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木下憂朔、UFCデビュー戦は黒星となる

CSで査定試合をクリアし日本人で初めてCS出身となった木下憂朔。

そんな彼のデビュー戦に注目が集まっていた。

ウェルター級
●木下憂朔 VS. ○アダム・フューギット

けれどそこはやはりUFC、簡単にクリアすることは出来なかった。

スタンドでは良いプレッシャーを与え、オクタゴン内で自由に動いていた木下だったが、そのリラックスぶりが仇となってしまった。

フューギットはハイやローでけん制しながら、距離を潰してきた相手にカウンターを差し込むのがとても得意な選手だ。

その得意技術に木下は捕まってしまった。

緩い構えを取りながら不用意にローキックを放ったところをフューギットは見逃さず、木下の顔面目掛けて正確なカウンターを打ち込んだ。

これが効いてしまった木下はその後の展開で力を使えず、ラウンド終了まで生き残ることが出来なかった。

フューギットの追撃も的確でUFCのレベルではエスケープして凌ぎ切ることも非常に困難となっていることが分かる瞬間だった。

初戦を白星で飾って華々しいスタートを切りたいところだった木下だが、キャリアで初めて負かされた(その前の一敗は反則によるもの)経験はきっと彼をさらに成長させるに違いない。

日本人が戦っていくのは厳しい階級での勝負だが、その中でもあっと驚く試合・勝利を今後見せてくれる可能性とポテンシャルは十分に持っていると思うので、次の試合に期待したい。

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