見出し画像

エルンスト・ゴンブリッチ著作 目次一覧

Art and Illusion. A Study in the Psychology of Pictorial Representation (1960)

『芸術と幻影』 瀬戸慶久訳、岩崎美術社(美術名著選書)

諸論 心理学と様式の謎
第1部 似ることの限界
 第1章 光から絵具へ
 第2章 真実と固定形式
第2部 機能と形式
 第3章 ピュグマリオーンの力
 第4章 ギリシアの変革を考える
 第5章 方式と経験
第3部 観照者の役割
 第6章 雲のイメージ
 第7章 イリュージョンの条件
 第8章 三次元の曖昧さ
第4部 創見と発見
 第9章 美術におけるヴィジョンの分析
 第10章 カリカチュアの実験
 第11章 再現から表現へ
回顧
あとがき


Meditations on a Hobbyhorse and other Essays on the Theory of Art (1963)

『棒馬考――イメージの読解』 二見史郎・谷川渥・横山勝彦訳、勁草書房

  • 棒馬 あるいは芸術形式の根源についての考察

  • 芸術上の価値の視覚的隠喩

  • 精神分析と美術史

  • 相貌的知覚について

  • 表現と伝達

  • アレドレ・マルローと表現主義の危機

  • 西欧の静物画における伝統と表現

  • 芸術と学問

  • ロマン主義時代における図像表現と芸術

  • 風刺漫画家の兵器庫

  • イリュージョンと視覚の袋小路


Studies in the Art of the Renaissance. 1 : Norm and Form (1988)

『規範と形式――ルネサンス美術研究』 岡田温司・水野千依訳、中央公論美術出版

第1章 芸術の発展に関するルネサンスの概念とその影響
第2章 アポロニオ・ディ・ジョヴァンニ―ユマニスト詩人の目を通して見たフィレンツェのカッソーネ工房
第3章 ルネサンスと黄金時代
第4章 芸術のパトロンとしての初期メディチ家
第5章 レオナルドの構図作成法
第6章 ラファエッロの“椅子の聖母”
第7章 規範と形式―美術史の様式的カテゴリーとルネサンス的理想におけるその起源
第8章 マニエリスム―その歴史記述の背景
第9章 ルネサンスの芸術理論と風景画の勃興
第10章 「古代風」様式:模倣と同化
第11章 模倣に関するレノルズの理論と実践


Studies in the Art of the Renaissance. 2: Symbolic Image (1972)

『シンボリック・イメージ』 遠山公一・大原まゆみ・鈴木杜幾子共訳、平凡社

序説 イコノロジーの目的と限界
1 トピアと天使
2 ボッティチェッリの神話画――画家のサークルの新プラトン主義的象徴表現
3 マンテーニャ「パルナッソス」の一解釈
4 ラファエッロ〈署名の間〉壁画とその象徴表現の本質
5 ヒュプネロトマキアナ―『ポリフィロの夢』
6 パラッツォ・デル・テ〈風の間〉「サーラ・デイ・ヴェンティ」
7 プッサン「オリオン」の主題
8 シンボリック・イメージ―象徴表現の哲学とその美術との関係


Means and ends: reflections on the history of fresco painting (1977)

『手段と目的――フレスコ画の歴史』 高階秀爾訳、白水社アートコレクション


The Sense of Order. a Study in the Psychology of Decorative Art (1979)

『装飾芸術論――装飾芸術の心理学的研究』 白石和也訳、岩崎美術社(美術名著選書)

序章 自然界における秩序と目的性
 1 秩序と位置づけ
 2 ゲシュタルト理論
 3 自然界のパターン
 4 人造物の秩序
 5 組み合わせの幾何学
 6 単調さと多様性
 7 秩序と運動
 8 遊びと芸術
第1部 装飾、その理論と実際
 第1章 審美性の問題
  1 道徳的側面
  2 古典的簡潔さ
  3 ロココをめぐっての論争
  4 デザインと流行
 第2章 芸術としての装飾
  1 機械の脅威
  2 ピュージンとデザインの刷新
  3 ジョン・ラスキンと表現主義
  4 ゴットフリート・ゼムパーと機能の研究
  5 オーウェン・ジョーンズと形態の研究
  6 日本人たち
  7 デザインの新しい地位
  8 アドルフ・ロースの「装飾と犯罪」
  9 装飾対抽象
 第3章 強いられる対応

第2部 秩序の知覚
 第4章 視覚の節約
  1 視覚の多様性
  2 選択的な焦点
  3 明瞭さがないこと
  4 芸術の宣言
  5 視覚情報
  6 予想と外挿的予測
  7 暫定的なことと驚愕度
  8 アクセントとしての破調
  9 秩序と生存
  10 全体的な知覚
 第5章 効果の解明をめざして
  1 美学の限界
  2 落書きのなさと安らぎ
  3 均衡と不安定
  4 波形と渦線
  5 形態から意味性へ
  6 色彩
  7 再現(具体的表示)
  8 形態と目的
第6章 形と物
  1 万華鏡
  2 反復と意味性
  3 「力の場」
  4 投影と生動化
  5 装飾
  6 身体を飾ること
第3部 心理学と歴史
 第7章 惰性
  1 知覚と習慣
  2 構造と隠喩
  3 建築の系譜
  4 モチーフの語原学(語源学)
  5 発明か発見か
 第8章 様式の心理学
  1 様式に関するリーグルの知覚理論
  2 様式の浸透性
  3 ハインリッヒ・ヴェルフリン(ハインリヒ・ヴェルフリン)
  4 フォシーヨン(アンリ・フォシヨン)と『形の生命』
  5 「純粋」と「頽廃」
  6 状況の論理
  7 ロココ、雰囲気と動向
 第9章 サイン(記号)のデザイン
  1 モチーフと意味
  2 区別の印
  3 紋章と象徴
  4 象徴と飾りつけ
  5 飾り書きの変形
  6 象徴に秘められた力
  7 十字形の記号
 第10章 渾沌の縁
  1 破格の区域
  2 守護のまじない
  3 「偉大な竜の力」
  4 捉えにくい仮面
  5 怪物たちの移動
  6 飼いならされた悪魔たち
  7 グロテスクな装飾の復活
  8 形態の分解
エピローグ 音楽的類例
  1 音楽の主張
  2 諸芸術のはり合い
  3 唄と踊り
  4 自然物と細工物
  5 形態、韻律と目的
  6 基本的効果
  7 力の場から音響世界へ
  8 新しいメディア


The Image and the Eye: Further Studies in the Psychology of Pictorial Representation (1982)

『イメージと目』  白石和也訳、玉川大学出版部

  • 造形を通じての視覚的発見

  • 芸術における瞬間と運動

  • 儀式的ジェスチュアと芸術表現

  • 西洋美術における動作と表現

  • 仮面と顔―すなわち実生活と美術における人相論的類似の知覚

  • 視覚イメージ―そのコミュニケーションの位置

  • 「空には天井はない」―すなわち大空と絵画的幻像について

  • 鏡と地図―すなわち絵の再現理論

  • 芸術における実験と経験

  • 真理の規準―静止像と動く眼球

  • イメージと符号―絵画的再現における慣習の範囲と限界

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?