見出し画像

コロナワクチンの副反応や有効性に関する情報、および既存のワクチンの効果について

画像3
はじめに

日本でも本格的に始まろうとしているコロナワクチンの接種。医療従事者から接種は開始されているが、通常のワクチンと比較して治験の期間が極めて短いのは事実。当然、副反応を心配する人もいるだろうし、同時に効果に期待する人もいることだろう。

そこで、すでに先行してワクチン接種が始まっているアメリカなどにおいての副反応や効果について見てみると同時に、ワクチンそのものについても伝えようと思う。
なぜなら、偉い人が良いと言っているから、とか、学者が勧めているから、専門家がやっていることだから・・・などという理由で自分で調べたり考えたりすることを拒否している人が非常に多く見られるからだ。
こういった物を読んでみよう、という方は少なくとも多くの事に疑問や関心を持ち、自らの力で物事を解決しようという意思のある方であることは推測できる。
そういう方のために、重要な情報をなるべく偏らずお伝えすることはとても有意義であると思うし、それを活用してくれる可能性が高いからだ。
この記事の情報を元に、周りに人とともにワクチンについて考え、接種するにしてもしないにしても、納得の行く結論を持ってほしいと思う。
また、ワクチンを打つ打たないは本当に個人の自由であると思っている。
どちらを選んだとしても、その選択が尊重されることを望みます。

目次
第1部 先行して接種している国での効果と副反応について
第2部 ワクチンの有効性について
第3部 ワクチンの注意点、及び疑問点
第4部 新型コロナウイルスに関する注意点
最後に


第1部 先行して接種している国での効果と副反応について

コロナワクチンは昨年(2020年)12月から英国を皮切りに世界各国で始まっている。接種が始まっている国は日本も含めすでに100カ国以上になり、ある程度のデータも見つけることが出来る。以下にそのデータを見てみようと思うのだが、その前に現在世界で承認されているワクチンについて確認し、その後に副反応について見てみようと思う。
ちなみに副反応と副作用との違いはほとんどなく、副反応はワクチンに限っての悪影響、副作用は薬全般に対して(ワクチン含む)の悪影響を指している。

2021年3月現在において、世界で承認され、日本での供給が予定されている主なワクチンは次の3つ。
●ファイザー社製ワクチン(mRNAワクチン) 2回接種
●モデルナ社製ワクチン(mRNAワクチン) 2回接種
●アストラゼネカ社製ワクチン(ウイルスベクターワクチン) 2回接種

この中で世界最大のシェアを誇るのはイギリス・アストラゼネカ社のワクチンである。
しかしこれはあくまで契約ベースの数字であり、実際に接種されているものでデータを確認しやすいものはファイザー社製のワクチンになる。
蛇足になるが、英国アストラゼネカ社の契約の最も多い地域はアフリカである。アフリカを食いものにしていることがこの事からもよく解る。

ウイルスベクターワクチンとは人間に無毒性または弱毒性した別のウイルスに、抗体生成に必要な遺伝子情報を組換えたものを使用したワクチンのことを言う。
mRNAワクチンは、これまで使用されたことが無いワクチンのタイプで、人工的に作ったウイルスのスパイク蛋白の遺伝情報を体内に入れることによって抗体を作るというものです。
他にも組換えタンパク質ワクチンというものもあり、米製薬会社のノヴァバックスが、日本では塩野義製薬が開発を進めています。ちなみにこの組換えタンパク質ワクチンは一時期話題になった子宮頸がんワクチンに使われています。

各国での接種回数をみると、米国が抜きんでて多い(2021年2月末)。次いで中国、英国となっているが、国民当たりの接種回数でいえば圧倒的に多いのはイスラエルになる。イスラエルではすでに3人に1人以上が接種を完了しているとされている。
※完了という表現はワクチンによって複数回の接種が必要なため、必要な回数が終わっている人を数える為のもの。ヤンセンファーマ社などのように1回接種で完了のワクチンもある。

すべての国を見ていてはキリがないので、もっとも接種回数が多いアメリカ、そして国民当たり接種回数が最も多いイスラエルを中心に情報を集めてみようと思う。

まずは世界一コロナワクチン接種が進むイスラエルから。
イスラエルで使用されているワクチンはファイザー社製(独ビオンテック社との共同開発)のワクチンで、日本で使われ始めているものと同様のものある。昨年(2020年)12月19日から接種が開始されており、3月初旬の段階で全国民の3割以上が接種完了、国民の過半数が接種を開始している(高齢者から優先接種)。
肝心の効果については、イスラエル最大の保健機構クラリットは、ワクチンを接種済みと未接種の60万人ずつに実施されたウイルス検査の結果を分析。その結果、ワクチンを接種したグループでは、発症が94%少なかったというデータを出している(両グループとも、年齢と健康状態に差が出ないように調整)。また、重症化はほぼ完全に防いだという。※ただしこのデータは正式発表されたものではない
副反応に関しては、イスラエルでは命にかかわるような重大な副反応は今のところ報告されていません。ただ、mRNAワクチンは今回初めて使われるタイプのものなので今後もその動向は注視しておく必要はある。

