月岡ツキ(つっきー)

1993年生まれ。ライター・コラムニスト。既婚・DINKs(仮)として子供を持たない選択についてメディア等で発信しているほか、働き方、移住、2拠点生活についても執筆。仕事実績▶︎https://lit.link/tsukkyiiiiiii

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1993年生まれ。ライター・コラムニスト。既婚・DINKs(仮)として子供を持たない選択についてメディア等で発信しているほか、働き方、移住、2拠点生活についても執筆。仕事実績▶︎https://lit.link/tsukkyiiiiiii

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子供を持たない選択にまつわるあれこれ、夫婦二人での暮らし、地方と東京を行ったり来たりする生活などについて、エッセイを月に3本ほど書きます。 「子供を持つか持たないか悩んでいる」「持たないことにしたけれど同じ考えの人になかなか出会えない」といった方々が交流できるように、掲示板もお役立てください!

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    「産まない」というのは一度決めたらおしまいのことではなくて、何度も何度も考え直して決め直すことの連続だと思う。そういうことを考えるときに、考えていることを記録します。

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    あまり深く考えずに、わーっと書く日記です。基本毎日更新。

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初の著書『産む気もないのに生理かよ!』12/5発売します!

ということです!!ありがとうございます!! このnoteやメンバーシップで書いていた「産む産まない問題」について、様々な側面から書いたエッセイ集です。 目次はこんな感じ noteが元になっている話も数本ありますが、大幅に書き直しているので、ほぼ全編書き下ろしです! なので、このnoteを読んでくださっている方にも新鮮に楽しんでいただける一冊になっていると思います(宣伝) 早くも「予約したよ」というお声が届き、予約がこんなに嬉しいもんだとは本を書くまで知りませんでした。

    • 『子供を持ちたいと思えない』って言うのは勇気がいること?

      12/5(木)発売の自著『産む気もないのに生理かよ!』の書影と「はじめに」が解禁されました。 最近考えていることといえば「この本は世の中に受け入れてもらえるのだろうか」「どれくらい読んでもらえるのだろうか」とそんなことばかりです。まあ多少ネガティブな意見が飛んでくることも折り込み済みで書いているので、そんな心配は今に始まった事ではないのですが。共感してくださる人たちが現状でも少なからずいるというのが、すごく励みになっています。 よく「『子供を持ちたいと思えない』って言うの

      • 【書影解禁!】『産む気もないのに生理かよ!』

        12/5(木)に飛鳥新社より発売される、わたくし月岡ツキの初のエッセイ集『産む気もないのに生理かよ!』の書影がついに解禁されました!!! どん!! わ〜〜〜〜素晴らしい!!!!!良すぎる!!!! 今回はなんと、 装丁:ブックデザイナー・アートディレクターの佐藤亜沙美さん 装画:イラストレーターのWAKICOさん 推薦文:文芸評論家の三宅香帆さん という超絶心強すぎる皆様にお力添えをいただき、この表紙が完成いたしました。嬉しすぎる!桃太郎が味方を探しに行ったらとんでもな

        • 『産む気もないのに生理かよ!』 はじめに

          「『子供が欲しくない』って言葉にするの、怖くない? 本当に〝そっち〞に流れちゃいそうで」 と女友達が言った。 30代の女だけの飲み会で定番の話題である「子供を産む・産まないの話」になったときのことだ。  飲み会の構成員の人生ステータスはさまざまで、独身の者、既婚子ありの者、彼氏と同棲中の者、そして私。  彼女の言葉は私に向けたもので、私は結婚していて子供はいない。「これからも〝ナシの方向〞で行く〝かも〞」と親しい人には言っている。  既婚子ありの者の子育ての苦労話(いかに睡

        • 固定された記事

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          『子供を持ちたいと思えない』って言うのは勇気がいること?

          12/5(木)発売の自著『産む気もないのに生理かよ!』の書影と「はじめに」が解禁されました。 最近考えていることといえば「この本は世の中に受け入れてもらえるのだろうか」「どれくらい読んでもらえるのだろうか」とそんなことばかりです。まあ多少ネガティブな意見が飛んでくることも折り込み済みで書いているので、そんな心配は今に始まった事ではないのですが。共感してくださる人たちが現状でも少なからずいるというのが、すごく励みになっています。 よく「『子供を持ちたいと思えない』って言うの

          『子供を持ちたいと思えない』って言うのは勇気がいること?

          「子供欲しくない」って説明しなきゃダメですか?

          「子供が欲しくない」というと「なんで?」と言われ、理由の説明を求められがちなんだけど、これがまあめんどくさい。 「子供が欲しくない」の理由を一言でパッと説明できる人なんて、いるんだろうか? 少なくとも、私がこれまで関わってきた選択的子なしや子を持つことに躊躇している女性たちはそういう感じじゃなかった気がする。みんな、自分が子供だった頃の親との関係や、キャリアや、夫との生活、この社会のこと、さまざまな複合的な理由から「子供を持ちたいと思えない」と言っている人ばかりだった。 「

          「子供欲しくない」って説明しなきゃダメですか?

