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ジョージア料理に恋して⑧オジャクリはおふくろの味

ジョージア美食研究家あきです。

ジョージア料理に魅せられてジョージアの食文化を紹介しています。


玉ねぎとお肉とじゃがいも

この組み合わせは鉄板だ

そう、日本では肉じゃが

中央アジアにはディムラマという中央アジア版肉じゃががある

ジャーマンポテトが本当にドイツで作られているのかは知らないが、ジャーマンポテトもこんな組み合わせだ

炒めて甘味が増した玉ねぎに、お肉のコクと旨味、その旨味がほくほくのじゃがいもに染み込む

どうやったって美味しい

ジョージアにもそんな料理が存在する

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オジャクリというその料理の名前はジョージアの言葉で「家族の食事」という意味だ

まさにおふくろの味

肉じゃがが家庭によって違うように、オジャクリのレシピも様々

玉ねぎとじゃがいも、なにがしかのお肉、ニンニクにパクチー

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この5つの材料はマストであるが、お肉は牛、豚、鶏のどれでもいい

私は断然豚派、豚バラブロックが1番合っていると思う

じゃがいもと豚肉をカットしたらフライパンで加熱していく

新じゃがなら皮付きのままの方が美味しい

豚バラを使うと油がどんどん出てくるので、この油でじゃがいもを揚げ焼きにしていき、余分な油は拭き取る

脂身の少ないお肉の場合はひまわり油などを加える

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お肉はカリカリになるまで、ジャガイモがホクホクになるまでじっくりと火を通してから、にんにくと玉ねぎを加える

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中華やイタリアンの最初に油ににんにくの香りをつける手順とは対照的

味付けは、私は塩とビネガーを少々。最後に刻んだ香菜(パクチー)を加えて完成

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人によってはコリアンダー、フェネグリーク等ジョージア でおなじみのスパイスを使う。生の青い唐辛子を加える人もいる

私はシンプルな味付けの方が、ニンニクとパクチーが際立つ気がするので、酸味は癖の少ない白ワインビネガーを使っている

トマトを入れる人、お肉をトマトピューレやワインでマリネする人もいるが私のレシピは比較的あっさりしている

見た目が地味なので赤いパプリカを最後に加える場合もあるけど、私はピンクペッパーで色を添える


日本人唯一のジョージアンダンサー、野口さんの一番好きなジョージア料理がこのオジャクリ

シンプルタイプのオジャクリ

お口に合うといいのですが…


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