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やるべき事を絞る視点

鳥取でNPOを経営するゲンヨウです。写真は、まちづくり会社でリノベーションしている空きビルにいたタヌキさん。これでいて160cmくらいあります。数十年、鳥取の中心市街地を見てきた重鎮です。

世の中が不安定になり答えの見えない時代に突入しました。それ以前から、回転の速い世の中になっていましたが、その不確実性は高まっています。もともと不安定と思われがちのわが社ですが、そういう時代ほど需要があるようで、いろんな機会やオファーをいただいています。ありがたいです。

1.仕事の領域を広げるタイミング

不確実だからこそ、いろんなことにチャレンジして変化をおそれないのは大事です。この一・二年は広げるタイミングなのかもしれません。

弊社で言えば、「大学生×○○」の部分で事業をしてきましたが、卒業生の県内定着の増加や、地方でも若者がチャレンジする世の中になってきて領域が増えてきています。売り上げベースで考えれば、学生が関わる事業は半分くらいになっています。

=事業の進化=
・大学生ボランティア→実践型インターン→副業兼業
・大学生プロジェクト→地域おこし協力隊サポート
・大学生キャリア支援→若手社員研修

僕の年齢も40代になり、”学生?人材バンク”という感じで名前と合わなくなっている部分もあります。自分と同じ世代が経営者として会社を背負ったりし始めているので、街のことを一緒に考えるタイミングも来ていると感じます。自分たちが町の中心になっていく世代になってきました。

それに伴っていろんなオファーが来るのはわかる気もします。

2.軸を忘れてはいけない

一方で軸の部分を考える時間をもらっていると感じています。なぜ、それを広げていくのか、その軸には何があるのか。組織として、積み上げてきたもの役割、事業の延長戦で生まれてきた役割。担っていくべき役割。

・誰かのやってみたい思いに寄り添い伴走する
・外部人材の関りしろを設計しマッチングする
・新しい仕組みや価値を生み出す

僕らが大学生に着目したのは自分が当事者だったからです。地方大学生でも周りの大人と一緒に動くことで可能性が広がる。自分の学ぶ専門を振り返る現場を持つことができるという実感から来たものでした。

活動を続けることで見えてきたのは、「仕組みがあることでチャレンジできる人がいること」「越境させることで新しい価値が生まれること」でした。例えば、自分で企画をやり始める大学生は多くはありませんが、”農村16きっぷ”という「農村地域へのボランティア参画プロジェクト」は年間に延べ500名の大学生を、鳥取の農村地域へ派遣しています。”三徳レンジャー”という「中山間地域での大学生の米作りプロジェクト」は、生産から販売までを一貫して体感できる機会になっています。

両者の活動からは、「鳥取県内の農村部にIターンする若者」や「地域発の交流イベント」を生み出しています。

こうやって、振返ってみると。上記にかいたようなこだわりがあることがわかりました。

3.自分たちの価値を言語化する

そうなると、自分たちの存在価値を言語化する必要があります。わかりやすくする。これは組織内にとっては「自分たちがなんでその役割を担うのか」ということを理解してもらったうえで事業に取り組んでもらうことになりますし、外部にとっては「自分たちが欲しい社会が○○でそのためにこの部分はガッツリ担います」ということを理解してもらうためです。

そうすることで、内部の推進力も増えますし、外部の声掛けや協力も増えやすくなります。そのために、やってきたことを書いてみます。

・話を聞いて整理した(大学生・経営者・集落の人・行政マン)
・実体験できる現場(集落・企業)を見つけてきた
・実行に移してくれる人(インターン生・副業人材・移住者)を連れてきた
・具体的に何をやるのか考えて企画した(プロジェクト・インターン)
・少し一緒にやってみた

生まれたなと思うものを書いてみます

・大学生の農村ボランティア派遣の仕組み(500名/年)
・長期インターンシップ・複業の設計・マッチング・伴走の仕組み
・能動的に動く若者人材(鳥取県内にIターンも約30名)

やってきたこと、生まれたものを俯瞰して仮で書いてみます。

・欲しい社会
誰もがやりたいことに踏み出すことを応援できる社会
・僕らの役割
1)やりたいことに気づく仕組みを用意する
2)どうやったら良いか一緒に考える
3)仲間との接点を設計し誘致する
4)一緒にチャレンジしてみる

4.やるべきことを絞る視点

やっと題名に追いつきました。そうなると、やるべきことを絞るというか、注力して徹底的にやる部分を考えた方がよい気がしてきました。

1)情報発信をする特に「価値」の部分について
2)巻き込みたい人に、直接声をかけて協力を依頼する
3)仕組みの精度をあげる

ここまで書くと、次年度に向けて僕がやるべきことも見えてきた気がします。

今日のおまけページは、妄想込みでやるべきこと・やめるべきことをだらだら書くことにします。自分なりの整理の部分です。

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