          おしまい村(生理中)からお送りします

          生理(厳密に言えばピルの休薬期間)+寒さ+雨+低気圧で全てがおしまい村です。おしまい村からお送りします。 生理、始まってからもう18〜9年はやってるわけですが毎回新鮮にウザくてびっくりする。ピルでウザさ加減はだいぶ軽減されてきたものの、それでも1ヶ月のうち2日くらいはウザいですね。 私の場合は最近は頭痛腹痛腰痛と貧血、血流不足による下半身の冷えって感じです。ロキソニン以外の鎮痛剤を飲むとなんか合わないっぽくて発疹出るんですが、最近ロキソニンの効きが悪い気がする…なぜ……

          おしまい村(生理中)からお送りします

          嬉しいお知らせ(ひっそり)

          いきなり鬼寒ジャパンですが、体調崩されてませんか? 私は仕事の慌ただしさもあって数日しっかり気落ちしましたが、仕事を片付けて運動したら回復してきました。ここからのシーズン、全ては血流にかかっております。ビバ血流。

          嬉しいお知らせ(ひっそり)

          「しごでき」のジレンマ

          「仕事ができる人」になりたい。 というか、「仕事ができる人だ」と思われたい。 いわゆるビジネスという意味での仕事以外でも、家事とか育児とかをする人だって、その分野において「デキる人」と思われたい欲求は少なからずあると思う。みんな「デキる人」になりたいのだ。 私はわりとハードワークな業界で育った労働者で、仕事ができる人=「しごでき」になるためのイロハを色々と教わってきた。「即レス命」とか「懐に入る」とか「相手の意向を握る」とか「根回し」とか「言質を取る」とかとか。私なんかよ

          「しごでき」のジレンマ

          祖父のXデー

          祖父がもう長くないらしい。 といってももう95を超えているので元々老い先長いとは言えない老人なのだが、先日入院と手術をして、どうやら癌であるという。 「おじいちゃんが入院しました」という連絡が来て、最初に思ったのは「やっとか」ということで、次に思ったのが「入院に付き添うお母さんが気苦労で倒れないだろうか」だった。正直、「おじいちゃんが心配」とか、「死んじゃったらどうしよう」とかの感情は全くない。ジジイもようやく年貢の納め時か、というのがシンプルな感想である。 ポッドキャ

        記事

          「子供欲しくない」って説明しなきゃダメですか?

          「子供が欲しくない」というと「なんで?」と言われ、理由の説明を求められがちなんだけど、これがまあめんどくさい。 「子供が欲しくない」の理由を一言でパッと説明できる人なんて、いるんだろうか? 少なくとも、私がこれまで関わってきた選択的子なしや子を持つことに躊躇している女性たちはそういう感じじゃなかった気がする。みんな、自分が子供だった頃の親との関係や、キャリアや、夫との生活、この社会のこと、さまざまな複合的な理由から「子供を持ちたいと思えない」と言っている人ばかりだった。 「

          「子供欲しくない」って説明しなきゃダメですか?

          おしまい村(生理中)からお送りします

          生理(厳密に言えばピルの休薬期間)+寒さ+雨+低気圧で全てがおしまい村です。おしまい村からお送りします。 生理、始まってからもう18〜9年はやってるわけですが毎回新鮮にウザくてびっくりする。ピルでウザさ加減はだいぶ軽減されてきたものの、それでも1ヶ月のうち2日くらいはウザいですね。 私の場合は最近は頭痛腹痛腰痛と貧血、血流不足による下半身の冷えって感じです。ロキソニン以外の鎮痛剤を飲むとなんか合わないっぽくて発疹出るんですが、最近ロキソニンの効きが悪い気がする…なぜ……

          おしまい村(生理中)からお送りします

          ちゃんと悔しくて安心した

          ということで、創作大賞2024でエッセイが入選したので、授賞式に行ってきました。入選作はこちら。 入選の連絡をいただいた時、嬉しかったのは一瞬で、すぐに悔しい気持ちが大半を占めるようになりました。そりゃメディア賞が欲しいに決まっているやろうがい。 もちろん入選だって本当に有り難いんですけれど、やっぱり一歩及びませんでした感が拭えない。「金がいいですぅ〜」だし「2位じゃダメなんです」なのだ。 思い起こせば、私は生まれてこのかた入選とか次席とか2位止まりの人間だった気がする

          ちゃんと悔しくて安心した

          嬉しいお知らせ(ひっそり)

          いきなり鬼寒ジャパンですが、体調崩されてませんか? 私は仕事の慌ただしさもあって数日しっかり気落ちしましたが、仕事を片付けて運動したら回復してきました。ここからのシーズン、全ては血流にかかっております。ビバ血流。

          嬉しいお知らせ(ひっそり)

