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場所だけでは、価値がなくっていく話

鳥取でNPOを経営しているゲンヨウです。オンライン関係人口未来ラボというオンラインコミュニティを運営しています。今日は、そこでの勉強会で考えたことを少し。

1.オンラインが地方の働き方に変化を与えそうな話

オンラインの働き方が浸透しつつあり、地方でもコワーキング需要やオンライン会議の場所について考えることが増えました。駅前でも公的会議スペースはwifiがなく、コワーキング施設は需要がないのでやっていないので、カラオケ一択なのが現状です。

でも、少しずつオンラインでの仕事環境。都市部の人が仕事を持ってきたときにスムーズに実行できるインフラは欲しいという流れにはなってきています。

2.リアルな場所にお金を払う時に考える習慣

では、コワーキング施設を創ればめっちゃ儲かるかと言うとそうではなくて、それなりに安い料金体系などが求められています。一方で主要駅近くであれば家賃も高いので、そこはせめぎあいにはなります。

ただ、ユーザーの人はできれば安く使いたいというか、場があるだけではお金を払うことを躊躇してしまうとのことでした。今、鳥取駅前のビルをリノベーションしている事業者としての目線も持っているので、「でも家賃も高いエリアだから、そこはわかって欲しい部分もあるな~」とその時は思ったりしました。

でも、同じようなことをユーザー側として考えた経験があります。中心市街地の駐車場への支払いです。完全に似ているなと。もはや、場所が設けられているだけでは価値ではないんですね。

3.どんどん場所が余っていく時代

確かに冷静に考えてみると、オフィス的に利用できる場所を僕は複数持っています。自宅、会社、大学生プロジェクトの家、鳥取駅前のリノベーションビル、鳥取駅前のシェアハウス、地域の中学校の空き校舎。牢名主ばりにカギをもっています。

僕の例は以上ですが、地方であればこんな感じで使える場所がどんどん余っていきます。同じような感じで、田んぼや畑もあまりまくってます。場所だけの不動産では価値は生じていないです(顔見知りになると、非常に安価でも貸してもらえる)。

そんな時代に場所代を取るだけのビジネスって確かにどうなんだろうと感じてしまいました。

4.コミュニティに価値が動いていく

毎週土曜のオンラインコミュニティを一年近く続けてます。リノベーションビルの住人のコミュニティが生まれました。もともと大学生×農村のコミュニティもあります。比較的、コミュニティを創るのは得意な方ですが、今後はコミュニティに価値が生まれるのかもしれないなと思っています。

どこをキャッシュポイントにするのかをうんうん言いながら考えています。場所にお金を払うのはわかりやすかったです。コミュニティの場合、関わる人にとって良い状態を作ることが価値であり、そこにお金を払ってもらえばよいのですが、見えないものだったりするので、どういう設計が良いのかなと。

また、地方都市に行けばいくほど、見えないものにお金を払う習慣はないので、そこをジワジワ広げていくという仕組みも必要だなと思ったりします。

でも、今日は場所そのものに価値はなくなっていくということが分かったので、良しとします。

今日のおまけは、ゲンヨウのモヤモヤです。まだまとまっていない話を自分のためだけに書き綴ります。今後、見られる文章になるかもしれないし、ならないかもしれない。

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