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炭酸刺繍マガジン

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架空の詩集「炭酸刺繡」をテーマに詩を募り、まとめています
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#藤家秋さん

詩の募集終了しました 炭酸刺繡|盛夏編 多くのご投稿感謝いたします

架空の詩集「炭酸刺繡」を編さんする名目で、詩を募ります 炭酸刺繡という言葉から連想した詩を、作ってみませんか? 「炭酸刺繡」とは… 架空の詩集の表題です 字面と音が、気に入っております 参加のしおり ・「炭酸刺繡」というワードから連想した詩を、ご投稿ください ・「炭酸」「刺繍」それぞれをテーマにしてもOK ・新作・無料記事限定 ・できれば500字以内でお願いします 短くても、もちろん可 ・しめきりは 8/8(木)23:59まで ・形式は自由  ・この記事を、あなたの

金魚のナミダ🐟炭酸刺繡

あのコと仲良くしてたのに いつも一緒に 泳いだり ぐるぐる回って 追いかけっこ 藻に絡まって 寝てみたり ぶくぶくあぶくを 吐き出して お話したり してたのに ある時 ボクだけ すくわれて よそのお家の 子になった あのコと 仲良くしてたのに 離れ離れに されちゃった ソーダの泡の はかなさよ はじけて お空に 消えてった 金魚のナミダは 誰にも 気付いてもらえない あのコは 元気にしてるかな ぶくぶくあぶく きらきらと ソーダの泡の はかなさよ

【詩】夜空にはじけるもの《炭酸刺繍》

いっせいに浮かぶ浮かぶ みんなの心の泡ぶくが ぷわぷわ ぷわぷわ すごい勢いで夜空に浮かぶ まるで炭酸水の泡みたい まるで花火大会みたい ううん 今夜はほんとに花火大会よ しゅるしゅるしゅるっとあがって じゅわじゅわじゅわ~って 細かくはじけているのは花火だから。 ほら少し火薬臭いでしょ? 焦げてるの? 燃えてるの? 何が? だから花火の火薬がね ううん みんなの心がね でもみんな夜空にはじけて消えたから ああすっきりしたね 最後に大きな花火がばんっ!って広がったね 金の

【べじ音楽】炭酸水の午後【炭酸刺繍】

【詩】炭酸水の午後        音楽 詩=べじさん 炭酸のはじけるままに 時間がはじけた 青い世界はときに炭酸水で満ちていて 原始の宇宙は泡に包まれたひとつぶの光 公園の花が光を咲かせている 宇宙へと還るまでのあざやかな色彩 炭酸水の午後は 逃げ水を追いかけて一口飲んで ぼくは青空をただ見上げた 雲はシルクの刺繍を帯びてやがて 夕去りがやってくるまで 夏のひとりきり 炭酸水の午後           ©️BEJI-SAN ※ボーカル音声他はcubase付属のサンプル音源集を使用しています。 https://note.com/gentle_zinnia824/n/n08251fe55253?sub_rt=share_pw 藤家秋さんの企画、炭酸刺繍に応募します。涼しそうで爽やかな企画ですね♬ 藤家秋さん、よろしくお願いいたします。

ここはもう、あの頃の未来 | 炭酸刺繍 |アサヒ飲料 #炭酸が好き 応募作品

三年ぶりだね 相変わらず歌が上手だね みんな注文してから歌ってよ お飲み物だって なんにするの 早く早く 俺ビール! うちレモンサワー 私ジンジャーエール えー ジンジャーエール? 酒豪卒業したんだ あのね…私ね 秋に結婚するんだ だからお酒は控えてる へー テイク2だっけ 俺も結婚してーなー 余計なこと言わない さぁみんなお祝いしよっ カンパーイ!!! 藤家秋さんの企画、炭酸刺繍に参加しています。みなさんも夏のしゅわしゅわを楽しんでみませんか。

炭酸刺繍⑥  藤家秋さんの企画

夜明け前 夜の刺繍をひも解いて 朝のしるしを染めあげる きみの朝は声のない鳥 日の入りに 昼の喧騒ひも解いて 夜の刺繍を一針ひとはり きみのゆふぐれはいとかなし ぼくは夏の小舟にのり きみの所作を生け捕る漁師 いわしの群れの街並みを たやすく朱く染めるきみ あたらしい靴をはく日には きまって腕をからませる きみを支えるぼくの手は 熱きこころで煮えたぎる きみの唇のうるおいを ぼくのくちびるに焼きつけて 感じていたい 次会う日まで 粘膜のその出会いとは 星をみつけた夜

