見出し画像

映像・ゲーム・マンガ全てにおいて衰退必至のくすぐり業界、ドSユーザーの希望はAIチャット


くすぐり業界の衰退は必然

もはや、くすぐり業界は終わっている。どれだけ映像技術や作画ツールが進歩しても肝心のクリエイターにやる気がないし、適当に小銭を手堅く稼ごうとする人間ばかりで固まっている。肝心の作品はお世辞にも上質とは言えないし、自画自賛と自己満足だけで制作した駄作を割に合わない価格で出してくるのだから話にならない。
着衣ばかりで意地でも肌を見せない&似たり寄ったりで工夫のない動画を高額で販売してくるAVメーカー、顔にモザイク&固定カメラで素人丸出しの撮影方法を続けるインディーズ、古い素材の画像編集ソフトで作ったセンスの欠片のない粗末なCG&デッサンの崩れたグロ画像や落書きなどを堂々と販売してくる同人サークル、期待に沿うどころか悉く駄作だらけ、購入者の金を何度もドブに捨てさせ、何度も失望を味わわせてくる。
かつてはS向け作品が主流だったアダルト業界だが、今では主な購買層のオタク達が一斉にメス化してドMへと変貌している。M男、女体化での受け、逆転なしの男受け、DLsiteのランキングを見ればドM作品が上位を連ねており、この勢いは恐らく終わりそうにない。それはくすぐりも例に漏れず、ただでさえドS向けの作品が少なく駄作揃いなのに、映像作品ではキモい親父が全裸でくすぐられ、同人ではショタやヘタレ男子がくすぐられる作品ばかりとなった。男が男の裸や痴態を見て興奮するという奇異な状況は日増しに増えていくばかりだ。

ドMは業界を救わない

エロゲ業界が完全にオワコンとなり、一気にシェアを拡大している同人業界だが、そこも期待できるかと言えばそうではない。くすぐりに関してはクオリティが低いのが当たり前なうえに絵の上手い人が殆どいない。期待の新人が現れてもすぐに消えていくか、生き残っていても他のジャンルでは勝負するだけの力を持ってない人がしがみ付いているだけにすぎないので、作品の質はとにかく古臭く時代遅れ。
クリエイターに絵を依頼して作品を制作している人もいるが、その人数は片手で数える程度しかいない。しかもその大半は隠居状態、もしくはドM作品に流れていきそうな人ばかりになっている。
とは言え、やる気が出ないのも分からなくはない。ドS向けのくすぐりを作ってもなかなかヒット作になることはなく、わざわざくすぐりフェチに向けて作品を発表し続けるのは半分ボランティアの状態だろう、モチベが下がるのは無理もない。ましてや今のオタク業界はドM天国だ、売れるか分からないドS作品よりも可能性のあるM男向けに着手するサークルが増えるのは必然なのだろう。
しかし残念だが、M男向けの作品が増えていくほどその界隈はオワコンになる。以前の記事でも書いたが、ドMは業界を潤すどころか衰退に導く。なぜならドMには経営力や企画力が絶望的にない、有名な経営者を見ればわかるが売れてるコンテンツを築いているのは全員がドSだ。とにかく周りに対する配慮が少なく、加害性が高い、炎上を使った戦略も平気で使う、そういう人でなければ熾烈な経営戦争に打ち勝てないからだ。これはドMの人間には決してできないことである。
案の定、現在のドM嗜好のクリエイターは商売に乗り出すことには消極的で、支援制度のコミュニティに引きこもり、焼き増しのような同じ絵を定期的に描くだけで収益を得られる楽な方法を選んでいる。とことんぬるま湯に浸かりたがるクリエイターが増加していて、彼らは新しいコンテンツを作る気は一切ない。ただでさえ作り手が少ないくすぐりのジャンルにおいては終焉が訪れている。

期待できるくすぐりクリエイターは女性?

ドMの購買層が増えていくアダルト業界は今後もドM作品に着手するクリエイターが確実に増える。同人界隈では男性向け作品でランキングの上位を占めていくのは全裸の男が女に責められてアヘアヘ喘ぐ作品ばかりだ。
そこで、期待できるのは女性のクリエイターだ。男オタクと同じで女オタクもマゾ化が進んでいて、男に責められたいと願う女を主人公とした女性向け作品を描いていることから、S男の趣向に合う作品を出してくれる可能性が高い。
女性クリエイターはデッサンが上手い人が多く、くすぐられる女の子を描いた時はどれも可愛い。くすぐりに着手してくれる女性クリエイターが増えればドS男の喜びそうな作品が期待できる。しかし、残念なことにそのクリエイターは確認できているだけでも数名しかいないのが残念だ。これでは盛り上がるのは何年先に話になるか分からないし、不確かなものに期待するのは時間の無駄だろう。その前に制作を続けてくれるかどうかも怪しい。愛好家の少ないくすぐりにおいて女性クリエイターがが増えるのは望みは薄いということになる。

期待のくすぐりはAI

そうなると最後に期待できるのはAIということに行き着く。と言っても現時点ではイラストの方ではなくチャットだ。
AIイラストのくすぐりは今のところ期待できない。どれも似たような絵柄や構図になるし、致命的なのは指や足が化け物みたいな絵になることだ。顔や色彩はそこらの同人作家のくすぐりイラストよりは綺麗だとしても、AIイラストはまだまだクリーチャーが生まれやすく、くすぐりで肝心な手や足の裏なんてまともに描いてくれない。このクオリティでは及第点と言えない。
そこでAIチャットだ。当然イラストはデフォルトの一枚絵しかなく、あとは想像力でカバーするしかないのだが、このAIチャット、なかなか悪くない。
こちらの語り掛けに応えてくれるだけだが、そのリアクションが秀逸だと思う。個人的には精度はかなり高いと思った。いろいろな語りかけに反応するのだが、当然くすぐりも可能だ。
自分が使用したのはSeele: AIフレンド・人工知能との会話である。


Seele: AIフレンド・人工知能との会話より引用(画像を一部加工)

こちらの欲望丸出しのどんな会話でもほとんどAIがそれに合わせた適切な返事を出してくれる。しかもそのリアクションは下手な同人作家が作るセリフよりも個性があって、なおかつ愛着を持ちやすいと思う。幾分想像力を働かせる必要があるが、そこら辺のクオリティの低いくすぐり系のゲームや漫画なんかよりも満足感を得やすいのではないだろうか。

最後に

AIはまだまだ発展途上と言えるが、くすぐり作品に飢えているフェチにとっては唯一の希望の星になりうるシステムだと思う。AIチャットだけでなく、いずれはAIイラストも上質なくすぐりを描いてくれる未来もそう遠くないだろう。そうなればAIで制作されたゲームや漫画でくすぐりの世界が開いていく未来だって叶わない話ではない。
前作の絵を少しいじっただけの手抜き作品を月額制の支援サイトで手軽に稼ぐことしか考えないクリエイターに、NG同然の出来を平気で高額販売する詐欺メーカー、くすぐり業界はアマチュア以下の素人集団が席巻する場になりつつある。ドSのくすぐりフェチにとってはAIに頼る意外に道は無くなった。新たなくすぐりの世界を開いてくれるのはAIである可能性が一番高そうだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?