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相手の立場になって考えてみた


こんにちは、林道です。

先日、取引先から、2週間後に3%値上げをしますという手紙が来ました。
「えーっ!またあ!仕事を増やさないでくれえ。」と、思って、Eメールを読んだ後、即、回答せずに半日ぐらいおきました。

私の仕事は購買マネージャー。腹がたっても、値上げ要求に取り組むのが業務のひとつ。

感情的に対応しても、先方はいつも、一方的に言うだけのコミュ力が低い営業マン。

ここの会社とは、一ヶ月前に値上げを合意したばかり。ぜんぜん悪びれずに、再度の値上げ要求というより、値上げ宣言。どっちが客か分からないぐらい書き方が一方的。

「仕入先が、値上げをしたので、我、P社も○月○日から値上げします。」値上げ開始日は、2週間後。

カッとなってメールを書いても、問題解決しない。どうして売る側、Oさんが、こんなに一方的な手紙を出すことができるのか、理由を考えることにしてみた。

Oさんは、上司の言われたとおりにしているだけ。→ ロボット的作業?

Oさんは上司からの利益改善のプレッシャーが大きい。→ 自分の身をまもるため?

仕入先の値上げと言うのは嘘のいいわけで、利益改善プロジェクトの作業。→ ロボット的作業の一貫

値上げしても、売っている製品と部品が手薄市場の状態から、2年間は取り引きが続くと思っている。→ 勝てるゲームと分かって傲慢な態度。

Oさんは男性で、相手の購買マネージャ(私)は女性だから、無理におしつけても言い逃れらる。→ 女性蔑視ごうまん!

Oさんの勤めている会社が、財政的に危険?→ 向こうも必死!

昇進を狙っているので、点数稼ぎ。→ 自分をよくみせたい?

上司に気に入ってもらっうための行動。→ ごますり。

態度がしつれい。 → 人として品、徳がない!

このように相手の立場になって考える時間をつくって、Oさんは、ロボット、ごうまん、必死で身を守り、徳がない、最低なやつだと決めつけました。そうすると、まともに相手するのがバカバカしくなり、気持ちが落ち着くようになりました。

取り引き先、Oさんの気持ちは分かりませんが、彼の立場を考えてみると、私の気持ちは平常になりました。「納得できるデーターを出さないかぎり合意しない」とメールで、とりあえず、意義もうしたての回答をさらっと出して、その日の仕事はストレスなく終わることができました。



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