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かけがえのない子供の時間

1日24時間。この事実は、場所が変わっても、人が変わっても、変わることのない事実です。しかし、「時間の持つ価値は変わる」と私は考えています。前進に繋がる時間もかけがえのない時間です。特に子供に与えられた時間は、かけがえのない時間です。私は何も、感動的な文章を書こうとしているわけではありません。事実そうなのです。
今回は、臨界期について書いてみます。

あまり多くを知られていないと思いますが、

臨界期を過ぎると、人は、新しい言葉を覚えるのに相当な労力を要する、もしくは完全に操れる人はごく稀になるという考え方があります。

20歳から20年アメリカに住んでいるけれど、日本語訛りの英語になってしまう。こういったことは珍しくありませんし、訛りでコミュニケーションが取れないということにはなりません。

しかし、これは、臨界期を過ぎた後に語学を学んだからだと、言語学者は理解します(全員ではありません)。

臨界期の影響は、訛り、いわゆるアクセントだけではありません。

完璧な文法の日本語を話す外国の方が少ないことを考えても、言語教育における年齢の重要性は明確ではないかと思います。

そういった情報に鋭い方であれば、将来の英語教育に備えてインターナショナルスクールや地元の塾に早い段階から入れられる方も少なくないと想像します。

私は、早い段階で英語に触れることの重要性は否定できないとしても、絶対に早いほうがいいとか、絶対に必要がないとか、というはことは言いません。

私がこうしたことに関連した相談をお受けする際にお伝えすることは、ただ1つです。

先生のクオリティーの確認です。

先生から与えられる情報が本当に正しい情報なのかどうかと言うことは目を光らせるべき点だと私は考えています。

そして、情報の取捨選択が出来ない子供の代わりにそれが出来るのは、周囲の大人、何よりご両親です。

では

正しい情報とは何か?

とぼんやり思われた方もいるかもしれません。

考えてみましょう。

例えば、私は日本人ですが、日本語の文法に関しては知識がありません。

ですから、正しい日本語の文法を教えることができません。

私は日本語を話しますが、音声学を勉強したことがないので、発音も結局教えるに値する知識はありません。

出来たとしても私の経験に基づいた、あるいは私の意見に基づいた知識を伝える程度にしかなりません。

こうしてみれば、

私には、

正確に体得された情報、つまり正しい情報がないので

それを伝えることができません。

このとき私に出来るのは、個人の意見(思い込み)を伝えることぐらいです。

あえてここでは、正しい情報とはつまるところ何なのかは明記しません。

是非とも考えてみて下さい。

正しいインプットができてこそ、正しいアウトプットができる。

これも変わることのない事実です。

もう一度。

先生から与えられる情報が本当に正しい情報なのかどうかと言うことは目を光らせるべき点だと私は考えています。

ひたすら英単語の横に日本語を書き込む

日本的な暗記教育(英語ではロートラーニングと言ったします)には

脳科学的、心理学的に効果があるか疑問です。

因みに、寝る間を惜しんで勉強することは、科学的にみて間違いです。

根性論の先生に出会った際は、注意した方がいいかもれません。

正しいインプットで

かけがえのない子供の時間を有意義に使いたいものです。

参考文献


お願い:私の記事は、特定の教育機関や教育方針を肯定・否定するために書いているものではありません。またお伝えする内容に間違いがないように、参照下の書籍や論文を貼り付けるようにしておりますが、稀に理解が乏しい場合もあるかもしれません。お子様や、ご自身の学習に補助資料としてご活用いただければ幸いです。

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