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小さな維持管理作業の積み重ね

日曜日は集落の経営ノートです。ゲンヨウです。僕は85世帯の住む、農村地域に婿として暮らしています。2019年は地区の会計をさせてもらっているので、それをキッカケに集落の経営ノートという記事を書くようにしています。今日はちょっとした地域施設の維持管理について書きます。

1.集会所の掃除

今朝は、各班持ち回りの集会所(うちでは公民館と呼ぶ)の掃除でした。毎月1回、班で持ち回りで行います。うちの地区は全部で9班なので、年に1回、たまに2回という感じです。一つの班が7軒から11軒で構成されていて一軒から一人が参加者として来ます。土日の朝にやることが多く、僕は出張や子供の行事などもあり、義母が行ってくれることが多かったのですが、今回は班長なので仕切りもあるため参加しました。

みんな慣れた感じで、トイレ・部屋などに分かれて到着次第分担していきます。古い集落なので、みんななんとなく顔見知りで黙々とやっていきます。前に出たときに、最初、どこで何すれば良いかわかんなかったのを思い出しました。仕事は探して行う感じですね。移住してきた人とかには優しくない仕組みかも。

僕は前日に班長会があり、区長さんとエアコンのフィルターサインを見つけてしまったので、エアコンのフィルター掃除をやることにしました。やることがあるって安心しますね。水洗いして乾かしてまでは、時間が足りないので、ほこりを取る感じ。サインも消えたのでOKとしました。

30分くらいで一通りの掃除が終わり、解散としました。今、引継ぎノートに足りなかったものとか、「エアコンのフィルター掃除したよ」とか書いています。

2.呼びかけ方法について

今日は事前に義母が電話を各家にかけてくれて声掛けしてくれていたので、ほぼ全員参加してくれました。僕は婿なので、その辺は義父母がコミュニティにつないでくれるのと、動いてくれるのでかなり楽をさせてもらっています。

今どきなら、LINEで一斉送信とかですけど。まだ使っていない人もいたりするので、電話が強いですね。普段、大学生くらいの若い人と接していると、なかなか電話という手段も使っていないので、街中の地域の方がコミュニケーションツールにずれがあって大変かもしれないなと。

電話は電話で、つながるつながらないもあって時間はかかるという問題や、時間帯問題もあったりします(高齢の方は家にいることが多いのですぐつながる)。電話最強。

3.出席率と掃除の負担について

今回は8軒中7軒の参加でした。もともと1軒はかなり高齢で、車の移動も控えているようなので、「無理しないでよいですよ」と声かけてたおうち。出席率が高くて助かります。

月1回、掃除をしているので基本的には綺麗です。使用頻度もそれほどないというのもあるとは思うのですが、7名で30分くらいの時間で掃除は終わりました。毎月の積み重ねのおかげだと思います。

10年後、20年後を考えると各世帯で2名参加とかになるのかなと思ったり。徐々に高齢で参加できない家が出てくると思うと、ルンバとかそういうものも入れる必要が出てくるのかもしれないです。ってか集落でルンバ買って、周辺の集会所に有料で貸したら良いのかな。月1回、平日夜に設定。

4.地域における集会所の役割

集会所は防災拠点にもなっています。有事の際は集まれる場所として、炊き出しなども可能な設備もあったりします。年に2回の総会や夏にある納涼祭の準備・開催、その他各種集落内団体(数団体)が月に1回程度使っています。

利用率はそんなに多くないかなと。

修繕費などがかかってくることを考えると、もう少しこの場所から利益が生まれるような、仕組みを考えた方が良いのかもしれないなと思ったりしました。子ども食堂的な地域食堂とかできるような気がする(場所としては)

人口が増えていた時代のイメージで施設整備はされていて、農村振興の視点で機材とかはそろっていたりする、でもその資源を活かす人材が地域にはいない(正確に言えば、活かす余白が無いって感じですね)。それを少しずつでもお金に換えていくと、余白に参加する人が増えるし、維持管理も楽しくなるのではないかと思ったのです。

そんな妄想も最後にしてみました。

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