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自律神経の名医が断言! スクワットで「免疫力」がみるみるアップする

運動がカラダにいいとわかっていても、なかなか続かないもの。そんな方にうってつけなのが、誰でも無理なく、簡単にできる「スクワット」です。スクワットは「最強の健康法」と断言するのは、自律神経の名医で知られる小林弘幸先生。著書『死ぬまで歩くにはスクワットだけすればいい』には、そのすごい効果と、正しいやり方が書かれています。ぜひ本書を読んで、素敵な変化を実感してください!

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「自律神経の乱れ」が病気を招く

同じように過ごしていても、インフルエンザに感染する人と、しない人がいます。その違いは、その人が持っている免疫力にあります。

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免疫というのは、異物から人体を守る防衛システムのことで、免疫力と自律神経には、実は大きな関わりがあります。

免疫の中心を担っているのは血液中の白血球です。白血球には「顆粒球」と「リンパ球」があり、顆粒球は、細菌など比較的大きな異物を処理するもの。これは交感神経が優位だと数が増えます。いっぽうリンパ球は、ウイルスなどの小さな異物を処理するもので、副交感神経が優位だと増えます。

そして、この顆粒球とリンパ球のバランスが極端に崩れると、さまざまな疾病に見舞われやすくなります。

たとえば、交感神経が優位になって顆粒球が増え過ぎると、人体に必要な常在菌まで殺してしまい、組織の変性や破壊を引き起こします。その結果、ガン細胞が発生したり、感染症にかかりやすくなったりします

また、副交感神経が優位になってリンパ球が増え過ぎると、必要以上に異物に反応してしまうため、花粉症やアレルギー性皮膚炎などのリスクが高まります

つまり、病気の根本的な原因は、自律神経のバランスの乱れにあるということ。いつまでも元気な体を維持するためには、スクワットで交感神経と副交感神経のバランスを保ち、免疫力を高めることが大切なのです。

筋肉だけ鍛えても意味がない

自律神経のバランスを整えることは、効率よく健康を手に入れるためには不可欠です。なぜなら、せっかく筋力や血流を高める運動をしても、自律神経のバランスが乱れていると、効果を最大限享受できないからです。

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思い出してください。血管をコントロールしているものは何でしたか? そう、自律神経です。自律神経が、体の中にある地球2周半分にも及ぶ血管すべてをコントロールしているのです。ということは、自律神経が正しく機能しなければ、血管はただの通り道と化し、脈を打たず、血液が行き渡ることはありません

また、筋肉も当然、毛細血管で覆われています。筋肉は、毛細血管を通じて酸素や栄養を受け取り、しなやかに動くことができるのです。したがって、たとえボディビルダーのように強靭な筋肉があったとしても、自律神経のバランスが乱れて、筋細胞に酸素や栄養が行き渡らなければ、それは「使えない筋肉」です。

私たちが目指しているのは、体を正常に機能させるために、必要な筋肉を育むことのはず。筋肉を鍛えることだけに注力しても、それは叶えられません。

・スクワットを行うことで、筋肉が育まれ、血液が巡りやすくなる

・スクワットを行うことで、血流がよくなり、自律神経のバランスが整う

・スクワットを行うことで、自律神経のバランスが整い、血流を促すとともに、筋肉をスムーズに動かすことができる

スクワットを行うだけで、この3つが互いに影響を与え合って大きな相乗効果を生み、健康効果を加速度的に高めてくれるのです。


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