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ステイ・ニンジャ,ステイ・ブラック

日本は大航海時代によく侵略されなかったもんだ。理由を考えてみよう。他国は元寇の神風伝説にビビってた?地理的においしくない?異文化すぎた?……あるサイトでは、あっという間の銃の量産と応用が圧倒的で単純に軍事力が高すぎて侵略できなかった点と、侵略の足掛かりであるキリスト教を弾圧した点が大きいと書いてあった。納得。そして250年の鎖国で日本は【ユニークな国】と位置付けられ今日に至るまである程度それを消費して観光業とかできていたからラッキーだったんじゃないかなと思う。

キリスト教にならなかった点と、鎌倉新仏教みたいに外国宗教をローカライズしすぎてほとんど自国のものにした点、つまりオレ道を突き進んでいたのも大きい。ひきこもって価値観を他者が寄せ付けないほど磨き過ぎた人みたいな。でも戦後の自己否定が激しすぎて迷走。いまは主たるオレ道が何なのかわからんまま偶然外国にウケてるものを取り上げて「やっぱり日本って凄い」と再認識することに必死。厨二→ひきこもり→就職→挫折→過去にすがるみたいな感じか。よく言われていることを引っ張って並べているだけだからこの現状認識のピンボケ具合がいかほどかわからないけれど1,2年前のTV番組とかそんな内容な気がする。(いまは全くTV見てないからわからない)

じゃあ何が日本文化としてユニークなの?

やっぱりよくわからないことが多いなと思っている。高度経済成長期の工芸品に日本固有の名詞で名付ける(バイクにニンジャ!)とか気持ちいいほどわかりやすい。ガラパゴス化がハンパないアートにやっぱりニンジャを使う(マンガ+ニンジャ)のNARUTOが人気なのも気持ちいい。ニンジャ出てきたら大体ウケる。逆輸入ニンジャも面白いよね。ニンジャ・スレイヤーとか。アサシンクリードはいつニンジャ編をやるのだろうか(テンプル騎士団涙目で以下略) 例えば、千利休が黒茶碗を作った。当時国内で流行った。だから国産バイクを真っ黒に塗って「リキュー」と名付けて販売する。…これがユニークな日本文化発信をすることだろうか。んなこたない!俺でもわかる!もう少し踏み込んでみると、なんで利休がPAINT IT BLACKしたかというと、わび茶を追及していたから。

侘び(思いわずらうこと、悲しみなげくこと、おちついて静かで質素なおもむきのこと)

実はこっちが大切で、侘びを美しいと感じていたことが独特なんだと思う。それを発展させるとダークソウルの雰囲気とか侘びだなーと俺は思っている。さらにニンジャが主人公の「隻狼」とかもう最強。もしかしたらこの美意識で色々なものをデザインしたら日本はもっとかっこいいものが増えるんじゃ。――待て日本のコーディネイトなんて俺には大きすぎる。まず自分にとって馴染む「美」をインストールすることが大切だ。この文章を書いててアートは置いといてデザインを理解するうえで大きいことを発見した。ラッキー!

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ちなみにお詫び申し上げますの「詫び」は、意味を考えると侘びの派生なのかな。状態が侘びで、発言が詫び。あくまで俺の仮説。

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