性的同意について考える 【パートナーとの性教育③】
「性について話すのは若ければ若いほど良い」と考えるカップルの、ナナ(彼女)です。
本日は「性的同意」についてパートナーと対話することの必要性についてnoteを書いたので、是非大切な人と読んでみてください。
「性的同意」とは?
性的同意は、性行為をしたいと思っているか相手に確認を取ることです。
男女関わらず、相手が誰であっても、どんな行為であっても、同意を得なければなりません。
以前のnoteでも触れた通り、日本では性について話すことがタブー視されている場合もあり、性行為について話すときに「ムード」「雰囲気」「ノリ」などといった言葉が使われます。
しかし、「そういう雰囲気になったんだから最後までしちゃうのは当たり前」
ではなく、その都度、相手の気持ちや状態を尊重してから性行為を行うことを
社会の当たり前にしなければいけないという動きがあるんですね。
同意の必要性
ここで注意したいのは、「拒否」を尊重するのではなく、積極的に「同意」を取りに行かなければならないということです。
「嫌って言わなかったんだから、良いってことでしょ?」という暗黙の了解的に、雰囲気が許可しているかのように性行為は扱われています。
ただ、こちらのアンケートで見られる通り、「相手を不機嫌にしたくない」という理由で断れないケースも多く 、望んでいない性行為で傷ついてしまう経験をしている方も居るんです。
だからこそ、「YES」と言われていない以上は「NO」であると考え、始める前・続ける前に一旦ストップし相手に確認を取る。
拒絶されなかったんだから良いってことなんだな、ではなく、許可を取っていないからしない、というマインドに変えていく必要があるのです。
付き合っていても、付き合っていなくても、相手を尊重した性行為を行うために大切なことですね。
パートナーと考える「性的同意」
これを実際に付き合っているパートナーと実践するとなった時に「なかなか難しいな…」と思う人が多いのではないでしょうか。
お泊りをしたら・旅行へ行ったら・同棲をしていたら、「セックスは当たり前」
いちいち確認する必要あるのかな?どのタイミングで?ムード壊れない?ってなっちゃう。
「同意を取るのは大切だと思ってるけどはっきり言葉にするのが恥ずかしいからいつもうやむやになっちゃう…」という人も居ると思います。
だからこそ、普段からパートナーと性についてコミュニケーションを取ることが大切であり、
法改正においても頻繁に議論される「何をもって『同意』とするのか?」ということに対し共通認識を取ることが必要です。
もちろん言葉にして確認するのが一番確実ですし、普段から関係性を持っていない人であれば必ずハッキリとした「YES」を貰う必要がありますが、
長く関係性を持っているパートナーであれば、自分たちに合った「性的同意の取り方」を事前に決めておくことで、より気楽に性と付き合っていけるのではないかと思います。
性的同意の取り方の例
なので、性的同意の取り方のルールをいくつか考えてみました。
パートナーと相談し、「このサインが出たら即座に止める」「ハッキリ言うのは恥ずかしいけどこうしてたらOKってことだよ」ということを決めてみましょう🐥
1. 言葉にするのか、他の方法にするのか
2. どのタイミングで確認をとるのか
この2つにおいて共通認識を取るための対話をすれば
性行為を行うときに相手の意思をきちんと確認し、尊重する二人だけのルールが出来ます。
※ただし、前日にYESであっても当日NOに変わることはもちろんあります。ルールを決めていても臨機応変に、その時の二人の気持ちを尊重しながら性行為を行いましょう。
※ また、人との関係性は常に一定というわけではありません。
少しでもルールや相手の言動に不安を感じたら、対話の機会を設けたり第三者に意見を貰うことで、安全な環境を守れるようにしましょう。
「性的同意」について知るツール
ジュウと性的同意の話をしたときに、かの有名な「紅茶と同意」の動画を見て、「小学生や中学生に授業で見せたら良さそう!」と話しました。
また、京都市が公開しているハンドブックも分かりやすくてとても良いですね。
最後に、冒頭でご紹介したNPO法人ピルコンさんの記事も参考になりました。
おわりに
今回は、パートナーと「性的同意」について話すことの重要性を扱いました。
同意の無い性行為は性暴力です。
「拒否」が難しい社会だからこそ「明確な同意」を大切に出来るように。
パートナーだからといって、当たり前のように性行為を行うものだと考えるのではなく、その都度柔軟にルールを設けた上でお互いの気持ちを尊重し、気持ちよく性行為を行えると良いですね!
是非パートナーや周りのカップルともシェアしてみてください🐥
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