炭酸刺繡⑤  藤家秋さんの企画

お祭りの夜 花火には月の伴奏 ぼくは月と手をつなぐ 藍の浴衣 朝顔の柄 「朝顔って秋の季語」ときみ ぼくは朝顔と手をつなぐ きみは金魚にくびったけ そんな目 たまにはぼくに向けろよ ぼくは金魚と手をつなぐ ラムネを手にご満悦 炭酸シュワシュワなきみ ぼくはきみのはなうたと手をつなぐ 遠いとおいきみの手を ぼくはあやしく見つめてる きみの手はまぼろし。たぶん ふじいえあきしゃん よろしくおねがいいたしやんす

暑さを縫い取る【炭酸刺繡|盛夏編 】

酷く暑い夏だ どこの誰が こんな陰謀を仕掛けたのか 太陽は我知らぬと ギンギンギラギラと容赦なく 日差しを投げ下ろしてくる 「いっそお前が夏バテをしろ」 空に向かって吠え立てても 疲れてしまうだけだから 空にスマホを翳して 空に言葉を縫い付ける 酷い夏に 負けぬような ことばたちを 縫い取るのだ 消えない今年 酷暑の証に 拙稿題名:暑さを縫い取る 総字数:150字 秋さん、よろしくお願い申し上げます。 #炭酸刺繍 をイメージして、もう一枚生成画像を(M

風鈴と・短詩五首

風鈴と蝉の合唱 うらやんで 歌いたいのか 蚊やりの豚の 大きな口 買ったばかりの羽なし扇風機 ドーナツをグイ~ンと引き伸ばしたような わっかだけ ムンクの口にも見えてきて 見つめていたら眠れない 入道雲は 巨大白熊の 手のひら はーい!と 夏のご挨拶 さて 冷やしうどんでも 作ろうかと 父の幻が 立ち上がる夏の昼 ソーダ水の コップ 揺らせば カランカランと 氷の風鈴             以上夏の5首 小牧さんの企画に参加させてください。 小牧さんお世話をおか

炭酸刺繍|あの日の海と空 |アサヒ飲料 #炭酸が好き 応募作品

秋さん、みなさん、初参加です よろしくお願い申し上げます(*´꒳`*) #炭酸刺繍 トップ画は、秋さんの素敵なコラージュです✨ なんてことない浜辺で いつものように お好み食べて なんてことない釣竿で 八月の陽射しを 釣り上げる なんて言ったの なんでサイダー 飲まないで うつむいてるの 泡が消えても この日のことは 消えないよ

炭酸刺繍  シロクマ文芸部

風鈴とため息で織りなす我が刺繡から ふつふつと湧き上がる淡き粒は捨てられしおもひ さすれば風鈴の音(ね)は弔いの音 涼やかで清々しいその音は 清められし証 ため息に込められし失望はかの日 雨に洗われたのではなかったか 海に流れたのではなかったか かつての炭酸のおもひ 幾度昇天したことだろう 何度弾けて散っただろう やがて大気とまじりあい おもひうすれ もはやなんの色ももたぬ 地球はおもひを浄化する 激しき憐憫も 猛き失望も ひとたび炭酸に放てば それは黒き海の底に眠り

炭酸刺繍✧♡

 炭酸刺繍と言う言葉を聞いて、不思議な言葉だと思った。  矛盾する二つの言葉のドッキング。  炭酸で想起する泡という、消えていくものと、  刺繍という、一針一針、しっかりそこに残るものと。  その言葉の不思議さを詠んで見た。  ミモザさんのいろいろな企画に巻き込まれているから、その友達の秋さんの企画にも興味が湧いて巻き込まれてみた( ´艸`)

<炭酸刺繍>蝶のように舞う恋詩

君に恋をして 蝶の羽が生えたように 明るく楽しい言葉が偏西風に乗って 僕の胸に一頭、また一頭と 舞い降りてくる そのうちの一頭が炭酸の泡のように パチンとはじける はじけた泡は まばゆい色をつけて 僕の心の中へ広がっていく それは 君が飛ばす想いによって 赤い色だったり 青い色だったり いろんな色に変化する 「ワタシ、アナタがスキ」 と、君の言葉が大空へ飛び立って 僕の元に届いた時には 淡いピンク色に刺繍された蝶の羽は 濃いピンク色へと成長させていく それはまるで 春

【盛夏の炭酸刺繍】とりあえずビールで乾杯🍻

乾杯! 最初の一杯は大きなジョッキの生ビール カチンカチンとグラスを合わせ 笑顔で黄金色の液体を流し込む ちょっと苦くてシュワシュワで口の周りに白い泡 グイグイと飲み干せば今日の嫌な事も忘れるさ 二杯目も生ビールにしようか 焼き鳥に唐揚げ枝豆揚げ出し豆腐 美味しいおつまみ美味しいビール 憂鬱な気分も消えてきたかな 次は何を飲もうかな レモンをギュッとしぼったレモンサワー ちょっと酸っぱいレモンサワー 今日の酸っぱい思いもレモンサワーで流し込め! だんだん楽しくなって