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こんにちは! 語学教員向けに外国語授業のノウハウを発信しています。 ドイツの大学院で外…

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こんにちは! 語学教員向けに外国語授業のノウハウを発信しています。 ドイツの大学院で外国語教育学(主に教授法)を専攻し、現在は大学にて授業しています。 「授業が面白くならない」「オリジナルの教材が作れない」など、悩んでいる方のヒントになればいいなと思っています。

最近の記事

【第6回:ちょっとだけ教授法③】で、一体どれが一番良い教授法なの?

こんにちは! 今まで2回に渡り教授法について触れてきました。 色々とありましたが、一体どの教授法が一番良い方法なのでしょうか。 私の答えは・・・ 万能な教授法なんてない!です。(なんとなく予想はついてましたよね。。) 今、一般的に批判されることの多い文法訳読法も、使い方によってはその効果を発揮します。 また、流行りのコミュニカティブアプローチも、導入する場面を間違えば授業は上手くいきません。 結局のところ一般化は出来ず、クラスの雰囲気や学習目標に応じて使い分けて

    • 【第5回:ちょっとだけ教授法②】TPR?TBLT?なんだっけ・・・それ。

      こんにちは! 今回もどんな教授法があるかざっくりと見ていきましょう。 この記事では、TPR・コミュニカティブアプローチ・TBLTを簡単に説明します。 1. 全身反応教授法(TPR) 1960年〜1989年にかけて広がった方法です。名前の通り、全身を使って言語を覚えていきます。例えば、何かを食べる仕草をしながら「eat」と発音します。そうすると、eatが何か分からなくても学習者には伝わるという方法です。 動画では、TPRを使用しないバージョンと使用するバージョンで自己

      • 【第4回:ちょっとだけ教授法①】文法訳読法?直接法?・・・えっ、何それ?

        こんにちは! 今回は教授法についてざっくりどんなものがあるのか見ていきましょう。 この記事では、文法訳読法・直接法・オーディオリンガルメソッドを簡単に説明します。 代表的な教授法なのですでに知っている方も多いと思います。その場合は、今自分の授業がどの形に近いのかを少し考えながら読んでみて下さい。 1. 文法訳読法 1800年代から1950年くらいにかけて主流だった教授法です。時代だけ見るとかなり古臭そうな感じがしますね。 この頃は、書物を読むことが言語を学ぶ最大の

        • 【第3回:授業に入る前に】好かれなくてもいい!じゃあ、嫌われてもいいの?

          こんにちは! 今回の記事でお伝えすることは、タイトルにもある通り以下のことです。 好かれる必要はない。でも嫌われない方がいい! 前回の記事で、教員は生徒や学生に好かれる必要はないことを説明しました。 でも、嫌われるのもマイナスなんです。 えっ、矛盾してない?と思うかもしれませんが、「嫌われていない=普通」と「嫌われている」状態は全く違います。 教員が嫌われるとどうなるか。 学習者が学ぶことをブロックします。 私たち教員も、学生時代おそらく嫌いな先生がいたと思い

        【第6回:ちょっとだけ教授法③】で、一体どれが一番良い教授法なの?

        • 【第5回:ちょっとだけ教授法②】TPR?TBLT?なんだっけ・・・それ。

        • 【第4回:ちょっとだけ教授法①】文法訳読法?直接法?・・・えっ、何それ?

        • 【第3回:授業に入る前に】好かれなくてもいい!じゃあ、嫌われてもいいの?

          【第2回:授業に入る前に】好かれたい!でもそれ必要?

          こんにちは! 今回も授業準備に入る前の内容です。この記事でお伝えすることは、以下のことです。 好かれる必要はない。それよりも「信用」が大切。 教員も人間なので、やっぱり自分の生徒や学生とは良い関係を築きたいですよね。 でも、その気持ちが大きくなりすぎてしまうと、過剰に生徒からの評価を気にしたり、意味もなく授業がゆるくなったり・・・と日々の授業に悪影響が出てきます。 「そんなこと言ったって、やっぱり生徒の目が気になる」という気持ちはとっても分かります。 でも、評価を

          【第2回:授業に入る前に】好かれたい!でもそれ必要?

          【第1回:授業に入る前に】教員だって人間!苦手なものはある。

          こんにちは! 今回は教授法や授業準備に入る前の内容です。この記事でお伝えすることは以下のことです。 「本当の自分」にあった授業スタイルを見つける。 まず、授業をする前に「本当の自分」について考えてみて下さい。教員だって人間です。得意なこと苦手なことがあって当然です。また、性格もみんなバラバラです。 よく授業になると、性格がガラリと変わる先生方がいます。もちろん、スムーズな授業ができていれば全く問題ありません。ただ、授業が上手くできないと悩んでいる方は、授業で自分を変え

          【第1回:授業に入る前に】教員だって人間!苦手なものはある。

          外国語教員がみんな授業の方法を知っているわけではない!

          こんにちは!初めまして。 Noteでは、中学校・高校などで外国語を教えている教員の方向けに授業のヒントとなるような記事を発信できたらいいなと思っています。 最初に少し自己紹介をさせて下さい。私は、ドイツの大学院にて外国語教育の分野で修士号を取得し、現在は大学で授業をしています。今まで、国内外の語学学校と大学で授業を行ってきました。これまで仕事を通じ、色々な先生とお話しする機会がありました。その中で、自分の授業に自信がない、また生徒・学生が「面白い!」と感じる授業をしたいの

          外国語教員がみんな授業の方法を知っているわけではない!