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夏のハンブルクを楽しむ

ハンブルクという街は、ドイツ国内ではベルリンに次いで2番目に人口が多い都市。大きな港があり貿易で栄えたハンブルクは、今尚ビジネスの街という雰囲気が色濃く残っている。

そんなハンブルクの街中にある気軽にお散歩できるスポットたち。
暗くて寒い冬を越すと、あっという間に春が通り過ぎて、カラッとした暑い夏がやってくる。
鬱々とした冬のドイツに飽き飽きしても、夏の美しさには目を見張るものがある。


Außenalster(アルスター湖)

アルスター湖

ハンブルクの中心にある大きな湖には、年中様々な鳥が集まる。
湖沿いには木々や芝生が生い茂り、都会のオアシスという感じ。
天気のいい週末には、散歩、ジョギング、のんびりと家族や友人と過ごすためだけにたくさんの人が訪れる。
歩道は幅が広く自転車道と区分されており、途中休憩できるベンチも何箇所か設置されている。また、道の所々にはバー、レストラン、カフェもあるので湖を眺めながらの食事もできる。
夏には芝生の上で日光浴したり、本読んだりしてみんな思い思いに過ごしている。
ドイツに来たばかりの頃はその光景にカルチャーショックを受けたが、寒く暗いドイツの冬を経験すると、なるほど確かに太陽が恋しくて晴れの日に外に出たくなる気持ちがわかるようなった。
今では、ランチを持って友人と外で過ごすのが私の夏の楽しみの一つ。
ランチは手作りして持ち寄ったり、近場のお店でテイクアウトしたりする。

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↑『Treffany Teehaus』のヴィーガン寿司6.5€、エビのワンタン10.8€
寿司は、マンゴーやアボカド入りでソースもエスニックな味だった。
ワンタンはエビのぷりっとした食感が美味しく、添付されてるチリソースにとてもよく合っていた。中身がぎっしり詰まっているので、見た目よりもお腹に溜まる。注文後に調理してくれたので、ワンタンはほんのりと温かかった。

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↑『Eclair au Café』のピスタチオのエクレア3.9€
店名にも入ってるエクレアはたくさんの種類があり、中でもピスタチオはクリームがたっぷり絞られて豪華な見た目をしていた。その場ですぐに食べたらもっと美味しかっただろうに、20℃超えの屋外に1時間放置した後だったので、少しクリームのバター味が強く感じられた..


Isemarkt(イーゼマルクト)

ハンブルクで一番大きい市場で毎週火・金の8時30-14時に開催される。
Hoheluftbrücke駅〜Eppendorfer Baum駅の間の高架下にお店がズラリと立ち並ぶ。生鮮食品、乾物、花、工芸品、デリなどが売られている。

私は赤いトラックが目印の『Meckmanns Muffins』マフィンが大好きで、毎回行く度にお店を覗く。マフィンは1個1.5€と安く、朝からトラックの前には人の列ができていて、早めに行かないと売り切れてしまうこともある。
他にもコーヒーなどのドリンクやクロワッサンなどのパンも売っている。
お店の人は笑顔がチャーミングで、彼の笑顔を見ると朝からいい一日だと思える。

それから、名前は知らないけれどお昼頃には行列のできるデリがあり、ピザ、キッシュ、スープが美味しいお店もある。スープはもちろん、他の料理もレンジで温めて提供してくれるので温かい状態で食べれるのが嬉しい。
値段も3€〜と手頃で、色んなものを少しずつ食べたい時や、小腹が空いた時には丁度いいサイズ。


Planten un Blomen(プランテン・ウン・ブローメン)

ハンブルクの中心地にある大きな公園。
広い園内には様々な植物が植えられており、四季折々でいろんな花が楽しめる。
また、大きな池、日本庭園、子どもの遊び場もあり、子どもから大人まで多くの人が訪れる。
開園時間は月によって異なるが、夏の期間は7-23時まで開園している。ドイツの夏は日が長いので早朝や夜の散歩も楽しめる。
夏にはコンサートと噴水ショーも催される。

暖かくなってくると、ドイツで春を感じる"水仙"の花が至るところに咲き始める。

水仙

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桜

白い花

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Naturschutzgebiet Wohldorfer Wald(ヴォールドルファー・ヴァルト自然保護区)

U1の終点Ohlstedt駅から10分程歩けば林の中に出る。
緑に囲まれたこの場所はとても静かで、たまにすれ違う程度にしか人はいない。
特に道順があるわけではなく、心の赴くままにただ歩く。なので、「あれ、これさっきも見た」と同じところをぐるりと回っていることに気づいたりもする。
街中に疲れて緑に触れたくなった時には、中心地からのアクセスもしやすくて気軽なリフレッシュになる。

駅の周辺には、小さなお店が数箇所あり、『Eisbär Ohlstedt』というアイス屋には学校帰りらしき子どもたちが、小銭を握りしめて集まっていた。
また、雰囲気の良さそうな『Wanderer』というパブもあり、営業時間前でなければ一杯呑んで帰りたかったなぁ..

自然保護地区

ハンブルクの周辺にはこのような自然保護区がたくさんある。
公共交通機関でもアクセスできるが、車があれば帰りにHofladen(ファームショップ)に立ち寄って地元の採れたての野菜や果物などを買って帰ることもできる。


Elbstrand(エルブシュトランド)

ハンブルクの港にある幾つかのビーチの中でも最も人が集まるビーチ。
泳ぐ人、水着で日光浴する人、犬と遊ぶ人たちがそれぞれに夏を満喫している。
近くには遊歩道もあり、散歩をしにきている人たちも多い。
バーや売店もあるため、ビーチを見ながら、お酒やフィッシュ&チップスなどの軽食を片手に過ごすこともできる。

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奥に積まれているコンテナや、大きい船が通るところなんかハンブルクのビーチという感じがする。

ドイツの美味しいもや面白い場所の発見に使わせていただきます!