自分がアニメを見る基準

好きな食べ物はバーモンドカレー、玄徳です。

自分はアニメよりアニラジを聞くことが多い人間です。
理由は、主に「ながら聞き」ができるということ。
ラジオに慣れてしまうと、30分画面の前で時間を取られてしまうことが気になってしまうんですよね。

ただ、そんな自分でもクールに1~3本くらいは見るわけで、それはなぜなのか、つまりどのような基準で作品を見るのをやめてしまうのか、ということを考えていきたいと思います。
あくまで自分の好みの分析なので、あしからず!

まず、最近完走したアニメを挙げて、その理由を考えます。

・宇宙よりも遠い場所
・私に天使が舞い降りた!
・ポプテピピック
・上野さんは不器用

ま、まあ元々シリアス物が苦手なので(ケムリクサ一話見たけど空気の重さに耐えきれなかった)、そのあたりはご勘弁を・・・。
この中でも上にあればあるほど強い興味を持って見た作品です。
よりもいはプライムでの視聴でしたが移動中に泣きそうになりながら見てましたし、わたてんは5話くらいからエンジンがかかってきて、下2つは割と後半は惰性で見ていたところがある作品です。

(思い出して思考中)

結論から言いますと、自分がハマるアニメのポイントは「明るさ、テンポの良さ、キャラの可愛さ(魅力)」の3点くらいに集約できるかなあと思いました。

明るさ

まず、明るさというのは画作りのことではもちろんなくて、ストーリーとして、ということですね。おそらく自分の中で「ハッピーエンドと思われるか否か」で作品を選んでいるような気がします。
あらすじやキービジュアルを見るだけで、シリアスというか、「この作品はどんなラストを迎えるんだ・・・!?」みたいになる作品は自分的に敬遠されがちです。あのけものフレンズ(1期)も最終話までの反響を知った上で興味を持って見たくらいです。知ってた上で見ても面白かったです。
もちろん人が死んでしまう、みたいな話も苦手です。作中で活躍したり、主人公と特別な関係として描かれるキャラクターが訳あって命を落としてしまう、みたいなシーンは必要以上のショックを受けがちです。よくも悪くも純粋なんでしょうね・・・。実際に受けるショックは作品によるので、そもそもそういった作品から距離を置きがちなところがあります。

では角度を変えまして、「自分の中で許容される暗さ、シリアスさ」とはなにか考えてみましょう。
それは「ハッピーエンドがある程度予測される上での前振りとしてのシリアス」であると考えています。
自分の中で代表的なのは先に挙げた「けものフレンズ」や「アイドルマスター」ですかね。けもフレに関しては予測というより「知ってた」なんですが・・・。
アイドルマスターは性質上、失敗が失敗のまま終わるような作品ではないので、安心して見ることができました。「S(mile)ING!」最高ですね~。
上に挙げたものでは、よりもいがそれに当たりますね。よりもいは特に一話完結のようにシリアスとその解決(緊張と安定)を繰り返すので、シリアスが苦しいと思ったことはないですね。

それにしても、こう見ると自分って本当に保守的に作品を選んでいるように見えますね・・・。

テンポの良さ

これは説明しづらいのですが、「いかに間延びしないか」「いかに充実感をもって、飽きずに見られるか」という感じに捉えてます。

突然ですが自分、水島努監督の作品が好きで、自分なりに思った水島作品の傾向が「テンポの良さ」であり「構成の良さ」だと思うんですね。
限られた尺の中で、何を伝えて、何を伝えないか。
この取捨選択は知識だけでなく、経験的なものも大きく左右するだろうと勝手に想像しています。監督がそういった脚本、構成にどこまで関わっているのかは分かりませんが、少なくとも自分が見た「じょしらく」「SHIROBAKO」「ガルパン」ではそのように感じました。

正直なところ、アニメを見ていて「〇〇やらなきゃいけないのにな~」とか思うことがあって、それはそのアニメの世界に自分が十分引き込まれていないからだと思うんですね。
それは確かに自分自身の問題もあるのですが、結果として「やらなきゃいけないこと」すら忘れさせてくれるような作品に入れ込んでいく、というところはあって、作品のテンポというのはここに強く影響するのかなと思いました。

キャラの可愛さ

まあこれはオタクの、萌豚の持つ特有のやつに思えます。
最近ではわたてん!のひなたフィーチャー回から熱が入り始め、最終話近くなってひなた以外のキャラにスポットが当たるに連れ興味が薄くなっていくのが印象的でした。残酷なほどに・・・。
アニメと言うより、まんがタイムきららとかの悩みかもしれませんが、この手の日常系アニメはキャラクターの人気が作品そのものの人気に繋がりかねないので、難しいですね。
実際、日常系アニメの2期決定は難しそうに感じていて。
「これ面白いのに2期やらないのかー」と思うことが多かったりします。
まあおそらくこの手のアニメのファンにBDまで手を伸ばす人が割合として小さいこともあるのかもしれませんが・・・(白目

まとめ

いろんな人が、いろんな物を求めてアニメを見ると思いますが、自分にとってのアニメであったり、ラジオなどその他のコンテンツを楽しむ理由は「現実逃避」や「明日の活力を得ること」にあるのかなと思いました。
キャラ萌えや面白いギャグに笑顔と元気をもらうこと。感動的な展開も、ハッピーエンドありきで、つまり「苦労、努力して成功すること」を求めている、それはすなわち自分の自信のなさと、その中で成功したいという思いがあるのかなあと。これは就活に重ねすぎたかもしれません。
しかしその意味で「アニメに真剣」とは言えない自分はアニメをどう捉えるべきか、これは十分に考えなければならないだろうと思います。
自分みたいな人、結構いたりするんですかねえ・・・。
(先述の通り、経済的なところに繋がらなさそうな感じはしますが)

というよりも、自分よりシリアス耐性が強くて、いろんな作品をそれぞれの楽しみ方で楽しめる人が「アニメファン(オタク)」と言えるのかもしれません。もちろんコンテンツの楽しみ方は自由なんですが、毎クールほとんどのアニメをチェックして楽しみ尽くす人って、ちょっと憧れだったりするんです。
どのコンテンツにおいても「自分の楽しみ方」と「他の人の楽しみ方」の両方にアンテナを張ることが大切なのかなあ、とおぼろげながら思いました。

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