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【オンライン授業 (カリオモンズコーヒーロースター伊藤さん)】


テーマは「フェアトレードと地元起業について」
足繁く通っているお気に入りのコーヒー店さん
カリオモンズコーヒーロースター。
「コーヒーって苦いもの?いやいや甘く口の中で転がせるもの」
ってコーヒーの概念を覆してくれたコーヒー店。
私、最近こちらのコーヒーしか飲んでいません。

代表の伊藤さんのお話を2度ほど聞いたことがあった。
中米の農家さんとのやりとりや、フェアトレードの話、
モカのお話も興味深かった。
「実は、カリオモンズのファンです。」
って講演後に声をかけたのがファーストコンタクト。
(元来、引っ込み思案な性格なのに、ここぞというときは動ける(笑))
物腰柔らかく、ゆっくり丁寧に受け答えされる姿勢に、感動!
農牧業分野の授業で話をしてほしいと常々考えて、
お会いする度、お願いしていた。

昨年12月くらいに、お店で仕事をされていたときに
依頼したところ、快諾!
学校に来てお話ししていただくのもいいが、
時間と費用をかけてきていただくのも申し訳ない。
オンラインであれば、その垣根は低くなる。まさに不幸中の幸い。

接続テストも先日行い、いざ当日。
オンラインの接続で私自身が手間取るも、
高2地理選択者理系114名文系19名に授業をしていただきました。

フェアトレードも地元起業の話も、どちらにも貫かれているのは、
誰も取り残さない、我慢をさせない「お互いさま」の関係性の重視。
特に、見に来られた管理職も心動かされたフレーズが
「自分の仕事は他人のためにあるという本質を理解する」ということ。
コロナ禍にあっては、
「規模の経済」で潤ってきた大都市もその利点は裏目に。
浦々ごと小さいコミュニティであるがゆえに、今までの弱点が今は強みに。
なるほどね。
小さいコミュニティなだけに、金銭的な報酬ではなく、
「誰かの役に立っている」というやりがいのような精神的な報酬が得られ、
しかも、それがわかりやすい形でダイレクトに受け取れる。
「自分自身が好きな仕事であっても、それは自分を満たすだけでなく
社会に還元されていることを実感できる。
育ってきた街で、仕事をするその意義が見えてくる。」
深い!
こんなバックボーンがしっかりしているお話を聴くと、
こちらも背筋が伸びるし、
その場しのぎや自己中心の仕事はしちゃいけないと強く思わされた。
伊藤さん、いいお話でした。ありがとうございました。
またよろしくお願いいたします。

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