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【読書】2021年上半期に読んだ本ベスト5


2021年上半期(1月〜6月)に読んだ本の冊数は、75冊だった。


今回は、この中から、特に印象に残った本5冊を選んで紹介したい。


私は読んだ本について、題名と日付を携帯のメモに残しているのだが、ずらっと並んだ題名を見て、ピンと来たものを厳選した。もちろん、この5冊以外にも面白かったものはたくさんあり、このお話も良かったな、あのお話も素敵だったな、と色々な感想が浮かんだが、今回は5冊に絞ってみた。


1.『新世界より』貴志祐介


本当に面白く、圧倒された。読了してから時間が経つにつれ、細かい内容は忘れてしまっても、本書の迫力は一生忘れないと思う。


SFやファンタジーは普段あまり読まないからと、これまで手に取らなかったことを後悔するほどだった。読書アカウントの皆さんのツイートに後押しされて読んだので、皆さんに本当に感謝している。


2.『チョコレートコスモス』恩田陸



こちらも、演劇にはなじみがないからと、これまで読んでこなかったことを後悔するくらい面白かった。


普段あまり読まないジャンルの本であったり、なじみのない分野を扱っている本であったりを手に取ってみると、思いがけず、新たな世界への扉が開けることがある。これからも、様々な本を開いてみたいと思う。


恩田陸さんの本には『夜のピクニック』はじめ好きなものがたくさんあるが、『チョコレートコスモス』も特に好きな作品となった。


3.『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディみかこ


自分に見えているものがすべてとは限らないから、色々な方法で情報を得ることが重要だと改めて認識させてくれた一冊。


直接体験も、本による知識の習得も、想像力を働かせることも、すべて大切にして、視野を広げていけたらと思う。


4.『葬儀を終えて』アガサ・クリスティー


今年は多くのクリスティー作品を読んでおり、どれも面白かったのだが、特に印象に残っているのがこちらの作品だ。


犯人のことも、犯人に繋がる小さな気付きのことも、鮮明に記憶に残っている


5.『サクラ咲く』辻村深月


こちらの本は、この本自体が良かったことはもちろん、次の読書に繋がったことから選んだ。


登場人物のマチやみなみの影響を受けて、児童文学を久しぶりに読むようになった。『あしながおじさん』や『はてしない物語』を読み、子どもの頃とはまた違う新たな気持ちになれた。彼女たちのまっすぐさが素敵だったから、同じように読みたいと思えたのだ。


終わりに


2021年上半期、多くの素晴らしい本に出会うことができた。下半期も引き続き、充実した読書生活を送っていきたい。



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