結婚という名の劇薬
はじめに
自分は結婚しておりますが、この結婚、万人におすすめできるものではありません。実は結婚というのはとんでもない劇薬だからです。
今回はちょっとおふざけとやさぐれテイストを含めて、結婚に対する考えについて書かせていただこうと思います。独断と偏見まみれです。
結婚すれば幸せ?
いまだに結婚って、しちゃえば幸せになれるって思っている人が少なくないと思うんですよね。でもこれって、冷静に考えればとんでもない話ですよ。
例えば、良い大学に入学できれば幸せ、医者になれたら幸せ、お金持ちになれば幸せ、って聞いたらそんなことないだろうって思うでしょ?
でも結婚に関しては、何故だかイコール幸せっていう印象を持っている方が多い気がするんですよね。もちろん、全くそんなことはないですよ!
過去の偉人はちゃんと正しいことを述べています。
どうです、ほとんどの人が結婚は単純に素晴らしいからみんなもしようね、なんて言っていないんですよ。どちらかというと、結婚はいばらの道であるといった内容が目立つのです。私もそれに強く同意します。
何故結婚がいばらの道なのか
大好きな人と一緒になって生涯を共にする。。何と甘美な響きでしょう。結婚する前はどんな素晴らしい生活が待っているのかと胸を高鳴らせます。
しかしながら、実際に生活が始まってみるとそんな甘いことは言っていられません。そうです。結婚は生活を共にするのです。パートナーは結局はただの他人ですから、衝突が起こらないほうがむしろ不自然なのです。
私も思い返せばいろいろと妻と衝突しました。トイレのふた開け閉め問題、屁をこくときどうするか問題、、いろいろありました。そして最大の問題は家事の分担でしょう。
特に子供が生まれた場合は大変です。女性は子供が生まれた瞬間から母親となりますが、男性は戸籍上の父親にはなったとしても、実際の意味で父親になるまでに時間がかかります。妻はなかなか父親の自覚を持たない夫に、相当なストレスを抱えるわけです。
今では共働き夫婦が普通になりつつありますから、言うまでもなく男性も家事をやらなければいけません。ものすごくできた人なら問題にならないかもしれませんが、大体はどちらかが負担が大きくなり、不公平感が生まれます。この不公平感と言うのがキーワードだと思っています。
極端な話、実際の家事の負担量が違っていても不公平感がなければうまくいくと思います。そのためには、いつもあれこれをやってくれてありがとう、大変だよねという感謝、共感の姿勢を示すことが必須です。繰り返します、必須です。
ダラダラと長くなってしまいましたが、要は価値観の全く違うパートナーと価値観をすり合わせ、時には共感し、時には妥協するという作業が死ぬまで続く。。だから結婚はいばらの道なのであります。
結婚後に苦労するリスク因子
少し話がそれます。結婚はいばらの道ではありますが、すごく苦労する人とそうでもな人に分かれると思っています。苦労する原因は、女性を理解していない、からなのですが実際のリスク因子を挙げると
姉や妹がいない
男子校
非モテ
仕事場が男社会
こういったものがリスク因子になります。私はすべて当てはまります笑
私にとってはいまだに女性は宇宙人で、今後も変わらないでしょう。
結婚したことを後悔しているのか?
ずいぶんネガティブなことを書いているな。。さては結婚を後悔しているのだろう?と思ったあなた。残念ながら、後悔はしていません。正確に言うと、後悔しなくなりました。
確かに、結婚して失ったものは少なくありません。時間、友人づきあい、お金、などは独身でいた方が充実していたでしょう。そしてなにより、今まで書いてきた通り、妻とうまくやっていくためには結構精神をすり減らしています。
しかしながら、結婚して私は人として大きく成長しました。他人を思いやる心、他人を喜ばせる心、それを持つために真剣に考えるようになったのは間違いなく結婚をしたからです。そう意味では、妻に本当に感謝しています。
結婚って人間関係における最高のレッスンだと思います。どんなにお金を払っても、ここまで質の高いレッスンを受けることはできないでしょう。
冒頭で劇薬、と書かせていただいたのは、このように結婚は多大な困難をもたらすものの、人間として大きく成長をもたらすものだからです。かなり副作用強めですね。
おわりに
ということで、結婚についてつらつらと思うことを書かせていただきました。私は結婚してよかったと思っていますが、今後もそれを維持できるかはわかりません。引き続き感謝の気持ち、共感する姿勢を持ちつつ妻とうまくやっていきたいと思います。
結婚を若い人に勧めるか?と言われると、正直積極的には勧めませんね。したければすればいいし、したくないなら無理にするものではないと思います。
これだけ娯楽やビジネスが拡大して、多種多様な生き方ができる時代ですから、「人間として成長できる」なんてのは大した魅力にはならないでしょう。結婚するかしないか、後悔の無い選択をしていただけたらなと思います。
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