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ドイツの小さな町での陶器市

ライプツィヒから電車で30分くらいのところにあるHalle(ハレ)という町で陶器市が年に一度10月に催される。ハレのマルクト広場では、ドイツ国内と近隣の国から集まった作家たちがお店をたくさん出している。

私は、ライプツィヒで知り合った陶芸家Franziskaにこの陶芸市を教えてもらい、彼女の店の設営などを手伝う代わりに同行させてもらった。

Franziska M. Köllner(フランチスカ.M.クルナー)
HP:  https://franziskamkoellner.wordpress.com
テーブルウェアの作品が多く、ドイツ国内には彼女の食器を扱ったレストランやショップがある。また、シュタイナー教育の幼稚園児が使うコップを制作したりやワークショップなども行なっている。
その他、彼女の代表作でもある大きく真ん丸の花瓶や、美しい曲線の裸婦などのオブジェなどの作品もある。
出店のために国内を巡ったり、時には世界を旅しては、現地の窯を訪れて制作も行う。

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Ed & Emilia
HP:  https://edundemilia.com
こちらもFranziskaの作品で、小さな子どもが描かれたシリーズ。
シンプルな白い食器には色んな格好をした小さな女の子・男の子が描かれている。40以上いるキャラクターにはそれぞれに名前が付いている。

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お隣のお店には、可愛い蝋燭立てとオーナメントがあった。
こういう動物モチーフのものに私はどうも弱い。

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小さい子どもの横で眺めてあれこれ迷った挙句、君に決めた!

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また別のお店で、ここは貝をイメージしたような白くざらっとした表面と涼しげな釉薬の色が綺麗な器とアクセサリーたち。
小さい器をアクセサリー入れにするとキュートな感じになりそう。

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Bau Stein Zeit(バウ・シュタイン・ツァイト)
HP:  https://www.bausteinzeit.de
煉瓦の積み木屋さん。
自然の素材から作られたこの積み木は表面がザラっとしてるため、木のおもちゃでは作れないような造形物まで作れる。

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重くないのかなぁ、、と思うが、子どもたちがもくもくと遊んでいた。
この積み木は子どもの空間把握、見て考える能力を伸ばすのだそう。

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食べ物のお店も何件か出ており、途中お腹が空いたので行列のできてたパン屋に並ぶことにした。
様子を伺っていると、どうやらほとんどの人がHandbrot(ハンドブロット)というパンを注文しているようだ。なので、私もみんなに倣ってそれを頼んでみる。
ハンドブロットはこの時お初だったが、ザクセン州ではカフェやパン屋にも時々あり、クリスマスマーケットでもお店が出るほどの割とポピュラーな食べ物だった。

女性店員がオーブンから出て来たばかりの熱々の一本の長いパンを切り分け、その上にサワークリームとパセリを乗っけて出してくれた。
ベーコンとほうれん草の2種類あり、私はほうれん草を選んだ。
中には、ほうれん草とたっぷりチーズが入っていて、値段は5€とパンの中では高い方だが、一個でも満腹になった。

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お腹も満たされ、また陶器のお店をぐるぐる回っていると、10年近く前にベルリンのクリスマスマーケットで母へのお土産に買ったイヤリングとそっくりのアクセサリーたちを発見!
顔は覚えていなかったが当時中年の男性だったことは確かで、店の周りをウロウロしてるおじさんを見て確信した。ここで再会できるとは嬉しい!!

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派手なデザインだが、案外洋服に合わせやすい。
たまに借りて自分でも着けてお出かけしたが、軽くて一日中つけていても痛くならので気に入っていた。
しかし、おっちょこちな母は2セットあげてどちらも片方だけを落として割っていた…

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今回は蝋燭立て以外に、Franziskaのカフェオレボウルも購入した。

私は牛乳をたっぷり入れたカフェオレが好きで、ここ数年ずっとカフェオレボウルを探していたのだが、日本ではあまり見かけず、これまで欲しいものには巡り合わなかった。

シンプルで飽きがこないデザインで、持ち手がついてて飲みやすく、なによりサイズがちょうどいいのが気に入っている。

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ドイツの美味しいもや面白い場所の発見に使わせていただきます!