世界を終わらせて【6】
今日は「インド門」という観光地に向かう。フランスの凱旋門の影響を受けたインドの好き店に使われる場所らしい。
着いて一言。「すげー」
次に、「カンヘーリー石窟寺院」に向かった。
ここでも一言。「すげー」
知能が下がったような感想ばかり。
ただ、今まで見たことがないもの、しかもかなり壮大で自分が関わってこなかったものを見ると、こんなリアクションになることは理解した。
ただ、まじまじと眺めることが多かった。「言葉を失う」という体験を初めてだった。
帰りのタクシーの中。しっかりといきたい場所を言えた。今日は一人で口コミ評価の高いレストランに向かう。
レストランの中。メニューからどんなものが来るのか、予想できた。
「成長してる」
そんなことを自分ありに実感した瞬間でもある。
きっと、この瞬間は日本では味わうことができないものだと確信した。
慣れた環境では生まれることのない興奮やちょっとした不安を乗り越えれるようになった時の感動が少しクセになっていた。
心地よさが生まれ始めたので、こっちにきて初めてのお酒を飲んだ。
思ったよりもご飯も不味くはないし、お酒も美味しい。固定概念として結びついていた。海外のイメージがこの瞬間に取り払われた。
「明日はどこに行こうか、何をしようか」
未来の自分に期待している自分がいた。ちょっと前の自分の将来に悩んで答えも出なかった自分とは大違いだ。
なんとかなる気がしてきた。
ただ、将来のことを深く考えるより、インド滞在のことを考えようと思った。きっと未来は考えても変わらない。行動しないと変わらない。
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