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妹と昼ごはんの話

実家で家族と暮らしながらリモートで働くのもすっかり日常になりつつある。

最近の変化は、妹が昼ごはんを作ってくれるようになったことだ。

ひとり暮らしでリモートしていたときは、昼は食べないか、パンか何かをかじるかという終わった食生活をしていた私にとっては大変ありがたい。

妹の仕事は比較的時間に融通が効くというものの、彼女の手際には目をみはるものがある。

家にあるものや残り物でササッとロコモコやガパオライスなどを作ってくれ、母も私も大助かりなのだ。今日の昼ごはんはナポリタンだった。妹のつくるナポリタンはかなり美味い。

ついでに彼女は掃除や整理整頓にも長けている。

仕事を終えて自室から出てくると毎日家のどこかしらに収納器具が取り付けられて整頓されていたり磨かれてピカピカ光っていたりする。

エブリデイ劇的ビフォーアフター状態である。


お互い進学を機に離れて暮らしていた間、彼女も大人になり私とは違う生活力や知恵を身に着けたのだろう。頼もしい。

きょうだいがそれぞれ大人になり、昔は持っていなかった知識や技術を身につけて再び一緒に暮らし始めるというのは、なかなかありそうでないことだ。

『家族シーズン2』という感じがして楽しい。


私は日中忙しくなかなか家事を担えないため(私が嫌いな家事労働を担わない夫の言い訳を自分がしていて本当に情けないので改善する)、休みの日に挽回したり別の部分で役に立つなどせねばと思いつつ、明日も昼ごはんが楽しみなのであった。ありがとうマイシスター、もちろん毎日ありがとうマイマザー。





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