イスラエルがこれほどまでに接種率が高いのにはいくつか理由がある。
国民性をあげる人もいるがそれだけでは説明にならない。
イスラエルには日本と同じように国民皆保険制度があることが1つ。
もう1つの大きな理由はイスラエルが推進しているデジタルヘルスである。イスラエルというと馴染のない人が多いだろうが、一帯一路という世界的計画の中心地になるなど、とてつもなく進んだ国家だ。医療とITを組み合わせ、国家的な利用が進んでいる。これを利用して、接種者には順番に直接電話連絡などをして接種の意思確認をしているという。
さらにデジタルヘルスを利用して行われているのが「グリーンパス」という制度だ。
「グリーンパス」とは、新型コロナウイルスのワクチンを接種した人に発行される”ワクチン接種証明書”のこと。接種した人は自身のマイナンバーや電話番号を提示することで発行される。政府が用意した専用のアプリで表示したり、スマホやネットを使わない人(イスラエルには宗教的に使わない人もいる)には紙ベースでの発行もしている。
そして、それを提示しないとイベント参加やジムに入れない制度(義務化)を敷いている。
つまり、接種は義務ではないが社会生活を行う上では事実上の義務化が行われているというわけである。
ちなみに、一度感染して回復した人には「回復証明書」も発行している。
世界の、日本の在り方かもしれない事例としてイスラエルの現状は覚えておくことは重要であろう。

次に最も接種人数が多いアメリカをみてみよう。
アメリカもイスラエル同様、ファイザー社製のワクチンが主に使われている。アメリカではイスラエルより早い昨年の12月14日から接種が開始されている。昨年の情報にはなるが、米疾病対策センターによると、約27万回投与された時点での重大な副反応(アナフィラキシーや重度のアレルギー反応)として報道されたのはわずか6例に留まっている。確率にして約0.002%である。この数字だけを見れば、副反応としては非常に低い数字であり、ワクチンとしては非常に優秀であると言える。
また今年に入ると2月19日にVAERS(ワクチンの有害事象の取りまとめ先)には接種約1380万回のうち約7000件に有害な反応が出たとの報告がされている。そのうち重篤とされたものが640件で1割弱。あとは頭痛やめまい、倦怠感などである。パーセンテージに直すと副反応全体で約0.05%、さらに重篤な症状に絞ると約0.004%になる。多少、確率は上がってはいるが非常に低い部類に入るだろう。また原因は不明(不確定)としているが、高齢者の方が副反応が出る率が低いというデータも出ているという。高齢者の方が免疫力が低下しているのが副反応が出ない理由だという声もあるが正確には解っていない。
有効性に関しては正式な実地データはまだ出ていないようだが、この点に関しては後でワクチンの臨床試験データ(第2部に後述)などで確認してみようと思う。
ただ副反応に関しては、あくまで「重大な」という注釈が付くことは書き添えておきたい。なぜなら当局が「健康影響事象」と呼ぶ事態はかなり発生しているからだ。「健康影響事象」とは、アナフィラキシーなどのような重大な副反応とは認められないが、「通常の生活を送ることが困難になる」・「働くことが出来ない」または「医師や医療専門家のケアが必要な状態」であることを指す。そんな健康影響事象に該当する人は約3%に達するという。この数字は他のワクチンと比較しても高い数字である。果たしてこれをどうみるか。今後も先行接種している国の情報を見ていくことは大切だろう。

とはいえ、製薬会社がスポンサーのマスコミはなかなか製薬会社に不利な情報は出さない。自分で情報を集める必要もある。
第一部の最後として、以下に製薬会社にとって不利な情報を集めておいたので上記と併せて参考にしてほしい。反対に製薬会社に有利な報道はマスコミがいくらでもしてくれることでしょう。
※日本でのアナフィラキシー発症をマスコミも報道しているようですが、その内容の通り、「症状の軽いもの」しか認められていないのがよく解ります
●お隣り韓国では3月10日時点で約40万人に接種が開始され、すでに計15名が亡くなっている(韓国ではアストラゼネカ社のワクチンが主流)。
●ノルウェーでは接種後3週間以内に亡くなった人が111名でほとんどがファイザー社ワクチン。この中の多くは高齢者だった。
●アストラゼネカ製ワクチンで血栓などが発症し死亡例などが多数みられ、ノルウェーやアイスランド、オーストリアなどで接種が中止されている。デンマークも11日に中止が決定した。
●オーストリアでは3月7日、ワクチン接種後に49歳の女性が死亡したと医薬品規制当局が発表。死因は血液の凝固障害とされた。
●ファイザー製ワクチンの1回目の接種を80万人余りが受けたドイツでは、接種後間もなく亡くなった高齢者が少なくとも7人いた
●アメリカ・ニューヨーク州にあるセントアンソニー特別養護老人施設では、昨年12月28日までコロナによる死者は出ていなかったが、同月29日から死者が出始めた。ワクチン接種後から7日経過してからのことだ。その後、2週間足らずの間に入居者250名中24名が亡くなっている。同施設での接種率は約8割だった。
●そして日本でも60代女性が2月26日に接種した後、3月1日に亡くなっているという事例がある。その女性には基礎疾患も、アレルギー歴も無かったという。

