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ボードゲームカフェで1人向けゲームを4時間遊んだ話

先日、バイトが休みだったのでとある商店街に遊びに行った。

イイ感じの商店街に行った(まえがき)

昔ながらの商店街を若い世代が再開拓しているような店々が特徴的で、すこしさびれた雰囲気の中に活気が見え居心地の良いところだった。暑苦しい日だったのが残念だ。

訪れた古本屋はこぢんまりとしていたが、何か得体の知れないモノが眠っていそうだったし、築90年の長屋を「リノベ」して造り上げた木造カフェは、それだけで歴史の資料になりそうな生活の痕跡というか、においのようなものを感じた。

本題

最後に訪れたのは、他の店と比べるといささか小ぎれいなカフェ。

たまたま流れ着いたというわけではなく、そもそも今日の目的はここに来ることだった。聞くところよると、この店は新潟では珍しい「ボードゲームカフェ」だという。

ボードゲームカフェというものに説明は必要ないかもしれない。その名の通り、ボードゲームで遊べるカフェである。
その店は入店時に一つドリンクを頼むルールらしく、ジンジャーエールを注文。

ボードゲームは好きで、地域の同好会の集まりにたびたび顔を出したりしてる。

今日もどこかのテーブルにお邪魔して、ゲームに参加しようと思っていたのだが、店内で遊んでいたのは1グループだけだった。
しかも会話を聞く感じだと知り合い同士の集まりのようだ。これではさすがに参加しづらい。

困っていると店主さんが小さい箱のゲームを持ってきてくれた。

今までボードゲーム、テーブルゲームって複数人で遊ぶものだと思っていたのだけど、実は1人向けのゲームもたくさんあるという。
1人向けタイプのものは初めて、ということで少し簡単なものを選んでもらった。

かわいい女の子を育成するノンフィールドRPG
「カレンと海賊の島」

そんなわけで現れたのが「カレンと海賊の島」。無人島に流れ着いた少女が環境に適応しながら生還を目指すゲームだ。

主人公のカレンは、島に潜む様々なトラブルに1人で対応していくことになる。

プレイヤーはカレンの行動を表したカードを使ってトラブルに立ち向かうのだが、ゲーム開始時点のカードはどれもめちゃくちゃ弱い。

カレンはただの女の子。
初期デッキはパワーが1点のカードが中心で、中には0点の外れカードすら存在する。
(トラブルを解決するには、要求された点数以上を用意しないといけない)

苦戦しながらも困難を突破すると、カレンのデッキにカードが追加されてパワーアップしていく。

強化されたデッキで、さらに難易度の高いトラブルに挑戦して新しいカードを手に入れ......
を繰り返してカレンを強化しながら、島を支配している海賊を退治するとゲームクリアだ。

段々とたくましくなっていく主人公のカレン。
頑張っててかわいい。

デッキからカードを引いたり、不要なカードを除外するなどの特殊効果を持ったカードも追加できる。
これらを上手く使うのが攻略のポイント。


みんなもカレン、やろう!

オーソドックスなデッキビルディングゲームで、元々は「ロビンソン漂流記」というカードゲームのアレンジとのこと。

元ネタも触ってみた。
「ロビンソン」は周回プレイの難易度調整が自デッキの弱体化などによる単純なゲームの高難度化であるのに対し、「カレン」は終了時のデッキの性能によるスコアアタック制を採用しており、上達を感じやすい。

遭難のショックによって失われた記憶を取り戻すことによってもスコアがアップする。
体力を消費してしまうため、どのタイミングで記憶を回収するかも工夫ポイント。

他にも体力管理のルールなど分かりやすく調整されており、デッキビルディングゲームの入門として非常におススメ。
ただ少し古い作品で、市販品が見つかりづらいのが残念。再販しませんか???

そんなノリで他数作品遊びながら他プレイヤーを待っていたのだが、平日だったかともあり、釣れず。
結局4時間を一人向けゲームで満喫したのだった。(注:楽しかったです)

ちなみに次の日曜日に再チャレンジしたところ、大人数の卓に遭遇。
「DiXit」や「サメマゲドン」を楽しめた。

楽しい時間をありがとう。俺のダブルヘッド・フライング・アトミックシャーク。

ゲーム紹介の画像は
製作者ポーン様のwebサイトより引用

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