          「しごでき」のジレンマ

          「仕事ができる人」になりたい。 というか、「仕事ができる人だ」と思われたい。 いわゆるビジネスという意味での仕事以外でも、家事とか育児とかをする人だって、その分野において「デキる人」と思われたい欲求は少なからずあると思う。みんな「デキる人」になりたいのだ。 私はわりとハードワークな業界で育った労働者で、仕事ができる人=「しごでき」になるためのイロハを色々と教わってきた。「即レス命」とか「懐に入る」とか「相手の意向を握る」とか「根回し」とか「言質を取る」とかとか。私なんかよ

          「しごでき」のジレンマ

          祖父のXデー

          祖父がもう長くないらしい。 といってももう95を超えているので元々老い先長いとは言えない老人なのだが、先日入院と手術をして、どうやら癌であるという。 「おじいちゃんが入院しました」という連絡が来て、最初に思ったのは「やっとか」ということで、次に思ったのが「入院に付き添うお母さんが気苦労で倒れないだろうか」だった。正直、「おじいちゃんが心配」とか、「死んじゃったらどうしよう」とかの感情は全くない。ジジイもようやく年貢の納め時か、というのがシンプルな感想である。 ポッドキャ

          じゃあ一体誰が皿を洗うのか

          「妻に先立たれると皿洗いも満足にできない昭和の仕事人間親父」みたいな概念があるが、令和のお袋こと現代のワーキングマザー達も皿を洗っている場合ではなく、食洗機を導入して家事の時間を減らし金を稼ぎに出なければならない。 それは女性の社会進出という意味では前向きなことである。が、じゃあ食洗機を買ったり誰かに皿洗いを頼んだりできない家の皿は一体誰が洗うのだろうか。 いうまでもなくここでの「皿洗い」は家事育児といった「ケア労働」の比喩なのだけど、そういう労働はどちらかというと「面倒

          じゃあ一体誰が皿を洗うのか

          「移住婚」はしたけれど

          「東京23区に在住・通勤している女性が結婚を機に移住する場合、60万円を支給するプランを検討している」というニュースが出て、さんざん批判された結果、見直しになったらしい。バカバカしいことにはちゃんと「バカバカしい」と言っていくことの大切さを再認識できたという点で、このバカバカしい「プラン」にも少しは価値があったと思われる。バカバカしい。 ところで私は23区から地方に「移住婚」をした身なのであると今更気がついた。 「移住婚」と聞くとナイナイのお見合い大作戦的な、地方の公民館

          「移住婚」はしたけれど

          ホームビデオに映っていたもの

          またお盆の帰省の話。 実家というのはちょっと気合いを入れて帰ったはいいもののすぐにやることが尽きる場所であり、かといって落ち着いて本が読めるわけでもなく(「家族」のペースで動く空間なので「個人」のアクティビティには勤しみにくいのだ)、暇を持て余した私と妹は物置から昔のホームビデオを引っ張り出してきた。 なつかしのハンディカムで撮影されたテープたちは物置の引き出しいっぱいに入っていた。「平成8年 ◯◯小2運動会/△△年少ピアノ発表会」「平成10年 糸魚川家族旅行」などと手書

          ホームビデオに映っていたもの

          「傷つけられた」と思うとき、その前からすでに傷ついている

          「子どもあんまり欲しくない」みたいな話をするとき、自分と違う考え方の人が聞いたらなんか傷つけそうで嫌だなと思うことがあり、結構言葉に気を遣う。 私のスタンスを説明するぶんには、他の人を傷つけることには基本ならないと思うのだが、昨今は「特定の誰かに向けては言っていないこと」でも自分に向かって言われている気になってしまう人がいて、傷ついてしまい、なんで私を傷つけるのか!と怒られる、みたいな事象が少なからず、ある。 そういうとき、たぶん怒りはもともとその人の中にあり、ちょうどよく

          「傷つけられた」と思うとき、その前からすでに傷ついている

          盆に来るおばさん

          帰省というのは否応なしに「伝統的家族観」に想いを馳せてしまうイベントであり、とくに盆の帰省は一族が集まって墓参りなど様々な「先祖を想う儀式」が行われるので、「自分は自分で自由に生きていきます!」といった普段の独立独歩な自分を一旦脇に置かされがちである。 お前もなんだかんだいうても「血族」の一員であり、連綿と続く大いなる「家族」の一部であり、続いてきた「命のバトン」ってやつを次代に繋ぐことが結局人間のつとめなのである、と。そういう”なんかでっけえ波”にひとたび入ってしまうと、

          盆に来るおばさん

          「子供は社会で育てるもの」と言われても

          「本来、子供は社会で育てるもの」という言葉をたまに耳にする。 核家族化が進んだ現代の都市部では子供を両親だけで育てるのがスタンダードとなっているが、義父母や父母の力を借りず、またベビーシッター的な外部リソースを使う余力もない人たちにとってはなかなかハードすぎると聞く。 「大人二人だけで子育てする」なんてことはそもそも無理ゲーであり、昔は近所の人たちや親戚などみんなで子供を見守っていたんだから、そういうふうに「社会」がもっと子育てに関わったほうがいい、みたいな意味で言われて

          「子供は社会で育てるもの」と言われても