これらの件に関して各国とも、ワクチンとの因果関係はない、あるいは調査中である、というのが現在の状況・認識である。


第2部 ワクチンの有効性について

第2部ではワクチンの有効性について見ていきたいと思う。
もちろん、実際に接種が開始されている国の動向を見るのが一番だろうが、接種開始からまだ日の浅い現状、各製薬会社がどのようなワクチンを製造・販売しているかを見るのは1つのポイントだろう。

ワクチンの有効性について各社は、ワクチンを接種したグループと、偽の薬(プラセボ)を与えたグループを比較してその効果を調べています。
その結果、発症した人数・割合を比較して予防効果を導き出しています。
ちなみに、新型コロナワクチンの有効性に関して、感染の予防をするものではなく、発症の予防あるいは重症化の予防がワクチンの効果だと考えられています(感染予防の実証は難しい)。
第4部に後述しますがPCR検査ではウイルスの有無しか確認できず、感染しているかどうかまでは調べられない。この辺りに矛盾を感じるのですが・・・

さて、それでは日本での接種が始まっているファイザー社(ビオンテックとの共同開発)から見ていこう。
ファイザー社ワクチンの最終段階の臨床試験には4万人以上が参加しています。
このうち本物のワクチンを接種された人は2万1720人中、8人の発症が確認されています。
プラセボ(偽薬)を投与されたグループでは、2万1728人中、発症者は162人で、ワクチンで発症を予防する効果は95%(162人が8人に減少)である、ということになります。


少し話は逸れますが、プラセボ効果というものは以前から認められており、一般的な薬であってもそれがある程度の割合で出ている。と、いうか現代の薬の多くはプラセボ効果と言えるかもしれない。
ある大学病院の内部調査の結果、内科の誤診率は良くて7割だったそうです。つまり良くて3割くらいしか、最初から病名すら当たっていないわけで、当然、7割は薬も的外れなものを与えられるということになる。さらに、現代医学では、病気に実際効くとされている薬は、実は半分程度しかなく、それを踏まえると実際に病気に適した薬が処方される確率は15%程でしかありません。しかし、実際はもっと多くの人が回復しています。もちろん、全て薬のお陰で治っているわけではありませんが、思い込み=プラセボ効果で、ある程度病気の改善に効果があるのは間違いがないのです。


次にモデルナ社のワクチン。
これも日本ではモデルナ社と契約をしており、実際に使用される可能性は充分にあります。
モデルナ社では3万420人が臨床試験に参加。
本物のワクチンを接種されたグループは1万5210人中11人が発症し、プラセボを投与されたグループは1万5210人中185人が発症しました。
ここからワクチンの発症予防効果は94.1%であるとしています。

世界最大の契約数を持つアストラゼネカ。日本も契約しています。
1万1636人臨床試験を行っており、新型コロナウイルスの症状が確認されたのは、本物のワクチンを接種した5807人中30人が発症、プラセボを投与された方は5829人中101人が発症という結果になっている。
アストラゼネカはワクチンを接種した量が異なるグループでも比較しており、これらも含めると平均で70.4%の予防効果があったとしています。

他にもアメリカ大手製薬会社ジョンソン・エンド・ジョンソン、中国国有会社のシノファーム、ロシアが開発したスプートニクVなどが開発したワクチンがありますが、日本とは現状では契約をしていないのでここでは割愛する。

ともかくどれも高い発症予防効果を出しており、これを見る限りワクチンを接種することに有効性があるように見える。

しかし、感染を予防できないのに発症を予防することは出来ないという学者も少なくない。そもそも感染して発症=症状が出るという事は人間の免疫機能が働いているという事だ。鼻水が出たり咳が出るのはのは異物を排出するためだし、熱が出るのは身体の免疫力を一時的に増強するためだ。感染しても症状が出ないというのは、そのウイルスがよっぽどの弱毒性か無害か、あるいは免疫機能に不具合がある時である。

では、ここから、製薬会社のトリックを暴いていこう。
まず下記の表はファイザー社の臨床試験を図にしたものである(NHKのHPより引用(フリー素材))

画像1

前述のとおり、ファイザー社はこれをもって有効率が95%であると結論付けています。

ここから先は

12,571字 / 1画像

¥ 280

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?