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エッセイ

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#オーディオブック

「地獄は一定(いちじょう)」と思いたい

濁世(じょくせ)には濁世の生き方がある————。コロナ禍で再注目された累計320 万部超の大…

少年のころ大同江(テドンガン)のほとりで感じたこと

濁世(じょくせ)には濁世の生き方がある————。コロナ禍で再注目された累計320 万部超の大…

小さな人間像への共感

濁世(じょくせ)には濁世の生き方がある————。コロナ禍で再注目された累計320 万部超の大…

なにも期待しないという覚悟で生きる

濁世(じょくせ)には濁世の生き方がある————。コロナ禍で再注目された累計320 万部超の大…

ブッダは究極のマイナス思考から出発した

濁世(じょくせ)には濁世の生き方がある————。コロナ禍で再注目された累計320 万部超の大…

人生は苦しみと絶望の連続である

濁世(じょくせ)には濁世の生き方がある————。コロナ禍で再注目された累計320 万部超の大…

なぜかふと心が萎(な)える日に

濁世(じょくせ)には濁世の生き方がある————。コロナ禍で再注目された累計320 万部超の大ロングセラー『大河の一滴』(五木寛之、1998年刊)から試し読みをお届けします。 * * * 私はこれまでに二度、自殺を考えたことがある。最初は中学二年生のときで、二度目は作家としてはたらきはじめたあとのことだった。 どちらの場合も、かなり真剣に、具体的な方法まで研究した記憶がある。本人にとっては相当にせっぱつまった心境だったのだろう。 だが、現在、私はこうして生きている。当時