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2019年にインター校キャンパス竣工、立派な設備で学費は安めの穴場校、スリベスタリインターナショナルスクール

(本記事は、2023年2月1日に最新情報に更新いたしました。)

こんにちは、Shingoです。

今回は、日本人に人気のエリアであるデサパークシティからも車でわずか10分、歴史ある地元校が英国式カリキュラムのインターを併設する形で開校したスリベスタリ・インターナショナルスクールをご紹介します。

実はこの学校、私たちがブログでご紹介している「クアラルンプール・インター校一覧」ではまだ紹介していない隠れた穴場校なんです。

1. 学校概要

Sri Bestari International School
https://www.sribestariinternational.edu.my/

【カリキュラム】英国式
【学年】幼稚園、プライマリースクール(Year1〜6)、セカンダリースクール(Y7〜11)
【学費帯】安い
【学生寮】なし
【公式SNS】YouTubeFacebookInstagramTwitter
【進路】セカンダリースクール卒業後、他のカレッジのPre-Universityプログラムまたは大学のファウンデーションコースに進学

1-1. 概要

スリベスタリ・インターナショナルスクールの起源は、1995年に設立されたマレーシアカリキュラムを提供する地元の私立学校、スリベスタリスクールです。

同校は2017年にインターナショナルスクールを併設し、さらに2019年にはインターナショナルスクール専用の校舎が竣工、英国式カリキュラムを提供する本格的なインターナショナルスクールとなりました。

15エーカーの広々とした敷地に、木陰や緑のある芝生のグランド、風通しの良い教室などの学習しやすい環境が整っており、スポーツや課外活動にも十分なスペースが確保されています。

1-2. カリキュラム

同校は英国式のカリキュラムを採用しています。

プライマリースクール(小学校)では、英語、体育、中国語、マレー語、数学、理科の個別授業だけでなく、遊びやプロジェクトベースの活動を通して、幅広い教科学習領域をカバーする学習を体験します。

小学校の終わり(Year6)には、全生徒がケンブリッジチェックポイントという世界統一学力テストを受け、英語、数学、理科の3科目学習達成度を確認します。

中学校の終わり(Year9)にも、同様にケンブリッジのチェックポイント(英語、数学、科学、グローバルな視点の4科目)を受け、生徒たち個人の学習の進捗をしっかり把握するようにしています。

高校の過程であるYear10とYear11では、その先のAレベルなどのPre-Universityプログラム(大学準備過程)やファンデーションコース等へスムーズな移行がでできるよう、英国式カリキュラムと課外活動のバランスをとり、生徒が自ら情熱を持てる分野を見つけることができるようプログラムが組まれています。

Year11の最後に、生徒たちは英国式中等教育修了資格であるIGCSEの試験を受けて卒業します。

なお、同校で提供しているIGCSE科目は以下のとおりです。

  • English (as First Language / Second Language)

  • Malay (as First Language / Foreign Language)

  • Mandarin (as Second Language / Foreign Language)

  • Mathematics

  • Biology, Physics, Chemistry

  • Combined Science

  • Business Studies

  • Economics

  • Accounting

  • Global Perspectives

  • ICT

  • Additional Mathematics

  • Art & Design

  • Physical Education

1-3. カリキュラムの特徴

同校の特徴的なカリキュラムについては、この「SIGNATURE PROGRAMMES FOR STUDENTS​​」というページに記載がありますが、その内、4つを抜粋してご紹介します。

◉ 中国語が必修

同校で特徴的なのは、中国語の学習を必修としていることです。

世界的な中国語能力試験であるHSKをプライマリーからセカンダリーまでの教育カリキュラムに組み込んでおり、生徒たちは学年とレベルに応じて、HSKは6つのレベル(HSK1級、HSK2級、HSK3級、HSK4級、HSK5級、HSK6級)を受験し、中国語のヒアリング、リーディング、ライティングの能力の向上を目指しています。

◉ マレー語も必修

ローカルスクール併設という学校柄、マレー語も重要視しています。留学生もマレー語を必修としてセカンダリー卒業まで学んでいきますので、中国語と共にマルチリンガルになることが期待できる点は、同校の大きな魅力となっています。

◉ M.A.D. (Making A Difference) Together アウトリーチプログラム

M.A.D. (Making A Difference) Together アウトリーチ・プログラムは、地域社会への貢献、慈善活動、寄付の重要性を生徒の中に根付かせるため、生徒が参加できるさまざまなプログラムです。

例えば、このプログラムにより、リサイクルや布のゴミを減らすことの重要性を認識し、生徒たちは自らが社会貢献するコミットメントと責任を構築すること目指しています。

◉ MBAプログラムアプローチ(起業家精神)
MBAは大学院における経営学修士号のことですが、MBAでの学びの手法であるケーススタディ、ビジネス戦略の分析、フィールドワーク、リサーチ(調査)、インタビューなどを通してさまざまな産業に触れ、生徒の起業家精神を養うためのプログラムです。

これは、セカンダリースクールの生徒が学問的知識を実社会のニーズや需要に適用することを奨励する取り組みで、現在の社会や経済の問題に目を向け、自分たちがどのように地域社会に貢献できるかを考えるきっかけとなり、アイデアや可能性を深く議論し、課題に直面する中で創造性や革新性を育むことを目的としています。

S.T.E.A.M.教育

S.T.E.A.M.とは、科学、技術、工学、(リベラル)アートといった対象を数学的なアプローチで学習する理系思考の教育です。

同校では、問題解決、批判的思考(クリティカルシンキング)、数学的思考、プロジェクト管理、創造的スキルを備えた学生を育成するために、S.T.E.A.M.教育をプログラムに組み込んでいます。

スイミングに注力

週2時間ある体育の時間のうち。1時間をスイミングに充てています。

スイミングコーチを招き、生徒の体力づくりのために水泳に力を入れている学校という点も同校の特徴の1つと言えます。

1-4. 学費

気になる学費ですが、私たちの定義によると同校の学費は「安い」に分類され、かなり手頃な価格であると言えます。

ここでは、公表されている来年度(2022〜23年度)の学費をご紹介いたします。

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