、名残惜しくもその場を辞し、今一度物産館さんに寄ってパフェを食べる事に♪

画像35

画像36

マスカットを多めに堪能したかったので、マスカットのパフェで~^^
アイスも塩が効いててとても美味しかったです!
あんこは最初上に乗ってたようですが、この位置で大正解ですね。
甘党の方ならもう一個余裕でいけるのではなかろうかと……。
その他にも、きんつばや、丁度この日から設置されたセルフ焼き芋! など沢山あったのですが……。
現在制限生活中のため、残念ながら手を出せず。。。。
ううう、きんつばは絶対リベンジしたいです。。

靱負神社やおさふねサービスエリアなど、他にも気になるスポットが多々あったのですが、今回はこれにて時間切れ……。
しかしながら、すごく濃ゆい時間を過ごさせてもらったなと思います。
帰りもシャトルバスに乗って、ふわふわした気分で長船駅へ。
一文字うどんも気になったのですが……うーん、やっぱりレンタカー挑戦してみるべきでしょうか。

そうそう、パフェを食べに物産館さんに行った時点では、既にカップ売りのマスカットが売り切れてしまっていました。。
12時手前に到着した時にはまだ販売していたので、その時に買わなかった己を心中で「バカ―!」と罵りつつ、岡山駅近くにあるイオンで耐えきれず……。
ええ、岡山が誇るシャインマスカット「晴王」一房買いましたとも……。
福井に帰って来てから食べましたが、めっっっっちゃ美味しかったです。
あんなに違うものなのね……。

画像37

画像38

最後に、長船でご縁のあった玉鋼の写真。キラキラしてて、とっても綺麗!
持つと結構重いです……まぁ言わば鉄の塊ですからね。。
この状態でもまだ不純物が多いので、叩いてノロを出して、純粋なものだけ刀になっていく……という感じかしら。
鍛錬すると減っちゃうから、「金」を「失」と書いて「鉄」なんだと、正に現地で教わりました。な〜る〜ほ〜ど〜!
あんまり縁起が良く無いので「鉄」を「鐡」と旧漢字で書いたりするらしい。
私もそうしようかしら。。
玉鋼って自然に発生するものではなく、人の手で作られるものなんですよね。
どことなく鉱物めいてるけど、所々に見える青や黄色や紫といった色は、

謎、

らしい……謎なのか……本当に原料からして神秘的なんですね、日本刀。


というわけで、前後編でめっちゃ長くなりましたが、山鳥毛追っかけレポ2020はこれにておしまいです。
次回の展示が来年の夏以降……というお話なので、その頃にはコロナ禍もスッキリ収まって、また見に行けると良いなと思います。
長船刀剣博物館さんは本館の方が改修工事ということだそうですが、それ以外の施設は開いているみたいなので、何か機会があったら行ってみたいな〜^^

それでは、本当に本当に長々とお付き合い、ありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?