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頭の声を止めたくて、夏

最近、ボーっとしていない。


ボーっとすることにはすごい効果がある。

DMNという言葉を聞いたことがあるかもしれない(パソコンのじゃなくてね)。

詳しいことは調べてほしい。要は、「ひらめきが起こりやすい脳の状態」のことだ。

このDMNは、ボーっとしている状態の時、機能している。

つまり、ボーっとしている時は閃きやすいときなのだ。



ライターの仕事は、頭の中がこんがらがる仕事だ。

わかりやすい文章を書くというのは、こんがらがってる情報を整理すること、そのものに近い。

頭が困惑して筆が止まっている時、イチから理論立てて考えるのも大事だが、一発のひらめきですんなり書き始められたりする。

また、キャッチコピーなんて、まさにひらめきのチカラを借りたい産物である(その前に入念なリサーチが必要だけど)。


だから、「ボーっとする=ひらめきが起きやすい状態」を作るというのは、とても大事なことなのだ。


なのに、僕は最近ボーっとしない。

子どもの頃はボーっとしてばかりいた気がするのに。

もう数年はボーっとしていない気がする。

なぜ?


ボーっとするを邪魔するもの

ボーっとしないで、僕は一体何をやっているのか?

大きな理由が2つある。

たった2つなのにめちゃくちゃ依存度が高い。
でもこれは決して僕だけの問題でなく、現代病なんじゃないかと思う

①スマホを見ている
暇さえあれば、ついスマホを手に取ってしまう。だいたいはYoutube。
②悩んでいる。
仕事のこと、家庭のこと…考えることはたくさんある。頭の中で声がとまらないのだ。

それでもボーっとする方法は、ある

僕はあきらめて、強制的に頭の声もスマホも手にできない良い方法を見つけた。

サウナである。今流行の"ととのう”である。

これは非常に効果が高かったのだが、ただしコスパが悪い。時間もお金もかかるし。

最近はサウナも人気なので、行ったけどリクライニングチェアが空いていなくて、一向にととのえないまま帰ってきたりもしていた。

ボーっとするチャンスにムラが多いのだ。


ついに僕は、ボーっとしない原因を見つけた

今日、急にわかったのだ。

なぜここ数年ボーっとしなかったのか。
なぜ昔はボーっとしていたのか。


運動である。

ボーっとするためには運動が必要なのだ。


今日、日差しのきっつい中、サウナのかわりに汗をかくつもりで、炎天下をランニングした。

たった30分ほどの時間だったが、日頃机にばかり向かっている在宅ワーカーな人間には大変な運動だった。

帰宅して、腰掛ける。

心臓がバクバクしている…。

その後、僕は何もせず、そのまま椅子に腰かけていた。


悩みも無い。スマホも無い。それでも15分は座っていられた。

ボーっとする時間が突然帰って来たのだ。


なるほど。子どもの頃は遊んだり部活をしたりで、運動する機会がたくさん
あった。

大人になったら?特にここ数年は、通勤すらない。


運動をしないから、僕はボーっとしなくなっていたのだ。




仕事をしないのも難しいけど

僕らフリーランサーは、時間があればつい仕事でいっぱいにしたくなる。

でも錆びついた刃で木を伐り続けるのは、効率が悪い。

仕事じゃないことをするのはちょっと後ろめたかったりもするが…あなたの頭の声が止まらないなら゛仕事のために仕事じゃないこと”に挑戦してみよう。



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