役人と子供たち
今日はとある用事で楽器を揃えて、まちに出た。
実は今度、まちなかのイベントで楽器を使った子供向けワークショップをするので、市に申込をした。
すると、周辺にうるさいとマズイので、音量を確認すると言われた。
さて、第三セクターの受付に着くと課長が登場し、係長が随行する。
会議室で帽子をとり、名刺交換。
オカリナとハーモニカを吹いた。ウクレレを調弦して All You Need Is Love を歌う。
「音量は大丈夫です」
CDの収録みたいだな🥳
次に、気になるのは市の〇〇センターのあたりで、勉強スペースに使われる場所があるとのこと。
そこへ向かった。
まちの中には、子供(未成年)が使える場所が少ない。
フードコートもないし、マクドナルドも最近は回転率を上げて、ダベれない。
そこで聞いたのが、
「中高生は、スタバももちろん高いので、無料で使えて勉強ができるところを探すみたいです。
〇〇センター前には机と椅子があって、開放されているので…」
エレベーターで6Fへ。
〇〇センターの窓口を素通りすると、開放スペースがあった。
老人が座ったまま寝ている。PCを使っている中高年。
3人、中高生が勉強していた。
黙々と。静か。
男の子と女の子は机を並べて、それぞれ教科書とノートを広げていた。
その時、窓口から職員がひとり、歩いてきてふたりの前で立ち止まった。
「コロナ対策でね、机を移動しちゃ駄目って書いてあるの。戻してくれるかしら?」
トゲのある猫なで声だった。
そのまま職員はトイレに消えて行った。
思わず、ふたりの方に寄って「あいつウザいな🥳」と職員を指差した。
女の子がうんうんとうなずいた。
男の子は机を動かした。
子供、未成年が勉強する場所もなく、ないがしろにされる地域で、創造性や未来の可能性が開けるとは思えない。
「未来の納税者」を育てよう、なんて言う人もいるけれど、それで子供を排除するお役人になったらどうする?
テナントがほとんど抜けて、女神転生(ゲーム)に出てくるダンジョンのようになったビルを下へ降りながら、
「このビルの空きスペースを全部、開放したらよいのにな〜」
と思っていた。
まずは私がこのあたりで演奏を始めちゃおうか、ゲリラ的に🥳
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