人生100年時代、いつまでも若く健康でいるための3冊
平均寿命が延び、100歳まで生きることが当たり前の時代が訪れようとしています。しかし、大事なのは「健康寿命」。病気ばかり、不調ばかりの長い人生なんてイヤですよね。そこで、いつまでも心身ともに若く、健康でいられるよう、元気なうちに読んでおきたい「健康本」をご紹介します。
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①「がん」で死ぬのがいちばん幸せ
死ぬのは「がん」に限る。ただし、治療はせずに……。医師・中村仁一先生の大ベストセラー、『大往生したけりゃ医療とかかわるな』は、病気や死の常識が一変する衝撃作です。
がんで死ぬのではなく、「がんの治療」で死ぬ。「手遅れのがん」でも、苦痛なしに死ねる。年寄りに「過度の安静」はご法度。食べないから死ぬのではなく、「死ぬとき」だから食べなくなる……。こうした新事実に、「死が怖くなくなった」と感じる読者も多いようです。
中村先生が勧めるのは、ずばり「自然死」。いざというとき、過度な治療や薬漬けで苦しまないためにも、若いうちに読んでおきたいものです。
②身体は「酸素」を欲しがっている
「氣の呼吸法」と聞いて、「なんだか怪しい」と思った方もいるかもしれません。でも、「身体から酸素が不足すると、病気になりやすくなる」といえば、納得される方も多いのではないでしょうか?
合気道の達人、藤平光一さんの『氣の呼吸法』は、刊行以来、15年近くも売れ続けているロングセラー。正しい呼吸によって、身体のすみずみまで酸素を行き渡らせる方法を、わかりやすく伝授してくれます。
世界20か国以上で実践されているという「氣の呼吸法」。がん、脳内出血、高血圧、糖尿病、アトピーなどの病気の克服につながったとの報告もあるそうです。不調にお悩みの方は、今日から試してみては?
③ばななさんが「健康の極意」に迫る
最後にご紹介するのは、『キッチン』『TUGUMI』『アムリタ』などの作品で知られる小説家、よしもとばななさんの『Q 健康って?』です。
ちょっと意外に思うかもしれませんが、実はばななさん、古今東西100以上の健康法を試した経験を持つ、立派な「健康マニア」。そんなばななさんが、「身体のプロフェッショナル」4人との対話を通じて、健康の正体と極意に迫ります。
もともと、身体も心もそれほど強くなかったというばななさん。しかし気づけば、まわりから「健康そうですね!」と言われるようになったとか。小説からはうかがい知れない、ばななさんの意外な一面をお楽しみください。
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健康に関する本は、ただ読むだけではなく、実践してこそ価値があるもの。気になったものはどんどん取り入れて、心身ともに充実した毎日をお過ごしください!