精子がいないマン

無精子症による男性不妊と診断され、総額150万円ほどで3度手術を行いました。 事の顛末…

精子がいないマン

無精子症による男性不妊と診断され、総額150万円ほどで3度手術を行いました。 事の顛末を余すところなく晒け出していきたいと思います。 不妊治療に悩んでいる方、取り組んでいるけどうまくいかない方、これから取り組む方。 様々な人の助けになれば幸いです。ぜひフォローお願いします!

最近の記事

精索静脈瘤の手術をした話

↓手術の概要 2018年7月某日 僕は電車を乗り継ぎ、一人病院に向かっていた。 事前に血液検査などは済ませてあり、体調も良く身体的にも手術は問題なく行えるという状態である。 朝ごはんは軽めに、水分も朝8時半以降は摂らないようにしてくださいと言われていたので、その通りにした。 着替えや診察など前後の時間も含めると、9時半〜10時ごろに来院して13時ごろには病院を出るという感じだったと思う。 特に持ち物もなく、財布と携帯だけ持っていった。 日帰りの手術だし緊張や不安の類は一

    • 精索静脈瘤はどうすれば良いのか

      僕の症状についてはこちら↑ 非閉塞性無精子症(+精索静脈瘤)という現実を知って、 じゃあ僕たちこれから一体何をすれば良いんだよという話になるが、具体的な選択肢は大きく3つあった。 ① 精索静脈瘤の手術をする。 ② TESE(精巣内精子採取術)の手術を行う ③ 自分の精子を出すことは一旦諦める 結論から言うと自分は、精索静脈瘤を治せば自然に精子が作られるようになる可能性もある(僅かだが)と言う医師の提言を受けて、まずは精索静脈瘤の手術を受けることにした。 しかし、手術後

      • 男性不妊と診断されて夫婦間で勃発した戦い〜先の見えない不妊治療に取り組む前に〜

        (クローズアップ現代みたいなタイトルにしてみました) ↓前回 男性不妊と診断されたことを自分の奥さんに申告する時の心境と言ったら、とにかくどう振る舞えば良いのかが分からなかった。 うちの場合、結婚する前から子供を望む気持ちや不妊治療に対するそれぞれの考えを前々から共有していたので、幸か不幸か重たい空気になる事が簡単に予測できた。 あんまり深刻そうに話して空気が重くなればネガティブな方向へ話が進むかもしれないし、かと言ってヘラヘラ軽い感じで報告するのも違う。 人の人生を左

        • 男性不妊、その要因と実際の症状 (非閉塞性無精子症、精索静脈瘤)

          不妊と一口に言っても様々な要因があり、 世界保健機関による統計では、精子や卵巣の病気など加齢を考慮に入れない不妊原因で、原因が男性のみにある場合が24%、女性のみが41%、男女ともが24%、不明が11%と報告されている。(wikipediaより) という事らしい。 結論から言って僕の症状がどんなものだったかというと、精巣内で精子が全く作られていない非閉塞性無精子症。 そして左の睾丸に精索静脈瘤という静脈の肥大があり、それによって血流が悪くなっているために精子が作られてい

        精索静脈瘤の手術をした話

          この世の全ての男たちに知ってほしい

          ↓前回 精子がいないとは、どういうことなのか。 語弊を恐れず言ってしまえば、 「その男には存在意義がないのではないか。」 その時は率直にそう思ったし、正直今でもある意味間違っていないと思う。 精子が製造されていないというのはつまり生物としての根本的な目的である、遺伝子の存続、子孫の繁栄ができないという事であり、それができない生物はやがて絶滅していくというのが古来よりの定めなのである。 え、絶滅、、、? ワシ絶滅するんか? 地球の誕生から現在まで幾億の年月の中で自然淘汰

          この世の全ての男たちに知ってほしい

          自分に精子がいないと知った日

          2018年1月下旬。 僕は新宿のとあるクリニックに訪れていた。 妊活に取り組んで半年、体温を記録してタイミングを測ってみたり、亜鉛を摂取したりと色々試すものの、なかなかうまくいかない日々。 奥さんは検査をしてもどこにも異常がみられず、僕も精液を検査してみることにした。 正直、この時の自分は全く気乗りせず、検査に行くのを若干渋っていた。 ・精子いないわけなくね? ・検査料8000円(初回)って高いよ(後述しますが病院によって違います) ・可愛い看護師いるかな ・はやく帰っ

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          まえがき&自己紹介

          はじめまして。 このnoteでは、主に男性不妊による不妊治療に取り組んだ個人の感想や夫婦間で起こった出来事(険悪な時期やその乗り越え方とか)を綴っていきたいと思います。 先に述べておきますが、ひとえに不妊治療と言っても原因や症状、その人のおかれた環境など様々なパターンがあります。 なるべく多くの人の参考になるような記事にしていきますが、決してこれが正解ということはなく、あくまで一つのパターンということをご承知のうえ、ご覧いただけたらと思います。 それでは、簡単に自己紹

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