地域課題の理解を深める
鳥取でNPOを経営するゲンヨウです。前回の記事でコミュニティ財団についてやっていくぞという事だったので、今年は、その動きについても記事にしていこうと思います。
1.地域へのヒアリングをしています
今回のコミュニティ財団設立に向けての動きは、休眠預金事業という助成金を活用しています。そこの事業に機会をいただいて、まずは地域の現状を把握する時間にさせてもらっています。
そんな中で、地域のいろんな方にお話を聞いてます。もともと本業でいろんなプロジェクトに関わっているので、そこでもコミュニティ財団をネタにさせていただいて、少し意見ももらっています。
お金のめぐりを良くする仕組みは、まず理解してもらうのに時間がかかってしまうのですが、”ふるさと納税”みたいな感じというと伝わりやすくなっているので、そう話しています。
2.まずはワクワクを軸に
僕らの財団は”若者のチャレンジを増やす”を軸に置いているので、基本的な部分は”若者がやってみたいこと”の後方支援になります。多くの場合は、ポジティブなスタートやワクワクを軸にします。
「課題解決って言われるとかまえちゃう」
という気持ちもすごくよくわかるので、”ワクワク”や”やってみたい”という気持ちがどんどん街に発露していくにはどうしたら良いかということを考えたり、そういう活動をされている人に現状を聞いたりしています。
3.地域で誰が何に困っているのか
一方で、助成金審査の観点から「若者支援という軸はわかるものの地域課題への解像度が低いのでそこは改善してほしい」という言葉もいただいております。
若者の調整は上記にあるように、”ワクワク”や”やってみたい”が起点になる事が多く、ポジティブな話題が多いです。一方で、ポジティブだけで世の中は構成されていないので、その視点も大事です。そのため、僕はどちらかというと現場の人に「誰が何に困っているのか」を聞くようにしています。
NPO的な仕事はこの20年間で増えてきていると感じていて、介護だったり福祉はわかりやすいですが、まちづくりの分野でも見えますし、こどもや居生野分野でも、それを仕事にしている方は増えてきました。
また、社会課題が複雑(掛け算のような感じ)になっている感じもしまして、一つの解決策では難しくて、複数の解決策を組み合わせるようなカタチにもなっています。
そんな中で現場の方にお話を聞くと、「○○ってところまでは制度があって、△△ってところからも制度があって、間が抜けるんだよね」みたいな話を聞いたり。Aさんは使えるけど、Bさんは使えないみたいなことも聞いたりします。
その隙間をコミュニティ財団と仕組みを作ってモデル化したら、解決の糸口つかめそうだなって話をしたりします。僕らも現状を教えてもらうことで、コミュニティ財団という装置をうまく使える場面を一緒に考えられるので面白いなと思っています。
4.地域の現状を教えてください
そんな感じで、鳥取の地域の現状や課題を教えてもらっています。思った以上に財団という仕掛けで挑戦できることはありそうだなと思っています。
もちろん、若者のチャレンジを増やしていくという部分は軸であることに変わりないのですが、現状や課題を理解していくことで、何かやりたい若者と繋げられることもあるなと思っています。
SNSでDMとかいただければ幸いです。
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今日はここまで
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