ブレーメンの豚

ブレーメン旅行記

今月あたまにFlix Bus*の格安バスチケットを手に入れたため、昨日は以前から行きたかったブレーメンへ旅行に行きました。

*ドイツの主要長距離バス会社
Flix Busのサイト👉https://global.flixbus.com

ブレーメンは『ブレーメンの音楽隊』というお話で有名な町です。町のいたるところに、ブレーメンの音楽隊のオブジェを見かけます。中でも市庁舎横にあるブレーメン像のロバの足に触れると幸運が訪れると言われているので、私も触って来ました!
そのほかにも他の動物や人間のブロンズ像もいくつかあってそれぞれ表情が豊かでユーモアがあります。
小ぢんまりとした町にはお店、教会、美術館、歴史的地区がコンパクトに詰まっていて、1日で歩いて回れます。

Konditorei Stecker
お店の情報:https://konditorei-stecker.de
まず私たちが最初に行ったのは、創業1908年という老舗のお菓子屋さんです。
ここでは、パン、ケーキ、焼き菓子、チョコレートまで色んな種類のお菓子が手作りされています。量り売りのチョコレートや小さなケーキや焼き菓子はバラでも販売されているので、お試しにいくつか買うこともできます。この時期には、シュトレン(けしの実、マジパン、ザクセンオリジナルなど)やクリスマスのクッキーも数種類を取り揃えています。
店内は古風なヨーロッパのスタイルで、カフェスペースもあり、ゆっくり時間を過ごすこともできます。まだ昼前なのに店内は買い物客とカフェの客で賑わっていました。
ケーキはカフェよりテイクアウトの方がお値打ちになっています。
ちなみに、私はここでBremer Klaben(ブレーマークラーベン)というシュトレンに似たお菓子のスライスを買いました。
生地の食感やドライフルーツが混ぜ込まれているため全体の味などはシュトレンにそっくりです。しかし、少し柑橘系が効いてて、砂糖がけがされていないため甘さは少し控えめであまり重くないです。

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MINKENS

お店の情報:https://de-de.facebook.com/minkensfreunde
毎朝日課のコーヒーを飲まずに来たので、どこか美味しコーヒーが飲めるお店を探したら、ここに行き着きました。エスプレッソから淹れてくれるアメリカンは濃くて目が覚めます。そのエスプレッソにたっぷりのフォームミルクを注いだMilchkaffee(ミルヒカフェ)もとても美味しいです。
店内と外に席があるのですが、数は少ないです。しかし、回転が早く多くの客が出入りします。マスターは常にコーヒーをつくって常連客と喋ってして忙しくしています。


Weserburg Museum für moderne Kunst
美術館の情報:https://weserburg.de/?id=0&L=1
旦那が現代アート好きなので、一緒にこちらの美術館に行きました。大きな美術館で、世界中のアーティストの作品が展示されています。日本人のアーティストの作品もあり、中には今年の森美術館で展覧会をしたベルリン在住塩田千春さんの作品も展示されていました。
それぞれの作品にはテーマや説明書き(独・英)があるので、現代アートに詳しくなくても見ていて面白いです。
また、館内には、たくさんのアート本が貯蔵された図書館もあります。本はほとんどが現代アートのもので、日本語で書かれた本も置いてあります。ここは静かでwifiもあります。
一応観覧料は設定されているのですが、10分1€〜という自分の滞在時間に応じた金額を後払いするシステムです。しかし、90分以上滞在した場合は時間に関係なく基本料金の9€を上回ることはありません。
(写真はUrs Fischer, Noisette, 2009の作品です)

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Museen Böttcherstraße

美術館の情報:https://www.museen-boettcherstrasse.de
ここは、Paula Modersohn-Becker MuseumとLudwig Roselius Museumという美術館が併設されているところです。
Paula Modersohnはドイツの女性画家で、女性画家で初の自身の裸体を描いた人だそうです。彼女の作品は、柔らかな色彩で境界線を曖昧にした簡素な描写を描いたものが多いです。色彩の感じや対象物に自然や女性と子どもがよく出てくるので、私はやさしい雰囲気の絵だなと感じました。しかし、旦那は人物の表情が硬く冷たく感じるため、悲しい感じがしたそうです。
Ludwig Roselius Museumは昔の貴族の部屋を再現した美術館です。貴族が使用していた家具や調度品なども陳列されています。
ちなみに、このBöttcherstraßeには有名な時計があり、それはLudwig Roselius Museumの隣にあります。12〜18時毎には、時計の近くにある鐘が鳴って音楽が奏でられます。そして、その音楽に合わせて時計の左下にある壁の一部が回転し、いくつかの版画絵が順番に現れます。

時計


Kleiner Olymp

お店の情報:https://www.kleiner-olymp.de
今日1日の終わりはこちらで、ビールと夜ごはんをいただきました。
ブレーメンに行く直前に、読んでたブログに載っていたお店です。
なぜこのお店に行きたかったかというと、そこにあった写真の肉料理が美味しそうだったからです。実際にそれを注文したのですが、野菜とソースが美味しかったです。ブレーメンの地ビールにSchoonr Bräuという銘柄があるのですが、個性的な味でほんのりスパイシーな香りがするビールでした。
このお店には16時半頃入店したのですが、私たちの次に入った客以降は満席で断られていました。この時期予約した方が間違いなさそうです。
(写真が食べたかった料理なのですが、写真を見せて注文したので名前はわかりません、、)

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追伸:ブレーメンの町中では3箇所くらいクリスマスマーケットがあったと思います。Schalchte-Zauberという場所は、店の雰囲気や食べ物の種類も多く、美味しそうでした。

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ドイツの美味しいもや面白い場所の発見に使わせていただきます!