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のんきなジョナサンの冒険第4章の感想


第4章のストーリーは、
泣きながら抱き合っている女性と3人の子どもたち、その近くにいる違う農家の男性に出会い、女性と男性のやり取りをみて驚く少年の場面を書いたお話です。

女性は農家を営む旦那さんが食糧管理警察に
逮捕されてしまったと話し、少年が罪状を聞くと「作物を作りすぎたことが理由」

食糧管理警察はどのくらい作物を作り、どのくらい売ったらいいかを申し渡した。作物がたくさんできて価格が下がると他の農家が困るから
と言われたと女性はいいました。

この島では、作物がたくさんできて価格が
さがると他の農家が困るから罪
になりました。

作物の量と種類、価格は議会が決めていて、
そのかわり下手な作物でも議会が
買上げをしている
ことで無能な農家も
生活ができていました。

近くにいた農家の男性は、「アイツは年間の生産割当量を守れなかったんだ、百姓はみんなうまくやっているというのに。」と言っていました。

少年は「優秀な百姓であることに何の得もないんですか?」と疑問に思い質問すると、
女性は「かえって損、亭主はまっとうな作物を作りまっとうな売り買いをしようとした。」

旦那さんが逮捕されてしまい、子どもを連れて親戚の家を頼りに出て行く姿をみた少年は
気分が悪くなってしまいました。
というのが大まかな第4章の内容です。

第4章の話を読んで自分が問題点だと
思ったところは、農家の仕事をする人に対し、能力差に関わらず保障を与えているようにはみえますが、
優秀な農家は儲からない、
頑張る意欲を失う
下手な農家は税金により守られるが、消費者にとっては区別がなくなること、
優秀な農家がきちんと評価されなければ、
美味しいものが増えない。
保障に税金を使うことで意欲はおきない

じゃあ、規制がなければどうなるか?

優秀な農家はきちんと評価される(売れる)
利益が増えることで、複数の種類の作物を作れるようになる
さらに、違うビジネスを始める事ができる
(加工品を作ること、飲食店の経営、農業学校
などなど。)
消費者は美味しい作物と美味しくない作物の
区別がつく。
優秀な農家が工夫を始めて、季節に限らず
常に美味しい食べ物が手に入る可能性がある
議会の買上げに使う余計な税金が減る

規制って、なくした方が思い浮かぶアイデアが
増えませんか??
多くの人が考えたら、もっとたくさんの可能性がありそうですね!

毎回下手な文章で伝わりにくいところがあるかもしれませんが、お読みいただきありがとうございます。

次回も違う章の紹介と感想を書きたいと思います。

気になったかたはぜひ、ケン・スクールランドさんの「のんきなジョナサンの冒険」を
読んでみてください!





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