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建築家、映画を語る。

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建築家による映画エッセイです。
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記事一覧

100点満点で5点。映画『ボブ・マーリー ONE LOVE』

ホントは0点だが、 『Simmer Down』のシーンが良過ぎて泣いてしまった笑。 この映画について…

George Iwasawa
1か月前
4

映画『ELVIS』~エルビスとHIP-HOPとエミネムと。

※公開当時に書かれたテキストです。 突然エルビス・ブームがやって来た。 映画の帰りの車の…

George Iwasawa
2か月前
14

速報!これは偉大なる教育映画!?『マッドマックス:フュリオサ』偉大なるジョージ・…

※ネタバレ注意!!!!!! とんでもない映画だったが、 まだ現時点で上手く言語化できない…

George Iwasawa
3か月前
14

アイドル好き建築家(工学博士)が選ぶオールタイム・ベスト映画。

アイドルが好き、ハロプロが好き、一級建築士で工学博士、尊敬する人はジェームス・ブラウン、…

George Iwasawa
4か月前
10

真のテーマパークがあった頃。 「千葉~浦安編~」

川島雄三監督『青べか物語』。 漁業権を放棄する前の美しい水路と近海漁師の街、浦安を舞台に…

3

寅さんと昭和の光と闇と...『男はつらいよ お帰り 寅さん』

私はずっと寅さんが苦手だった。 寅さんはずっと「健全な=ニセモノの大人の世界」の象徴であ…

George Iwasawa
4か月前
6

自由とロックと村社会。 映画『イージー・ライダー』デニス・ホッパー監督

1969年公開の永遠の名映画。 胸糞悪い南部のレッドネック(カッペの意)は、現地の「本物」を使ったそうだ。 彼らの病的な保守性は日本の田舎町の閉鎖コミュニティと何ら変わらない、 カッペはグローバルなのだ(この形容矛盾、自分で笑った笑)。 ただ、当時10代だった私がこの映画から学んだのは、 「ヒッピー・コミューンのヒッピーどものクズっぷり」 の方からである。 キャプテンアメリカとビリーは、コークの取引で手に入れた金をバイクのタンクに突っ込み、ニューオリンズ目指してバイク

最速!(予告編)感想『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』

個人的には何とも好まないセンスだ。 「オマエら、こういうの、好きなんだろ?」 という制作…

George Iwasawa
4か月前
8

酷最高映画!『ゴジラ✖️コング 新たなる帝国』

ガッジーラにコング、 最初はあまりの茶番に失笑の連続、 そして、その後もひたすらにバカ展…

George Iwasawa
5か月前
3

『M3GAN/ミーガン』と自分勝手映画史。

もうさんざ色々と語れているので、 こちらはもう勝手自由な視点で、 「映画『ミーガン』から勝…

George Iwasawa
5か月前
9

映画『ボヘミアン・ラプソディ』と’80年代の青春。

※こちらのテキストは映画公開時に書かれたものです。 1985年に開催された「LIVE AID」はリア…

George Iwasawa
5か月前
8

「エクソシスト映画」が大好物。

大本家、ウィリアム・フリードキン監督の『エクソシスト』については別稿でも語っているが、私…

George Iwasawa
5か月前
2

1980年代のアーバン・ブルース映画『フラッシュ・ダンス』エイドリアン・ライン監督

映画のオープニング、 アイリーン・キャラ歌う『What a feeling』が流れるなか、 ピッツバーグ…

George Iwasawa
6か月前
17

宗教・異種格闘技世界一決定戦。『エクソシスト』ウィリアム・フリードキン監督

映画公開当時に時のローマ法王が「大袈裟な表現はあるが、概ね合っている」と称した「リアリズム映画」であり、実際に現代のヴァチカンでもエクソシスト(悪魔祓い)は正式な職業として日々悪魔さんを祓っている。 そして本作、キリスト教の病理がギッシリと詰まっていて大変に勉強になる映画なのだが、現代はグローバリズムの時代である。 私が常々思うのは、 本作『エクソシスト』の悪魔祓いのシーンの佳境で「高野山の山伏」が20人程乱入してきたらどうなるのか? 果たしてキリスト教の悪魔さんに修