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神奈川県・箱根・ポーラ美術館〜塔ノ沢〜風祭

今回は新宿からバスに乗って箱根に行ってきた。

この小旅行を計画して初めて知ったのだが、新宿バスタ(バスターミナル)から小田急ハイウェイバスなるものが運航しているようだ。

電車の便が悪そうなところにも直接アクセス出来て便利なバスだ。

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朝の9時頃に新宿バスタを出発し、バスに2時間程揺られて、目的地の仙郷楼前(せんきょうろうまえ)に到着。

そこから別のバスに乗り換えて「ポーラ美術館」に到着した。

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まずはお腹が空いたので館内レストランの「アレイ」に入った。

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注文は「オリジナルシーフードカレー(1540円)」。

こんなところまで来てカレーを食べるのは、カレー好きとしての意識の高さ故ではなく、他の料理は2000円越えで高くて頼めなかっただけだ。

しかし期待していなかったシーフードカレーが美味しかった。

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昨今のスパイスカレーブームとは無縁のクリーミーで優しい味。

柔らかくて食感の良い魚介類も舌を楽しませてくれる。

非常に上品な味で、量は控えめだったが心が満たされた。

その後は目的の「ロニー・ホーン展」を見た。

私は美術に関しての教養は皆無だし、ロニー・ホーンに関しても先日ネットを通じて知っただけだ。

でも肌に合いそうな美術展示を何となく見て、気持ちの高揚を味わう事も、美術館の見方として正しいのではないかと考えている。

実際、展示物の大半は面白いもので、特に水を張ったように見えるガラスの塊は神秘的だった。

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外の遊歩道にも展示があり、最後まで目を楽しませてくれた。

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片道2時間以上かかっても行く価値のある展示だと感じた。

14時半頃に美術館を後にすると、国道まで出てバスを拾った。

塔ノ沢までバスで移動して、バス停から徒歩で「箱根湯寮」という日帰り温泉に移動した。

入館料は1500円だ。

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銭湯施設としては高いような、でも観光地の日帰り温泉としては安いような。

温泉施設に入り、体を洗って湯を堪能した後、いつも通りサウナ室に入った。

サウナ室はヌルめで全然温まらないのだが、1時間に1回マット交換の時間があり、その時にスタッフさんがロウリュ(サウナストーンにアロマ水を垂らし室内を熱くする行為)をしてくれるのだ。

そしてタオルで空気を攪拌すると、物凄い熱波が広がった。

この熱波が広がった状態の熱さは他のサウナでも経験した事がないほどで、その後に入る水風呂は気持ちよかった。

意識朦朧とした中でベンチに座って整うのは至福の時だ。

2時間半ほど施設に滞在すると塔ノ沢のバス停に戻り、バスに揺られて風祭に行った。

この風祭には「ちとせ」という、前は東京で行列店だったラーメン屋が移転していて、そこが目的だった。

実際には1駅手前の入生田のバス停で降りた後、近くのローソンで缶ビールを買った。

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この地域にはコンビニも少なく、缶ビールを入手するのも苦労した。

今回は「アサヒ生ビール マルエフ」と呼ばれるものを買った。

物珍しいので買ってみたのだが、人気のあまり一時期は発売休止となっていたビールのようだ。

味はエビスビールに近くて、まろやかで優しい味だ。

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それにしても外で缶ビールを飲みながら歩いている馬鹿は私以外にはおらず、この地域の皆さんは車での移動だ。

ローソンから徒歩5分程で「ちとせ」に到着した。

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人気店だが並ばずに入る事が出来た。

注文は煮玉子らぁ麺(980円)を大盛り(120円)でお願いした。

提供されたラーメンは澄んだ醤油スープが美しい。

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味は薄味。後味サッパリ。上品な味。

無駄な物を削いだ引き算の美学を感じる一杯。

至高の1杯を楽しませてもらった。

帰りは都合よく高速バスが出ているわけではないため、電車の風祭駅まで歩き、箱根登山鉄道に乗って東京方面に帰宅した。

バスでの移動が多く、久しぶりに徒歩の少ない小旅行となった。

【今回のコース】
新宿バスタ→仙郷楼前(バス移動2時間14分)→ポーラ美術館(バス移動5分)→アレイ(美術館内レストラン)→小塚入口(徒歩18分)→上塔ノ沢(バス移動18分)→箱根湯寮(徒歩7分)→上塔ノ沢(徒歩7分)→入生田駅(バス移動7分)→ローソン 小田原風祭店(徒歩3分)→麺庵 ちとせ(徒歩3分)→風祭駅(徒歩4分)→箱根登山鉄道にて帰宅


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