今日はHANKYU ART FAIRの設営に行った。デパートのイベントで80名ほどのアーティストが集まって展示販売をするということで、なかなかすごいイベントになりそうだ。
有名な作家の方もいるし、若手もいる。カオスな感じもややあるが、それも含めて楽しく見れると思う。
素朴に感想
ほー、この作品はこの値段か。などと観察できるのはなんともいえない。つい、原価と作業にかかった人件費を考えてしまうが、アートはそれよりも価値が高かったり安かったりする。高くあって欲しい自分がいる。
作家として
思えば作家として展示し、しかも販売するというのはあんまり経験がないかもしれない。若い頃も展示はしてたが、メンテナンスの関係もあり売ってなかったりした。施設に納品したことはあるんだけど、それは作品というか装置として納品してたりする。作家ではなく業者になる。
自分の素朴な感情としては、「すいません、作家として食べてるわけじゃなくて。すいません。クライアントワークで食べてたりして。すいません。」みたいな気持ちになった。別に後ろめたいことをしてるわけではないが、なんかそんな気分になる。
仕事として
クライアントワークでやってる方の仕事でも、最近は「作品作ってください」みたいなオーダーが来ることがある。そういう時は、「作家としてではなくて、仕事として作品作る」というモードでやってる。お客さんの要求を聞き、期待される事にあわせつつ、でも作り手のモチベーションも気にする。作り手はアサインするので組織的に作品を作る。
作家として
個人的に作家として生きるのは崇高だと思ってる。なんというか、素晴らしい。ただ、アーティストも仕事だったりするので、自分の妄想する崇高さはどこまで本当かは謎のままだ。が、その考えは今日を経てもあると思う。
人種としては、美大の頃を思い出す感じの顔ぶれ。割と居心地はいい。ただ、自分がここにいる不思議感はある。工学部から美大に行った過去の記憶との関係もありそう。
まとまらない
なんていうか、こういうことを考えるのはとてもいい。価値観の揺らぎだ。
自分の作品シリーズも無理矢理にでも進めた方がいいのかもなーと思った今日だった。
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